2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ

スポーツ

2019年3月27日 (水)

逆境からの復活V!

 今、競泳の池江璃花子選手が重い病気と懸命に闘っている。今年、高校を卒業したばかりだが、これまで出場する大会で次々日本記録を塗り替え、アジア大会でも6冠を達成するなど、向かうところ敵なしで、来年に迫った「東京五輪2020」では、有力なメダル候補にも挙がっていた彼女が、今年1月、「白血病」であることを告白し、日本中、いや世界中のライバルたちにも衝撃を与えた。
 18歳という若さの天才スイマーに対し、オリンピックまであと1年というタイミングで、神様はなんという試練を与えるのか・・・。
 私は一池江ファンのひとりとして、彼女には闘病生活を克服し、競技会への復帰を心から待ち望んでいる身の上である。よって、彼女には一日も早い復活を願っていることから、これまでスポーツ界で、奇跡の復活劇や逆境からの復活優勝を遂げたアスリートの映像を特集し、病気と闘う彼女へのエールを送りたい。

 1 山下泰裕、ロス五輪で悲願の金メダル!

 その4年前のモスクワ五輪を政治絡みでボイコットを余儀なくされた山下選手。日本の柔道界をリードし、世界選手権でも負けなしの強さで、常にトップの座に君臨していた柔道家だった。その彼が、満を持して出場した1984年のロサンゼルス五輪。その準決勝で、彼は膝に思いがけぬ大怪我を負った。
 決勝ではエジプトの巨漢・ラシュワンとの対戦で、足を引きづって畳に上がった彼だが、決して受け身に回ることなく攻め続け、相手を抑え込み、見事、金メダルを獲得したのだった。

 2 平成の三四郎・古賀稔彦~逆境からの金メダル~バルセロナ五輪

 1992年に開催されたバルセロナオリンピック。そこで金メダル確実と思われていた、日本柔道界の実力No.1だった古賀稔彦。しかし、現地入りした後の、稽古中に悲劇は起きた。組相手だった吉田秀彦の技で、膝を負傷。歩くのもやっとという重い症状だった。しかし、彼は不屈の精神で大会に臨み、終始足を引きづりながら畳に立ち、一本勝ちを連発し、決勝の大舞台へ。
 決勝では、思うように体が動かず、技を出せずに苦しみ、劣勢のまま「旗判定」へ。そこで古賀側に旗2本が上がり、念願の金メダルを奪取したのだった。
 この快挙に一番喜んだのは、誰あろう。段どり練習相手の吉田選手だった。

 ここまで来ると体力よりも精神力の方が大事で、足を痛めだがらも優勝までたどり着いた執念は凄まじいものがある。

 3 羽生結弦、大怪我からの奇跡の復活劇

 記憶に新しい2018年2月に行われた「平昌冬季五輪」。その数か月前に日本のエース羽生結弦選手は練習中、着氷に失敗し、右足に重傷を負った。その後の練習や試合をすべてキャンセルし、負傷の治療と回復に努めていた。ファンはもとより、誰もが羽生のメダル獲得は無いものと心配した。しかし、満身創痍の中、彼は大観衆の見守る大舞台で、数か月の間、氷の上に立てなかったことを想像できぬほど、華麗なステップや4回転猿故―、トリプルアクセルをノーミスで決め、見事オリンピック2連覇を達成したのだった。奇跡の復活劇に日本中が歓喜し、涙したのだった。会場を埋め尽くした大歓声と、投げ込まれたクマのプーさんのぬいぐるみの多さがそのフィーバーぶりを物語っていた。

 この動画を採用したのは、池江選手がこれを見て勇気づけられればと思い、エールを送りたくて選んだ。逆境に強い者ほど真の王者だし、苦難や困難のその先に栄光が待っていると信じている。
 今、命と向き合い、懸命に病と闘っている池江選手。それを克服し、檜舞台に戻って来た時には、一皮もふた皮も向けた彼女が見られることを願ってやまない。

 

 

2019年3月 5日 (火)

日本人トッププレーヤーは外国人?

 「人種問題」に関わるため、あまり声を大にして言えないが、世界で活躍する日本人トッププレーヤーには、元を正せば外国人だったり、ハーフだったりすることをご存知でしょうか。
 もちろん、正式に日本国籍を取得し、日本人であることに間違いはないのだが、純粋な日本人とは言い難い部分もなきにしもあらずだ。身体能力が日本人とは異なっており、だから世界を相手に活躍できるものと推察できる。
 では、本日の本題である検証をしていきたい。

 1 王 貞治

 ご存知、「世界のホームラン王」。長嶋茂雄のように天才肌ではなく、荒川コーチと二人三脚で厳しい練習に耐え、努力を積み重ね、「一本足打法」を確立した。そして見事、868本本という前人未到の大記録を樹立したのだった。
 しかし、彼は純粋な日本人ではなかった。父親は中華料理屋を営み、台湾出身であった。したがって、王貞治選手もまた台湾国籍であった。よって、早稲田実業高校1年生でエース。甲子園優勝投手になったが、その後の国体には国籍の関係で出場できなかった。
 だから今でも台湾球界では、王選手をリスペクトして止まないのはそのためだ。

Oh_sadaharu

 2 張本 勲

 日本で初めて3,000本安打を達成し、「安打製造機」の名をほしいままにした。
 今でこそ、野球解説者として好き放題語る論客で、どんなに陰で努力をしても、1位以外は絶対に認めない、結果第一主義の厳格者だ。2位以下は「喝!」を入れまくり、自分以外の功労者を讃えない自己中ぶりは聞くに堪えない。私は彼は、「老害」以外の何物でもないと考えている。
 あの歯に衣を着せぬ強烈なものの言いようは、日本人の謙虚さや慎ましさを著しく欠いていると誰もが思ったことだろう。それもそのはず、彼は在日韓国人だからだ。日本を徹底的に批判し、いちゃもんのオンパレードで、当り構わずケチをつける国民性そのものだ。
 唯我独尊で、自分自身がこの世で一番偉いと思い込んでいる独裁者の類だと思っている。
だから、昔式のスパルタで、選手を罵倒し、チーム内不和の元凶となる恐れが高いため、監督はおろか、コーチ招聘のお呼びすら掛からなかったのはそのためであろう。

Harimotoisao

 3 大阪なおみ

 彼女はアメリカ人(黒人)の父と日本人の母を持つハーフであった。今でも日米両国の二重国籍取得であり、東京五輪代表になるには、どちらか一方の国籍に絞る必要がある。
 昨年の全米、今年の全豪を制し、グランドスラムに最も近いプレーヤーであることに疑う余地はない。事実、彼女は世界ランク1位に君臨した。
 しかし、アメリカ人の父親譲りの強靭なフィジカルの持ち主である反面、精神面が弱い部分があり、これが勝敗を大きく左右する。メンタルは些細なことで思い悩む部分は日本人っぽいところがある。
 これまで精神的な支えであったコーチが彼女の元を離れ、彼女は精神面を立て直すことが出来ず、次戦は初戦敗退となった。実にわかりやすい。
 今後、彼女と対戦する選手は、メンタル面に付け込んだり、焦らし戦法で自滅を待つプレースタイルに変えてくるかもしれない。私は彼女はこれからが真価が問われるし、正念場と見ている。

Ohsakanaomi

 4 張本智和・美和兄妹

 「張本」という名前でもわかる通り、「張(チョー)」さんというのは中国名であることが多い。事実、両親は中国四川省出身の中国国籍であり、2014年に日本へ帰化している。

