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2021年2月11日 (木)

臨時掲載:庶民感覚とズレまくりの永田町

 この記事は2月26日(金)公開予定でしたが、本題である「森喜朗氏」が11日(木)、東京オリンピック組織委員会の会長を辞任する意向を示したため、タイムラグが生じないように急遽アップします。今回は臨時掲載ですので、次回の新規記事公開は緊急掲載を除いて2月20日(土)からの再開となります。

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 オリンピックパラリンピック組織委員会の森会長の女性蔑視発言が世間を揺るがしている。しかも彼を擁護したのは同じ高齢者である二階幹事長だった。
 しかもその発言が五輪のボランティアを逆なでするかのような過激なものだった。「辞退されるなら仕方ない。追加で募集せざるを得ない」とまるでトカゲの尻尾切りのような軽はずみな暴言を不満顔で平然と吐いた。
 どうして政治家の長老たる人物は、権威主義の塊のような横暴なふるまいや、このような高飛車で上から目線の発言になるのか?すべて自分の思い通りになると思っているのか?まったく庶民感覚からしてみたら乖離が甚だしい。

Mori

 当の自民党内でも異論や不満が噴出している。麻生太郎財務大臣や橋本五輪担当相からも窘める声も上がっているが、昼のワイドショーもこの話題で持ち切り。2人を擁護する庶民はあまり見あたらないが、やはり彼らと年齢が近い世代ほど甘い対応が目立つ。

 2月9日現在、問題発言から5日で500人近いボランティアが辞退を決めたし、聖火ランナーの辞退も相次いでいる。「芸能人は田んぼの中を走ればいい」などと平気でのたまう政治家たち。我々庶民は、農家の人たちの苦労を理解しているし、消費者として田んぼで育った米を口にしている。そういう場所を聖火が走るなどと、農家を馬鹿にするにもほどがある。こういう感覚のずれが、諸外国との摩擦を生み、解決できる問題も野放しになされてきたのだ。

 話は変わるが、上級国民のI氏(89歳)の死亡事故の件も同類で、逮捕して身柄拘束されることもなく、遺族への心からの謝罪もない。裁判では無実を訴え、クルマの故障に責任転嫁し、損害賠償に対しても争う構え。人殺しが何様のつもりなんだと言いたい。単に自分の操作ミスなのに、それを逆手にとって逆切れ。こういう輩を「老害」と声を大にして言いたい。

Iizuka

 結局、トップの座に一度でも君臨した者は、権力を笠に来てぞんざいに振舞う。暴れん坊将軍に退治される悪代官と変わりがない。それにまとわりつくコバンザメのような輩も必ず存在する。

 よほど、北海道や大阪府の若い知事のほうが、コロナ対策の矢面に立ち、体を張って頑張っていると思う。年寄りは、自分の身の振り方を十分わきまえ、人生の先輩として範を示す存在であってほしい。そして後期高齢の年齢に達したら、でしゃばらず、若い人たちの頑張りを温かく見守る存在にならなければならない。それを古い体質を引きずったまま政治家を通そうとするから、余計なことで批判を浴びることになるのだ。国際社会もあきれて、こういう輩が責任者を務めるオリンピックなど「ボイコット」や「コロナで出場辞退」する国が続出するに違いない。

 時代は昔と違うのだ。スパルタ式でもなければ、男女共同参画社会なのだ。男尊女卑の古臭い感覚のまま政治家をつづけ、派閥の領袖にのし上がれば、必ず不協和音が出て、党内はぎくしゃくし、最悪は40日抗争の再燃や分裂を引き起こすかもしれない。現に女性議員が55年体制の頃と比べてもどれほど増えたことか。
 「昔はこうだった」とか、「俺の言うことが正しい。言うとおりにしろ」と言わんばかりで、それが始まれば、それは「権力のごり押し」に他ならないし、昔流のやり方だ。そういう国はいずれ絶対に破綻する。

 ミャンマーで民主化運動を展開していたアウーサン・スーチー氏がクーデターによって軍に拘束された。このような武力で物言わせるやり方は、昭和の頃の旧態依然のやり方で、何一つ有効な結果は生まれない。時代錯誤もいいところで、それが国際社会の枠組みの中で、どれほど自国を後退させる愚直な方法かを認識していない。このような軍部台頭や老人が蔓延る社会は、新しい社会は絶対に産み落とせない。

 一方で、辞任を踏みとどまらせている輩もいる。森会長がこれまで東京五輪招致から、IOCとの関係構築、準備への奔走への貢献度を高評価していたり、逆に、今辞められると代わりがいないと主張する方々だ。絵に描いた餅であるには違いない森会長がドーンと居座ることで、安心感があるのかもしれない。
 しかし、本題はそこにはない。首相時代から失言・放言のオンパレードで、支持率ひと桁台に落ち込み、「えひめ丸事件」が発生したさなか、ゴルフを続行してひんしゅくを買い辞任に追いやられた過去の経緯をまったく教訓にしていない。それどころか、記者の質問に「逆切れ」する始末。まったくもって権威主義の塊でえ老害を絵に描いたような人だ。

 ここで森首相時代の過去の失言を列挙したい。

 「大阪はたんつぼだ」
 「みんな淋病にかかった」
 「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国」
 「無党派層は選挙に関心がないといって寝ててくれればいい」
 「(えひめ事件の際)私が官邸に行かないことで何が遅れたのか」
 「子どもを一人もつくらない女性を税金で面倒みなさいというのは、本当におかしい」
 「(浅田真央がソチで16位になった際)あの子、大事な時には必ず転ぶんですね」「国歌を歌わない選手は代表でない」

 このような思慮分別のない長がいかに冠を奮っても人はついてこない。これだけ庶民や国際世論を敵に回して、平和の祭典であるオリンピックを成功裏に成し遂げられる筈がない。人種差別を平気で口にする会長が主催するオリンピックを誰がありがたがって開催できるだろうか?

 さて、冒頭のタイトル「庶民感覚とずれまくりの永田町」は今に始まったことではないが、政治家が小賢しい知恵と官僚が作成した原稿を立法府である国会の場で答弁する読んで字のごとくの代議士、そして神聖な国会の場で居眠り三昧の長老議員たち。こういう光景は外国では絶対に許されない、国民のつるし上げを食い、辞任要求は間違いないところだ。

Kokkai

 仮にも日本は先進国の地位を確立したが、よくぞこんな居眠り国会で先進国にまで上り詰めたなとそしりを受けて当然だ。そして高い給料を国からもらい、企業からは多額の政治献金を受け取る。まさにその光景は廻船問屋と悪だくみする代官と同じなのだ。河井案里さんなどは氷山の一角にすぎない。彼女もみんなやっていることなのに「どうして私だけが・・・」という認識だと思うが、それは永田町の論理に反することで、議員である以上はそれを声高にして言えないに違いない。
 要はトカゲの尻尾切だ。私は問題がさらに拡大し、自民党内でどうにもこうにも守り切れなくなった時点で、会長辞職=幕引きという構図が見て取れる。

 永田町は国民不在、国民感覚とはかけ離れていることを結論として申し述べたいと思う。
 

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