 しかし、弱冠15歳にして、世界大会で優勝した腕前だし、日本の第一人者の水谷準選手にも4勝1敗と大きく勝ち越している。東京五輪では、メダル候補に挙げられている。

 それ以上に実績が凄いのが実の妹の「美和」で、大会では高校生を倒すほどの腕を持つ。年齢制限で東京五輪は出場できないが、いずれ、日本女子卓球界を背負って立つ存在になることは間違いない。

Harimototomokazu Harimotomiwa

 5 ケンブリッジ飛鳥

  陸上大国ジャマイカ生まれの日本の男子陸上競技選手。専門は短距離走。100mで10秒08、200mで20秒62の自己ベストを持つ。2016年リオデジャネイロオリンピック4×100mリレー銀メダリスト。オリンピックではアンカーを務め、ウサイン・ボルトに次ぐ2位でゴールテープを切り、一躍ヒーローとなった。

Kenbridge

 さて、少しは今日の記事を選んだ意図を汲んで頂けたでしょうか。不思議なことに、今日取り上げた5人(6人)は、大坂なおみは不明だが、いずれも血液型がO型という共通点がある。私は球技はO型に勝てないと思っている。それは欧米や南米は大半がO型で占有しており、陸上や球技(アメフト、メジャーリーグ、NBA)などの一流アスリートの大多数がO型であることで証明がつく。
 O型は動体視力に優れているし、目標達成のためには労苦を厭わない、バイタリティ溢れる性格であることも強みだ。
 他にも卓球では、平野早矢香、伊藤美誠、石川佳純、平野美宇はO型だ。
 陸上では、桐生祥秀や末續慎もO型。

 悲しいかな、彼らも日本を代表するアスリートに相違ないが、体力的に勝る外国の血が入ってこその身体能力だった。

 

2019年2月19日 (火)

私の好きな競技別アスリートたち

 半世紀以上生きている私にとって、テレビとスポーツ、そして音楽は大好物だ。特に、スポーツは学生時代に野球を齧っていたため、やるのも観るのも好きだ。
 憧れの選手は数多くいるが、様々な競技に於いて、これまで好きだった選手をまとめてみたい。さらに嫌いな選手を記載するのは、好みなので些か気が引ける部分もあるが、私的な趣向であることをご容赦ください。

 好きなプロ野球選手         嫌いなプロ野球選手

 1位 王 貞治            1位 江川 卓
 2位 津田恒美           2位  野村克也
 3位 平野光泰           3位  ソン・ドンヨル      
 4位 進藤達哉           4位 張本 勲
 5位 田中将大           5位 清原和博

  好きな選手も嫌いな選手もO型が多いのはなぜ?

 好きな大相撲力士         嫌いな大相撲力士

 1位 輪島大士           1位 朝青龍
 2位 千代の富士          2位  北の湖 
 3位 栃東(2代目)         3位 貴ノ浪
 4位 舞の海             4位 双羽黒
 5位 増位山             5位   曙 

  ほかに富士桜や黒姫山、麒麟児、巨砲、魁傑、金剛も好きだった。

 好きなゴルファー          嫌いなプロゴルファー

 1位  香妻琴乃           1位 尾崎将司
 2位 藤田寛之           2位  青木 功 
 3位 中島常幸           3位 イ・ボミを除く韓国人ゴルファー 
 4位 有村智恵           4位 尾崎建夫
 5位 不動裕理           5位 石川 遼

 トッププロは韓国もそうだがB型ばかり 青木、尾崎兄弟、岡本綾子、宮里、丸山、片山、
松山、古閑などは全員B型
 他には左利きだった羽川豊選手が好きだった。

 好きなボクサー           嫌いなボクサー

 1位 大場政夫           1位  亀田興毅 
 2位 沢村 忠           2位 亀田大毅 
 3位 具志堅用高         3位 輪島功一
 4位 富山勝治             
 5位 赤井英和          

 沢村と富山はキックボクサー 嫌いなボクサー3人はいずれもB型

 体操

 1位 内村航平 オリンピック個人総合連覇           
 2位 米田 功  アテネ五輪の男子団体の金の立役者           
 3位 ナディア・コマネチ      モントリール五輪で満点連発 白い妖精と呼ばれた      
 4位 具志堅幸司 ロス五輪で男子個人総合金メダリスト
 5位 冨田洋之 アテネ五輪男子団体のファイナリスト 見事金メダルを獲得した

 嫌いな体操選手はいないので非掲載 

 サッカー

 1位 井原正巳 日本代表のDFにして最高のリベロ アジアの壁と言われた
 2位 松田直樹 横浜マリノスのDF 夭折したのが惜しまれる
 3位 川口能活 日本代表GKとして長年活躍した
 4位 中村俊輔 左利きのファンタジスタ
 5位 中澤佑二 ベルディやマリノスで活躍 日本代表としてもセンターバックを長く務めた

 ほかにも本西、宮本、小笠原、三浦知良、平山相太、小倉隆史は好きな選手だった。嫌いなサッカー選手はいない。

 フィギュアスケート

 1位 羽生結弦 五輪2連覇の日本のエース 怪我に耐えながら頑張った
 2位 本田武史 我が郡山市出身のスケーターでオリンピアでもある。
 3位 紀平梨花 16歳ながら昨年のGPファイナルで優勝
 4位 荒川静香 トリノ五輪金メダリスト
 5位 高橋大輔 引退後ブランクから、見事に復活を遂げた

 フィギュアスケートはB型とO型が多数を占める。羽生結弦、宇野昌磨、伊藤みどり、浅田真央、宮原知子、坂本花織はいずれもB型。紀平と荒川静香はO型

 柔道

 好きなスキージャンパー       嫌いなジャンパー

 1位 笠谷幸生            1位 ニッカネン 
 2位 秋元正博            2位 アホネン
 3位 西方千春            3位 バイスフロク
 4位 金子祐介            4位 原田雅彦 
 5位 岡部孝信            5位 八木弘和

 ほかにも渡瀬あゆみ選手は好きな選手だ。嫌いな選手は強すぎる外国勢が多い

 ラグビー

 1位 松尾雄治 新日鉄釜石の7連覇に貢献した 
 2位 平尾誠二 相手のタックルを華麗なステップで交わす姿に女性ファンが熱狂した
 3位 堀越正巳 熊谷工、早稲田、神戸製鋼で活躍し、日本代表にもなった小柄ラガー
 4位 井上大介
 5位 大八木淳史 

 新日鉄釜石と神戸製鋼は私の20代の頃の最強チームだった。

 柔道

 1位 山下泰裕 モスクワ五輪ボイコット後、ロスで悲願の金メダリストに
 2位 古賀稔彦 バルセロナ五輪時、吉田秀彦との稽古中に大怪我を負った
 3位 遠藤純夫 山下泰裕のライバル 必殺技は「かに挟み」 福島県出身
 4位 野村忠宏 前人未到の五輪三連覇 国民栄誉賞を貰えないのが不思議
 5位 井上康生 シドニー五輪で待望の金メダル

 嫌いと言うより苦手な柔道家は石井、鈴木桂樹、篠原

 バレーボール選手

 1位 森田淳悟  ドライブサーブのパイオニア
 2位 江上由美  三屋裕子や中田久美らとともに日立の黄金時代を築いた
 3位 白井貴子  日本代表として活躍したエース
 4位 横山樹里  ジュリ・スマイル』で日本中から愛されたヒロイン
 5位 猫田勝敏  ミュンヘン五輪優勝の主要メンバー 彼のトスは天下一品

 競泳

 1位 池江璃花子 出る種目で日本新を連発 日本の最強女子だが世界水泳で金を
 2位 中西悠子 女子個人メドレーでは敵なし
 3位 瀬戸大也 世界水泳「バタフライ」で金メダル 個メでは萩野とライバル
 4位 岩崎恭子 バルセロナ五輪女子200m平泳ぎで14歳にして金メダル
 5位 北島康介 アテネ・北京で平泳ぎでオリンピック二連覇の快挙

 陸上

 1位 新谷仁美 4年のブランクを経て昨年復帰 日本中距離界のエース
 2位 柏原竜二 箱根駅伝5区山登りで「新山の神」と呼ばれた
 3位 玉城かんな 名城大学陸上部 駅伝で大活躍 
 4位 鈴木優花 大東文化大学1年 駅伝で12人抜きの快走 秋田出身
 5位 鈴木亜由子 東京五輪マラソン代表候補 愛知県出身

 監督

   好きな監督         嫌いな監督

 1位 西本幸雄        1位 野村克也 
 2位 仰木 彬         2位 鈴木啓示
 3位 藤田元司         3位 高木守道 
 4位 星野仙一        4位 金本知徳
 5位 岡田武史        5位  馬淵史郎 

 他に好きな選手・好きだった選手を一挙お送りしたい。

 1 潮田玲子 バドミントン
 2 早田ひな 卓球
 3 浅尾美和 ビーチバレー
 4 錦織 圭  テニス
 5 野茂英雄 メジャーリーガー
 6 高橋みゆき バレーボール
 7 萩原美樹子 バスケットボール
 8 村口文子 ゴルファー
 9 西原加純 ヤマダ電機の中距離ランナー
10 

 
 

 

2019年1月30日 (水)

スポーツの高齢化進む?

 プロのスポーツ界も高齢化が進み、各界ともに「レジェンド」と呼ばれるアスリートが増えつつある。かつては40歳を過ぎれば体力の限界を知り、必然的に引退を余儀なくされたスポーツアスリート達。しかし、トレーニング方法の進化や体力の保持増進によって、選手寿命が延びたのは言うまでもない。
 現に「アラフォー」どころか「アラフィフ」であっても現役を続行している選手がいる。今日は、そうしたレジェンド達にスポットを当てたい。
 なお、今回の記事は「楽天ニュース」記事からの引用であることを申し添えます。

 三浦知良 51歳

 「カズ」の愛称で知られる日本サッカー界のレジェンド。弱冠15歳で単身ブラジルに渡り、18歳にしてサッカー南米の名門「サントスFC」とプロ契約を結ぶなど、日本人として初めて「サッカー王国」で活躍。1990年に日本に戻り、Jリーグの初代MVPに輝くなど、日本のサッカーブームを牽引した。ゆえに今でもポルトガル語を流暢に話せる。
 また、1994年には、イタリア・セリエAの「ジェノア」に移籍し、アジア人初の「セリエA」プレイヤーとなり、その後もクロアチア・「ザグレブ」やオーストラリアの「シドニーFC」に移籍するなど、現在では当たり前のようになっている海外移籍を果たす日本人プレイヤーの先駆け的存在としても知られている。
 彼はいわば、海外クラブ移籍のパイオニアであり、日本サッカー界の「スーパーレジェンド」と言える。

 葛西紀明 46歳

 1992年の「アルベールビル五輪」に19歳で初出場して以来、史上最多となる7大会連続の冬季五輪出場、日本人男子最多となるW杯通算17勝、W杯最年長優勝(42歳176日)などの記録を打ち立て、国内外から「レジェンド」と称えられるスキージャンパー。
 かつては、身体をスキー板より前に出るほど深く前傾させるダイナミックな飛行姿勢が本場ヨーロッパで人気を集め、「KAMIKAZE(カミカゼ)」の異名で呼ばれていた。
 葛西の登場までスキージャンパーの選手寿命は35歳くらいで、40歳を超えても第一線で結果を残す姿は異例。それだけに、ファンのみならず、選手やコーチ陣からも尊敬を集め、40歳を越えた頃から海外で「レジェンド」と呼ばれるようになったという。

 私が昭和60年頃に、札幌の「大倉山シャンツェ」でジャンプ競技を生で見た時は、当時第一人者だった「秋元正博」選手や「西方千春」選手らが日本ジャンプ界をリードしていた。
秋元選手がワールドカップで、日本人初優勝したまさにその大会を、私は会場で生で見ていたのだ。

 イチロー 44歳

 いわずもがなだが、老若男女を問わずリスペクトされる日本一のプロ野球選手。
 日本プロ野球ではMVP、首位打者、打点王、盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブ賞などを獲得し、2000年オフに日本人初の野手としてメジャーリーグベースボールに移籍。MLBでは、MVP、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などを獲得した。2004年にはMLBのシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新し、コミッショナー特別表彰を受けた。2016年にはMLB通算で3000本安打、500盗塁、さらにNPB/MLB通算でのプロ野球における通算最多安打数(ギネス世界記録)を樹立するなど活躍している。

 彼の活躍で印象深いのは、「第2回ワールドベースボールクラッシック」決勝の韓国戦で、勝ち越しのセンター前ヒットを放ったシーン。あれはスカっとした。
 二度打診されて二度とも断った「国民栄誉賞」をもうそろそろ受賞してもいいかと思う。

 伊達公子 47歳

 小1でテニスを始め、インターハイでシングルス・ダブルス・団体の3冠を達成するなど活躍し、高校卒業と同時にプロテニスプレーヤーに転向。1994年に海外ツアー初優勝を果たし、日本人選手として初めて世界ランキングトップ10に入りました(9位)。
 95年にはランキング4位まで駆け上がり、96年には当時世界1位で現在でも“史上最強”と称されるシュテフィ・グラフを撃破。同年11月に25歳の若さで惜しまれつつ引退するも、2008年4月にプロテニスプレーヤーとして復帰し、復帰からわずか7カ月で全日本女子シングルス・ダブルスで優勝。
 その後、世界ツアーへ挑戦の場を移し、09年には13年ぶり8度目となるWTAツアーシングルス優勝を果たしています。38歳11カ月30日での優勝はビリー・ジーン・キング(アメリカ)の記録に次ぐ歴代2位の年長優勝記録です。
 2017年9月12日(火)ジャパンウィメンズオープンテニスが現役最後の試合となった伊達公子選手。伊達選手の引退試合となった一回戦の試合は、相手選手に2セット(6-0、6-0)連取され、勝利することができませんでした。試合後のセレモニーの中で、花束のプレゼンターでありTV解説をしていた浅越しのぶさんが、試合中の伊達選手についての秘話を披露。すると、浅越さんも伊達選手も号泣。

 またまた電撃復帰しそうな気がしてしまうのは私だけではないだろう。

 神山雄一郎 50歳

 通称「競輪界の神様」。
 日本競輪学校61期をトップで卒業し、1989年4月にS級に昇格してすぐにG3初優勝と順調な選手人生を歩み、G1レース16勝、生涯獲得賞金27億円超などの史上最高記録を持つ競輪選手。記念競輪(G3)優勝(2016年・47歳329日)、G2優勝(15年・47歳22日)といった最高齢記録も保持しています。

 競馬や競艇は馬・船が走るので長くジョッキーを出来そうだが、競輪は自前の体力勝負なので相当きついと思う。50歳過ぎての現役続行は驚異というほかない。

 また、女性アスリートも30代を越えてなおバリバリ現役を貫くアスリートが多い。

 新谷仁美(陸上)・・・30歳で現役復帰
 伊調馨(レスリング)・・・34歳 五輪4連覇中
 山本美憂(格闘家)・・・44歳

  このように、少し前ならとうに引退していた年齢でも、根気と体力の維持で、40歳を過ぎてなお現役を貫く選手が多くなった。よく「心技体」の充実と言われるが、鍛錬でいかようにも体力の衰えを克服できるようになった。気持ちが切れなければ、カズや伊達公子のように、長く現役を続行できるというのは、他のアスリート達のモチベーションアップにも貢献している。
 今後、「レジェンド」と賞賛されるアスリートがますます増えそうだ。
 

 

2019年1月21日 (月)

女子駅伝の注目株!

 昨年(2018年)の秋口から、急に駅伝が好きになった。しかも女子駅伝に熱を上げている。もとから「箱根駅伝」は我が福島県出身のランナーが多く、今井正人、柏原竜二などが大好きで応援していたが、高校駅伝や大学駅伝、実業団駅伝などの放送を毎回欠かさず観ているうちに、お気に入りのランナーや東京五輪に向けて素質のある期待できるランナーが数多くいることに気づかされ、是が非でも応援したくなった。

 特に、長年、日本陸上界のトップに君臨し、4年前に引退した「新谷仁美」選手のファンになった。彼女は26歳で引退し、その後、普通のOL生活をしていたが、昨年に電撃復帰した。4年間のブランクを感じさせない引き締まった身体と、福士加代子と同様にネアカで勝ち気な性格が奏功し、いきなり鮮烈な再デビューを飾り、光彩を放った。
 まず、福島市を会場に行われた東日本女子駅伝では、首位と1分30秒差がありながら、5人を次々とごぼう抜きし、終わってみれば東京を10年振りの優勝に導いた。なんと最初の5kmを15分フラットで入る快走ぶりで、その実力をまざまざと見せつけた。
 
 年明けには、走り慣れた京都を舞台に開催された「都道府県対抗女子駅伝」で、アンカー区間(9区10km)を走った。首位と3分30秒も差がある16位でタスキを受け取り、あれよあれよという間に前を行くランナーを気持ちが良いくらいに追い抜き、最後は7人抜きで首位とは1分30秒差まで縮め、9位でフィニッシュした。MGCへの出場権を獲得している実業団の選手たちのお株を奪い、なんと歴代3位となる区間賞までかっさらっていったのだった。

 彼女の無類の強さは、高校1年から発揮しており、その実力は折り紙付きであった。岡山の興穣館高校出身で、師走の都大路を走る「全国高校駅伝」で、高1から高3までの3年間、1区を走り、3年連続区間賞、しかも2年時には6kmで19分を初めて切る区間新記録を樹立した。さらに翌年の3年時には、自身の持つ区間記録をさらに更新するなど無敵の強さを見せつけた。独特な上下動のないピッチ走法で、スタートからグングン加速し、西京極陸上競技場を出た瞬間から2位以下を引き離し、独走状態を築くなど、段違いのスピードで他を圧倒した。

 しかし、東京五輪を目前に控えた時期にの彼女の復帰は、他のライバルランナーにとって脅威であった。彼女の存在に触発されて、ますます女子陸上のレベルがワンランク上がるように思われる。
 しかし、彼女自身はマラソンを目標にしているのではなく、トラックに照準を合わせている。とにかく1万メートルへのこだわりは人一倍強い。だから、女子マラソン代表を争うMGCなど眼中にない。

 次に、私が駅伝に夢中になったのは、新谷仁美選手の存在だけではない。大学駅伝で二冠を達成した「名城大学」の頑張りと活躍にある。そして他校のライバル選手たちにも優秀なランナーが多くいて、切磋琢磨して鎬を削っている姿に感銘を受けた。
 長野東高校出身者が多い名城大だが、米田監督の人徳も素晴らしく、全国の有望ランナーが彼を頼って集まって来るのもわかる気がする。

 加世田梨花・・・エースで2年生。千葉県成田高校出身
 和田有菜・・・・1年生で長野東高校時代から高校駅伝で活躍 区間賞多数
 高松智美ムセンビ・・・お父さんがケニア人のハーフ 大阪薫英高校出身
 玉城かんな・・・お父さんが長野東高校監督 身長が高く、飛び跳ねるような走法
           キュートで可愛らしくて私が好きなタイプだ。4年生
 松浦佳南・・・4年生 昨年はインフルで欠場を余儀なくされたが、今年は見事区間賞
 青木和(のどか)・・・4年生で駅伝部主将
             大学駅伝ではアンカーで1位のゴールテープを切り、富士山駅伝では
             1区2位の力走 

 https://www.youtube.com/watch?v=3j3Qn2qET1M

 杜の都仙台で行われた「大学女子駅伝」、暮れに行われた富士山駅伝で、見事優勝し、宿敵立命館大学を破り、見事大学二冠の栄誉に輝いた
 また、東日本女子駅伝や全国都道府県女子駅伝にも駆り出されるほどの実力者揃いだ。

 大学生で期待できる逸材

 ① 鈴木優花(大東文化大1年)・・・秋田大曲高校出身 秋から鮮烈デビュー 区間賞
 ② 関谷夏希(大東文化大3年)・・・鼻のテープがトレードマーク 大東大のエース
 ③ 佐藤成葉(立命館大3年)・・・立命館のエース 可愛い
 ④ 五島莉乃(中央大学3年)・・・富士山駅伝1区で大学選抜で出場し区間賞
 ⑤ 樺沢和佳奈(慶應義塾大2年)・・・富士山駅伝2区で大学選抜で出場し区間賞
 ⑥ 棚池穂乃香(京都産業大3年)・・・富士山駅伝区間3位

 この中では秋田出身で大東文化大学1年生のスーパールーキー「鈴木優花」選手の今後の成長が楽しみだ。暮れの「富士山駅伝」で上り坂が続く最終区を走り、前年に立命館大の選手が作った区間記録をなんと1分30秒も縮める快挙を成し遂げた。しかも彼女は高校時代はインターハイに出場し、女子3000mで4位に入賞はしているものの、まったくの無名で、大学入学後にその才能が開花した。
 身長が高く、グイグイ機関車のように突き進むスタイルの走り方で、全国大学女子駅伝で、エース区間の2区を走り、なんと12人抜きをやってのけた。女子中距離のエースになれる逸材だ。顔も可愛い。

 高校生で期待できる逸材

 廣中璃梨佳(長崎商)・・・出場するレースはすべて区間賞という怪物

 全国高校駅伝 https://www.youtube.com/watch?v=uRnjLYi6b5A
 都道府県駅伝 https://www.youtube.com/watch?v=gKzWrCihOJ8
           

 今年の都道府県女子駅伝1区では、実業団の実力者で前年区間賞の「鍋島」とデッドヒートを繰り広げ、ラストスパートで見事に区間賞を獲得した。

 今年2019年の女子大学駅伝は「大東文化大学」が強いとみている。4年生になる関谷、山口に加えて鈴木もいる。名城大学の3人(高松・和田・加世田)と対等に戦える選手が揃っている。

 そして最後に、実業団駅伝の有望株としては、ぜひ東京オリンピック代表になって欲しい人材として「鈴木亜由子」選手を推したい。
 昨年の北海道マラソンで、初マラソンに挑戦して見事初優勝を成し遂げた。駅伝では愛知代表として過去、何度も出場し、その都度選手をごぼう抜きし、2年前と今年、アンカーで大逆転を演じ、優勝に導いた立役者でもあった。ピョンピョンとウサギのように飛び跳ねるような個性的な走法で、前を行くランナーに追いつき、あっという間に抜き去っているカッコ良さは凄すぎる。顔も可愛い。つい応援したくなる存在だ。

 さて、新谷仁美選手の復活劇に始まり、大学駅伝の注目株や実業団駅伝の有望株も取り上げたが、秋から冬にかけては駅伝三昧だった。彼女たちの頑張りから目を離せない。

 編集後記

 この記事を書き上げたのが1月20日(日)の朝9時台だったが、まさにこの日の午後に行われた全国都道府県対抗男子駅伝で、我が福島県チームが悲願の初優勝を成し遂げた。

 2010年大会で惜しくも2位だった時、アンカーの佐藤敦之選手が、兵庫の竹澤健介選手との残り200mのスパート合戦で逆転されて、優勝を逃したことが記憶に新しいが、僅か2週間前に「箱根駅伝」で4区を走って区間新記録を出した東洋大学の相澤晃選手が、最終7区で前を行く群馬のランナーを7.5キロ付近で交わしてスパート。そのまま1着でゴールテープを切った。

 未だ原発事故の風評被害で苦しむ福島県民への最大の激励となった。地元福島では、号外が飛び出すなど、最大級の賛辞を送った。

 我が福島県は、「長距離王国」と言われている。1964年の東京五輪の男子マラソンで銅メダルに輝いた須賀川市出身の円谷幸吉に始まり、元マラソンの日本記録保持者だった藤田敦史選手(清陵情報高→駒澤大→富士通)、北京五輪代表で早稲田大、実業団でも活躍した佐藤敦之選手、箱根駅伝で「元祖山の神」と呼ばれた「今井正人選手(順天堂大学)、さらにはご存知東洋大学を往路4連覇に導き、黄金時代を築く立役者となった二代目「山の神」の柏原竜二選手もいた。

 今回ようやく東北勢にも初の日本一をもたらす活躍を見て、私も感動した。全国高校サッカーの尚志高校の3位と言い、今回の駅伝優勝と言い、平成最後の年にあって、福島県選手の頑張りが光ることは、同じ県民として嬉しい限りだ。

 残すは、高校野球で、「ぜひとも白河の関越えを果たして欲しい」と心から願って、今日の記事を結びとしたい。

2019年1月 9日 (水)

THE 兄弟スポーツアスリート

 古くはゴルフの尾崎将司と尾崎健夫、直道兄弟、プロ野球の金田正一と金田留広兄弟、大相撲の若貴兄弟、逆鉾、寺尾兄弟、陸上の宗兄弟などが代表的だったが、スポーツ界でも兄弟・兄妹、姉妹などのアスリートが数多く存在する。来年の「東京2020」を控え、是が非でもスポーツの話題が持ち切りとなる今年、早速スポーツの話題で始めたい。

 1 陸上界

 ①市田兄弟・・・兄・市田孝、弟・市田宏(大東文化大→旭化成)
 ②服部兄弟・・・勇馬(東洋大→トヨタ自動車)、弾馬(東洋大→トーエネック)
 ③設楽兄弟・・・兄・啓太(東洋大→日立物流)、弟・悠太(東洋大→Honda)
 ④村山兄弟・・・兄・謙太(駒大→旭化成)、弟・紘太(城西大→旭化成)

 いずれも箱根駅伝で名を馳せた選手たち。今は現役の社会人ランナーとして活躍している。

 ⑤室伏兄妹 兄・室伏広治(ハンマー投げ)、妹・由佳(円盤投げ・ハンマー投げ)

 2 フィギュア界

 ①浅田姉妹・・・姉・舞、妹・真央
 ②村主姉妹・・・姉・章枝、妹・千香
 ③本田三姉妹・・・長女・真凛、次女・望結、三女・紗来

 3 スピードスケート

 ①高木姉妹・・・姉・菜那、妹・美帆

 4 カーリング
 
 ①吉田姉妹・・・姉・知那美、妹・夕梨花

 3 バレーボール界

 ①石川兄妹・・・兄・祐希、妹・真佑

 4 柔道

 ①阿部兄妹・・・兄・一二三、妹・詩(うた)
 ②谷本姉妹・・・姉・歩実、妹・育実
 ③上野三姉妹・・・長女・雅恵、次女・順恵、三女・巴恵

 5 ボクシング

 ①亀田三兄弟・・・長男・亀田興毅、次男・亀田大毅、三男・亀田和毅
 ②井上兄弟・・・兄・尚哉、弟・拓真

 6 レスリング

 ①伊調姉妹・・・姉・伊調千春、妹・伊調馨

 7 ゴルフ

 ①宮里兄弟妹

 8 スキー

 ①萩原兄弟・・・兄・健司、弟・次晴
 ②小林4兄弟・・・長男・潤志郎、次男・陸侑、三男・龍尚、長女・愉果
 ③渡瀬兄妹・・・兄・雄太、妹・あゆみ
 ④渡部兄弟・・・兄・暁斗、弟・善斗

 9 体操

 ①池谷兄弟・・・兄・幸雄、弟・直樹
 ②田中三兄妹弟・・・長男・和仁、長女・理恵、次男・佑典

10 卓球

 ①張本兄妹・・・兄・智和、妹・美和

11 野球

 ①新井兄弟
 ②リー・レオン兄弟
 ③江藤慎一・江藤省三兄弟
 ④堂上兄弟
 ⑤二村兄弟
 ⑥松沼兄弟

12 競馬

 ①武豊・武幸四郎

 さて、私にも兄弟がいるが、小さい頃はよく比べられることが多くて嫌な思いもしたが、今では兄弟がいて心強いし、有り難いと思う。
 まして世界を相手に戦うアスリートはメンタル面でのサポートはが大きい。家族(兄弟)であれば、他には見せられない弱音を吐くことも出来るし、嘘偽りなく相談できるであろう。そうした心の支えがアスリートたちをさらに強くすると思う。

2018年12月25日 (火)

2018年スポーツ名シーン集

 今年は2月のピョンチャン五輪に始まり、サッカーW杯など、スポーツが目白押しだった。スポーツは筋書きのないドラマであって、しかも全国、あるいは世界中の優秀なアスリートたちが一堂に会し、そして熱戦を繰り上げるという意味でも価値がある。

 今年で平成は最後になるが、2018年シーズンもまた例に漏れず、感動的なスポーツシーンのオンパレード(死語?)だった。そんな中、私が独断と偏見で選ぶ、感動的な名シーンを5つ取り上げたい。

 第5位 卓球のみまひなコンビが世界大会で優勝

 18歳の同年代コンビが卓球競技で輝きを放った。ダブルスを組み、世界中の強豪を相手に互角以上に渡り合い、世界ランク1位の中国ペアに競り勝った。すると、買った瞬間、「勝っちゃったよ」とまるで他人事のように振る舞う天然さ。実に微笑ましかった。その後も伊藤美誠は世界大会で勝ち続け、東京五輪の救世主に成長した。

 第4位 カーリング娘。(LS北見)が英国に勝って銅メダルを獲得

 これもまた奇跡的で神がかっていた。粘り強いカーリングで準決勝に勝ち進んだLS北見チーム。全員が北見市常呂町出身であり、息の合ったパフォーマンスを見せた。準決勝で地元の韓国に惜敗して臨んだ3位決定戦。強豪の英国に臆することなく、立ち向かい、最終エンドで相手のミスを誘い、オリンピック女子カーリング史上初となる銅メダルを獲得した。彼女たちは日本中に感動を巻き起こし、プレー中に吉田奈都美選手が言った「そだねー」が大流行。暮れには流行語大賞に輝いた。また、休憩時間に果物やお菓子を頬張る姿が微笑ましく、「もぐもぐタイム」という言葉も生まれた。

 第3位 金足農業旋風、そして秋田が大フィーバー

 勝ち進むにつれ、滞在費用が不足した。すると金足ナインの活躍に感動した全国のファンから寄付金が殺到。善意の輪が広がり、1億円を超す寄付が寄せられた。のけぞりながら全力で校歌を歌う真剣な姿勢が感動を呼んだ。 エースの吉田輝星投手は決勝まで一人で投げ抜いた。秋田市内の街角にある「まちなかパブリックビューイング」で歓喜に包まれて大フィーバーする市民の姿がすべてを物語っていた。

 https://www.youtube.com/watch?v=eVnT_7BEBVs

 第2位 羽生結弦、痛みに耐えて掴んだ復活の金メダル

 本番の僅か3か月半前に4回転ジャンプで足首を捻り、大怪我を負った羽生だが、その後、表舞台から消え、必死にリハビリを重ね、誰もが「羽生は五輪に参加できるのか?」と疑念を抱いていた。しかし、彼は不屈の精神で不死鳥の如く甦り、オリンピック本番の舞台で、想像を絶する感動の渦に巻き込む滑りを見せつけた。そして五輪2連覇の偉業を成し遂げた。

 第1位 16歳のシンデレラガール紀平梨花がGPファイナルで初出場初優勝!

 直前の大会のNHK杯でトリプルアクセルなどの高難度の技を次々決め、ノーミスの完璧なFSで優勝し、その自信をGPファイナルの舞台でも発揮した。日本人3人とロシア人3人の一騎打ちになったプレッシャーがかかる最高舞台で、物怖じすることもなく、SPで首位に立つと、ピョンチャン五輪金メダルのロシア・ザギトワ選手を上回り、初出場で初優勝を飾る快挙を成し遂げた。

 将棋の藤井(16歳)、卓球の張本(15歳)など10代の活躍が目覚ましい。2020東京五輪に向けて明るい材料だ。
 また、1年半後に迫った東京オリンピックに向け、バドミントン、卓球、柔道、空手など地元開催で金メダルが望める種目で強化が実りつつある。

 私が選んだ2018年スポーツ名場面

 1位 紀平梨花選手、グランプリファイナルで優勝
 2位 ピョンチャン五輪 羽生結弦復活の金メダル
 3位 秋田金足農業フィーバー 吉田輝星投手 
 4位 ピョンチャン五輪 LS北見、日本初の銅メダル獲得 そだね~ もぐもぐタイム
 5位 張本智和選手大活躍 世界選手権優勝 みまひなコンビもダブルス無敵
 6位 W杯サッカー、ベスト16入り
 7位 ピョンチャン五輪美しき友情 小平奈緒
 8位 大谷翔平の二刀流活躍&新人王
 9位 大坂なおみ選手、全米Vで日本人初のグランドスラム制覇
10位 アジア大会池江選手6冠

2018年12月19日 (水)

私の好きな歴代アスリート50傑

 人生50年以上も生きてきた私にとって、その時節に活躍したアスリート(かつてはスポーツマンと呼んだ)はヒーロー的な存在だった。多種多様にあるスポーツの中で、時代を彩った、あるいは日本中を感動に包んだ名選手がいる。今日は私が応援したアスリートを50人列挙したい。

 1位 王 貞治・・・世界のホームラン王 通算868本 
 2位 円谷幸吉・・・福島県出身 1964年の東京五輪男子マラソン銅メダリスト
 3位 津田恒美・・・炎のストッパー 気迫で押し切るピッチング
 4位 アントニオ猪木・・・10番勝負など数々の伝説を残した名レスラー
 5位 輪島大士・・・名横綱 輪湖時代を築き、黄金の左手として恐れられた
 6位 沢村 忠・・・キックボクシングの第一人者 キックの鬼のモデル 真空飛び膝蹴り
 7位 アイルトン・セナ・・・ブラジルが生んだ音速の貴公子 F1マクラーレンホンダ
 8位 平 忠彦・・・福島県原町市出身の天才ライダー ガードナーやローソンと名勝負
 9位 井原正巳・・・元日本代表リベロ&センターバック アジアの壁 天才DF
10位 柏原竜二・・・2代目山の神 東洋大学で箱根駅伝5区を4年連続区間賞

11位 シンボリルドルフ・・・トウカイテイオーの父 伝説の最強5冠馬
12位 田中将大・・・24連勝で楽天を初の日本一に導いた
13位 松尾雄治・・・かつて新日鉄釜石を日本選手権6連覇に導いた司令塔 
14位 平野光泰…近鉄の切り込み隊長 いぶし銀の活躍で西本監督を支えた
15位 野茂英雄・・・トルネード投法 ドクターK メジャーでノーヒットノーランを2回達成
16位 星野一義・・・日本のカーレーサー 中島悟と並んで日本のモーターレースを牽引
17位 古賀稔彦・・・平成の三四郎と呼ばれた柔道家 金メダリスト
18位 内村航平・・・世界選手権6連覇を達成したオールラウンダー
19位 笠谷幸生・・・1972年札幌冬季五輪で純ジャンプ金メダリスト 日の丸飛行隊
20位 オグリキャップ・・・伝説の復活劇 故障明け引退レースの有馬記念で奇跡の優勝

21位 岩崎恭子・・・14歳でバルセロナ五輪の競泳(200m平泳ぎ)で金メダル
22位 潮田玲子・・・オグシオとして活躍したバドミントン選手
23位 中畑 清・・・絶好調男、ヤッターマン 巨人の内野手
24位 清水宏保・・・小柄なスピードスケーター 長野五輪500mで金メダル
25位 富山勝治・・・沢村忠とともにキックボクシング人気を支えた 回し蹴り
26位 イチロー・・・走攻守三拍子そろったプロ野球選手 MLBで伝説に残る活躍
27位 アラン・プロスト・・・F1人気を支えたレーサー ピケ、マンセル、セナと名勝負
28位 片山敬済・・・孤高のプリンス 伝説のGPバイクレーサー
29位 増位山・・・元大関で、甘いマスクで人気があった 伝家の宝刀は内掛け
30位 ディープインパクト・・・最強のサラブレッド 

31位 川口能活・・・日本代表GK マイアミの奇跡でもスーパーセーブ連発
32位 桃田賢人・・・福島県の富岡高校卒世界ランク1位のバドミントン選手
33位 伊藤みどり・・・浅田の前の女王 世界でもジャンピングガールと呼ばれた
34位 船木和喜・・・長野五輪のヒーロー 純ジャンプでは飛型が美しかった
35位 中村俊輔・・・Jリーガーでもあり、セルテックなど海外クラブでも大活躍した
36位 森田淳悟・・・ミュンヘン五輪で活躍 ドライブサーブの先駆者
37位 紀平梨花・・・16歳にしてGPファイナル優勝 トリプルアクセル成功
38位 浅尾美和・・・べっぴんさんの女子ビーチバレー選手
39位 大場政夫・・・伝説のボクシング世界チャンピオン
40位 萩原美樹子・・・福島県出身の女子バスケットボール選手

41位 魁傑・・・元大関 昭和時代に活躍した力士 一度大関陥落したが返り咲いた
42位 村井史子・・・普通のOLからプロゴルファーに劇的転身 
43位 ミル・マスカラス・・・メキシコの覆面レスラー フェアプレー 空中技
44位 中田英寿・・・日本代表の元司令塔 ペルージャでの衝撃デビュー 
45位 羽生結弦・・・オリンピック2連覇のフィギュアスケーター
46位 具志堅用高・・・沖縄出身のボクシング世界王者 13戦連続防衛 カンムリワシ
47位 大谷翔平・・・二刀流選手 投手では165km/h、打者では豪快なホームラン連発
48位 羽川 豊・・・プログルファー。倉本や湯原とともに活躍した 珍しい左打ち
49位 塚原光男・・・月面宙返り降りの開発者 体操6連覇の立役者
50位 三浦知良・・・ブラジルに単身サッカー留学 Jリーグをけん引した

 スポーツの世界では、その第一人者はB型が圧倒的に多い。特に個人種目は圧倒的だ。そして早熟で若い頃からその才能を開花させる。そして他人がどうあれ自分のスタイルを貫く。

 ジャンボ尾崎、青木功、岡本綾子、宮里藍、松山英樹、丸山茂樹、片山晋呉
 山口 香、野村忠宏、田村亮子
 大谷翔平、長嶋茂雄、野村克也、野茂英雄、イチロー
 佐野稔、伊藤みどり、浅田真央、羽生結弦、宇野昌磨、宮原知子、坂本花織
 福原 愛
 伊達公子、杉山愛
 中野浩一
 北島康介、萩野公介、大橋悠依
 中島 悟
 舞の海
 冨田洋之

 どうしてこうなるのか因果関係を決して認めない人にはB型が圧倒的に多いのもまた事実だ。私の研究では世界的に活躍するアスリートとお笑い芸人は圧倒的にB型が多い。日本人の22%しかいないこの型が、なぜこんなに多いのだろうか?

 やはりB型は天才肌だ。自分のスタイルを貫き、プレシャーに強い。

2018年11月10日 (土)

「スーパールーキー」と呼ばれた猛者たち

 スポーツの世界は実力勝負。先輩後輩の垣根は無用で、力のある者だけが勝ち、そして生き残れる。筋書きの無いドラマだからこそ、応援にも熱が入る。
 毎年、様々なスポーツでニューヒーローやニューヒロインが誕生する。今年は金足農業の吉田輝星投手が、一大旋風を巻き起こしたことは言うに及ばないが、過去においても早熟のアスリートがその潜在能力をいかんなく発揮し、年齢不相応の大活躍を見せ、ファンを興奮させた。今日は、過去において「スーパールーキー」と呼ばれたアスリート達を取り上げたい。

 清原和博

 野球の名門「PL学園」で、1年生から4番を打ち、甲子園で通算13ホーマーを放った怪物。しかし、運命のドラフト会議で、相思相愛と見られていた巨人から指名が貰えず、一転して悲劇の主役となり、マスコミの集中砲火を浴びた。
 しかし、西武ライオンズの一員となり、高卒ながらルーキーイヤーからレギュラーに定着し、森監督の下、その類稀な才能を発揮し、秋山とともに主砲として別次元の活躍を見せた。
 高卒ルーキーとして30本を越える本塁打を放ち、見事新人王に輝いた。

 126試合 打率.304 123安打 31本塁打 78打点 66得点

 この数値は高卒ルーキーとして群を抜く成績だ。

 大迫 傑

 2011年箱根駅伝に早稲田大学1年生として1区に出場。そこで名を売り、序盤で集団から抜け出し、唯一付いてきた佐久長聖高校の2学年先輩である日本大学の堂本尚寛を中盤で振り切り、2位に54秒差を付けてぶっちぎりで区間賞を獲得し、「スーパールーキー」の名をほしいままにした。1万メートルで日本学生新記録をマークし、3,000m、5,000mでは日本記録を保有している。
 大学卒業後は「ナイキ」に就職。マラソンに転向し、今年行われたシカゴマラソンで、日本人1位、全体の3位でゴール。設楽悠太が1年前に打ち立てた日本記録をさらに更新する2時間5分50秒という大記録を樹立した。

 柏原竜二

 東洋大学では、箱根駅伝において鉄紺色の襷を運び、1年次から4年連続で山登り5区を走り、1年次に自らが打ち立てた区間記録を2回(2年次・4年次)新記録を更新し、「新山の神」と呼ばれた。苦しそうな表情で歯を食いしばって山道をグイグイ上り、誰も寄せ付けない走りを見せ、往路4連覇に多大な貢献をした。
 しかし、実業団の富士通に入社後は、度重なる怪我と闘い、3年前に引退。会社への恩返しの意味で、会社に残り、あろうことか「アメフト」チームのマネージャーとして選手の心と体のケアに務めるなど、献身的な役割を果たしている。

 神野大地

 「山の神」の異名は順天堂大学の今井正人(福島県出身)の元祖、そして二代目が柏原竜二(福島県出身)、そして新コースに変わってからは彼が箱根の山を闊歩し、三代目山の神の名をほしいままにし、青山学院大学の優勝に大きく貢献した。
 大学卒業後、実業団の強豪「コニカミノルタ」に入社した。長距離界のホープとして期待されたが、現在は実業団を退社し、プロランナーに転向した。フルマラソンに出場し、東京オリンピック代表入りを目指している。

 久保建英 

 若くしてその才能を開花し、輝かしいサッカー遍歴の持ち主。小学2年生で参加したFCバルセロナキャンプでMVPに選ばれる。2011年8月、FCバルセロナの下部組織ラ・マシア入団テストに合格し、10-11歳で構成されるアレビンCに入団した。2013‐14年は地中海カップU-12トーナメントで大会得点王とMVPになり、またリーグ、カタルーニャ杯などのトーナメント制覇に貢献した。2014-15年はインファンティルA(13-14歳で構成)に所属。しかしFCバルセロナの18歳未満の外国人選手獲得・登録違反により久保の公式戦出場停止処分が続き、2015年3月、日本に帰国してFC東京の下部組織に入団した。
 2016年、中学3年ながらFC東京U-18に飛び級で昇格。日本クラブユースサッカー選手権では飛び級で出場し、大会史上初となる中学生ながら得点王(5得点)に輝いた。9月、FC東京のトップチームに2種登録される。同年11月5日に行われたJ3リーグ第28節AC長野パルセイロ戦に後半開始から出場し、Jリーグ史上最年少記録を塗り替えた。
 2017年3月12日、J3開幕戦のカターレ富山戦では初の先発フル出場を果たした。4月15日、J3第5節のセレッソ大阪U-23戦では15歳10カ月11日でJリーグ最年少得点を決めた。5月3日、ルヴァンカップ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で後半21分から途中出場し、トップチームデビューを果たした。 早熟の天才で、今後、東京五輪に向けて大いに楽しみな逸材だ。

 スペイン語を流暢に話す久保選手→https://www.youtube.com/watch?v=RXV5ZzaqslM

 池江璃花子

 今や飛ぶ鳥を落とす勢いで、出場する種目の大部分で日本新記録を連発している、日本の宝と言えるトップスイマー。なんと、今、彼女は高校3年の女子高生。先のアジア大会でも7種目に出場して6冠を達成。向かうところ敵なしの盤石なレースを展開した。2018年8月12日現在、個人種目12個とリレー種目9個、計21種目の日本記録を保持している。

 和田有菜

 長距離走。現在名城大学の19歳
 2016年 全国高校駅伝1区区間賞
 2017年 全国高校駅伝1区区間賞
 2018年 アジアクロスカントリー選手権金メダリスト。

 このように若くして才能を発揮するアスリートがいる。或る意味「早熟の天才」と言えるだろうが、実際は並々ならぬ努力を続けて、今の地位を築いた方々ばかりだ。見えない場所で相当な努力を積み重ねて、現在もトップアスリートとして輝き続けている。
 あと2年足らずで「東京オリンピック」を迎える。今日取り上げた方々は、2年後の期待のホープであるのは間違いないし、実際にそういう目で見てしまう。プレッシャーは相当大きいだろうが、自分の持てる力を存分に発揮し、表彰台に立って、日の丸を掲げて欲しいと願う。

2018年9月24日 (月)

堪え性がないからパワハラが蔓延する!

 東京オリンピックを2年後に控えた昨今、スポーツの世界で「パワハラ騒動」が立て続けに起きている。女子レスリング(栄監督)、アメフト(内田監督)、ボクシング(山根会長)、体操(速水コーチ、塚原コーチ夫妻)、ウェイトリフティング(三宅会長)、水球(塩田コーチ)、アイスホッケー(小野コーチ)とそれは留まるところを知らない。こうなった要因はどこにあるのか?

 1 個性重視やゆとり教育で忍耐力が欠如した結果

 昔なら体育の授業や部活動で、多少の体罰は当たり前だった。監督はチームを強くしたいと熱望し、選手も巧くなりたいと思えば、監督やコーチ、先輩の指示に素直に従い、自らの技術を磨いたものだ。多少のこづきは愛の鞭だと甘んじて受けていた。
 それが今、学校教育では体罰は一方的に悪いと声高に叫ぶ。選手は暴力を振るわれない安堵感から、逆に練習に手を抜いたり、自己中心的な練習法で満足し、伸び悩む。監督はコーチはその現状を目の当たりにしても手を出せない。言葉で説得し、おだてたり、褒め言葉で選手のやる気を引き立たせ、伸ばすことしかできない。精神的にはそれで良くても技術面での成長はそれでは身につかない。
 それに今の選手は礼儀がなっていない面もある。会長やコーチ、監督に挨拶できない。マイペースで取り組み、立てるところを立てていない。人間関係の所作を理解していない若いアスリートが多くなっているのも原因のひとつ。これは親子関係からしてそうだ。躾が出来ない親が増え、子どもと友達のような関係を築いてしまい、物事の良し悪しの分別をきちんと幼少期に教えてこない。先生に注意されたわが子かわいさあまりに、注意した先生を批判するモンスターペアレントがいかに多くなったことか。
 だから自分が悪くて注意されても、少し騒げば親がしゃしゃり出てわが子をかばう。だからちょっとしたことで、パワハラを受けたと騒げば、マスコミや周囲が自分の味方をしてくれると曲解してしまい、お世話になっている監督でも告発してしまうという構図が出来上がってしまうのだ。ゆとり教育や個性重視は一見聞こえはいいが、日本人をダメにしているのは間違いない。
 

 2 東京五輪での成果を求められるあまり、指導者が焦る

 多額の強化費をもらっている以上、結果が重視される。伸び悩む選手を叱咤激励し、なんとかメダルに手が届く状態に持って行きたいとの責任感が重く圧し掛かり、それがより強い指導法へと掻き立てる。指示通りに動けない選手にはより厳しく、きつく当ることになる。
 国民が金メダルの数を期待しているのは重々承知なのだから、何とか成果を期待してしまい、選手には風当たりが強くなる。
 かつて東京五輪で銅メダルを獲得した男子マラソンの円谷幸吉選手がそうだった。走りたくても怪我や故障で思うように走れない。責任感が人一倍強い選手なら、悩み苦しむ。マスコミも煽り立てる。逃げ場がなくなり、死を選択するしかなくなる。こうしてアスリートを見殺しにする風潮がある。 

 3 根性論だけでは通用しない

 かつての選手は、「スポ根ドラマ」が流行した際などは、「根性論至上主義」で、コーチと二人三脚で汗と涙で暮れながら、きつい練習に耐えて実践で結果を出していた。それが今、コーチや監督という立場に変わり、昔の練習方法を強要すると反発が生じる。
 現代の選手は、週休二日でゆるい教育を受けてきた世代。しかも仮想現実のゲーム世代だ。楽しようと思えばいくらでも楽が出来る。きつい練習に耐えなくても、ほかに生きる道は幾らでもある。堪え性など端から持ち合わせていない。ダメならオールクリアしてリスタートできるとの概念がある。
 「石にかじりついてでも」、とか「初志貫徹」とか、そういう根性は最初から欠如している。だから古臭い体質の指導法にはついていけないのだ。

 4 マスコミも大げさに取り上げて煽りすぎる。

 週刊誌やテレビなどのマスコミは売れてなんぼだし、視聴率を稼げないと意味がない。したがって、今話題の社会問題をこぞって取り上げる。国民が食いつきそうなネタを絶えずハイエナの如く狙っている。最近は、スマホ撮影などで、一般人が撮影した映像や画像が出回り、それが動かぬ証拠となる。ネタはそこらじゅうに転がっていて、それをマスコミが先導し、表面化する。選手もそれまでの師弟関係を度がえしして、被害を被った事象だけを大きく取り上げ、さも自分に非がないように責任追及する。自分の正当性だけを主張して被害者意識だけが増幅していく。
 これでは、まともな練習に戻れるわけがない。危険タックルしたアメフト選手も、レスリングの伊調選手も、体操の宮川選手も、この騒動の渦中にある以上は競技に復帰できていないのはそのためだ。
 たとえ競技に復帰できたとしても練習不足は否めないし、ブーイングや更なるスキャンダルによって、精神的に追い込まれてしまうに違いない。

 私はマスコミの犯罪と思っているが、少しでも大会で好結果を挙げた選手を大袈裟にクローズアップして取り上げ過ぎている。「東京五輪の新星現る!」とか「期待のホープ」とか散々煽って、選手を潰してしまう。そして負けるとぼろくそに叩き、以後、取材すらしなくなる。あまりにも無責任だ。アジア大会の体操に出場した谷川翔選手などは、それで潰された口だ。期待が大きいがために、実力以上の力を出そうとして失敗したのだ。

 5 東京オリンピックの功罪

 東京五輪をやるからには半世紀前(1964年)の時もそうだったが、好成績を求めるのは必定。そのためには選手強化は命題である。ジュニアから育成し、国際舞台でも活躍できる選手が必要になる。そのために練習量を増やし、難易度の高い技を習得させようとする。ケガや故障も多くなり、選手は使い捨て状態となる。
 選手はやはり国際大会の頂点にある「オリンピック」に出場する事を希う。だから多少無理を承知で監督やコーチのメニュー通りに練習しようとする。
 結果を求めるあまり、やはり体罰がどうしても多くなる。今の選手は体罰やスパルタ指揮の指導法ではついてこない。褒めて伸ばしてほしいと切望しているため、そこでコンセプトギャップが生じ、信頼関係が崩れ、憎悪関係が生まれる。こうなると指導法の間違いを訴え、過去に自分が被った体罰やセクハラ、パワハラを正々堂々と社会に訴え出る。

 やはりジェネレーションギャップも大きいし、過去に当たり前だった練習方法は現代っ子には通じないようだ。
 大坂なおみのコーチは、選手に自分の意見や練習法を強制するのではなく、常に「君は何がしたいんだ」と寄り添いながら、戦う選手自身の気持ちを尊重し、やる気を引き出すコーチングが奏功しての全米オープンでの偉業に結びついた。

 東京オリンピック誘致成功の弊害はあまりにも大きい。カジノ場を建設し、ギャンブルを公認したり、ボランティア問題、チケット問題、インフラ整備など問題は山積み。日本に来る観光客への対応や犯罪阻止などもある。
 いざ東京オリンピック開催を勝ち取ったはいいが、それに伴う弊害は計り知れない。

 あと2年足らずで開幕を迎える「東京五輪」だが、意識改革なくして旧態依然の繰り返しでは、今後もますますこうしたパワハラ騒動は止まず、大会にも暗い影を落としそうだと思う。