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2021年1月21日 (木)

一喜一憂しがちな「都道府県別ランキング」

 毎年、様々な範疇の都道府県別のランキングが発表される。その集計方式は各々異なっており、いつ、だれに、どんな方法で行っているのかは甚だ疑問だが、結果だけ見て一喜一憂している各自治体も少なくないようだ。
 無論、自分が居住する都道府県や市町村が上位にランクされれば、嬉しい気分に浸れるし、また、己の故郷が高い評価を受ければ、幸せな気持ちになることは言うまでもない。
 では、今回は、7つの最新ランキングの集計結果に限定し、それぞれ上位10位と下位10位を列挙し、我が福島県の位置づけについて個人の感想を申し上げたい。

 1 2020年都道府県別生活満足度ランキング
 
    上位    下位 
 1位 沖縄県 38位   山口県
 2位 福岡県 39位 宮城県
 3位 香川県 40位 徳島県
 4位 石川県 41位 山形県
 5位 鳥取県 42位 佐賀県
 6位 北海道 43位 福島県  
 7位 三重県 44位 長崎県
 8位 兵庫県 45位 新潟県
 9位 富山県 46位 青森県
 10位 熊本県 47位 秋田県

  福島県の順位 43位
 
 感想

 驚いたのは山陰の鳥取県で、前年度の45位から40都道府県をごぼう抜きして5位にランクインした。何が原因なのかはさっぱりで、調査方法
に疑問を感じる。そして、東北地方は下位に集中している なんとワースト9位の中に5県入っている。これは何が原因で生活に満足できてい
ないのか?全国的に高齢者が多い農村地帯や過疎化が進み、その対策が後手後手になっているからなのか?東北は気候的にも寒く、雪が多いこ
とから住みづらい印象なのだろうか?

 2 2020年都道府県別幸福度ランキング

    上位      下位  
 1位 宮崎県 38位 岡山県
 2位 沖縄県 39位 宮城県
 3位 大分県 40位 山形県
 4位 福井県 41位 山口県
 5位 石川県 42位 千葉県
 6位 鳥取県 43位 新潟県
 7位 京都府 44位 青森県
 8位 富山県 45位 福島県
 9位 熊本県 46位 佐賀県
 10位 香川県 47位 秋田県
 
  福島県の順位 45位
 
 感想

 不思議な結果だが、気圧配置にように西高東低となった。温かい地方が上位で、東北各県が下位に低迷している。岩手県だけが辛うじて25
位にランクインしたが、これは当初、岩手県だけがコロナに感染しなかった唯一の県だったことが評価されたのでは?
 ランキングを比較すると、概ね1で取り上げた順位とほぼ同じ。幸福度を測る尺度は様々だが、地方自治体や県知事は率直に反省し、県民が
感じる幸せの実感を与えられるような行政手腕に期待したい。
  

 3 2020年都道府県別魅力度ランキング(地域ブランド調査)

    上位      下位 
 1位 北海道  38位 埼玉県
 2位 京都府  39位 山形県
 3位 沖縄県  40位 鳥取県
 4位 東京都  40位   群馬県 
 5位 神奈川県 42位   岐阜県
 6位 大阪府  42位 茨城見 
 7位 奈良県  44位 福井県
 8位 長野県  45位   佐賀県
 9位 福岡県  46位 徳島県
 10位 石川県  47位 栃木県

  福島県の順位 34位(岡山と同順位)
 
 感想
  
 上位10位までは、観光目的などで人の往来や流入が多い都道府県となった。また、高速交通網が整備され、比較的訪問しやすい場所が多く上位にランクされた。数年前の北陸新幹線開業で金沢が注目を集めたように、観光資源が豊富な場所が持て囃されるようだ。
 一方、下位は、長年、下位に低迷していた茨城県が最下位を脱し、代わって同じ関東地方の栃木県が最下位に転落した。個人的には那須は避暑地で別荘地を始め、大規模遊園地があったり、、アウトレットパークや餃子、日光などの観光資源や名産がって好きな県だが、残念に思う。やはり東京から離れ、認知度が低い県ばかりが下位に低迷している印象だ。

 4 2021年住みたい都道府県ランキング(ダイヤモンドセレクト調査)

    上位      下位  
 1位 神奈川県 38位 鳥取県
 2位 東京都  39位 栃木県
 3位 北海道  40位 岩手県
 4位 京都府  40位 群馬県
 5位 沖縄県  40位   秋田県
 6位 福岡県  43位 福井県
 7位 大阪府  44位 茨城県
 8位 兵庫県  45位 佐賀県
 9位 千葉県  46位 山形県
 10位 静岡県  47位 福島県

  福島県の順位 47位(最下位)
 
 感想   

 意外なのは北海道の第3位だ。梅雨がなかったり、地球温暖化で日本列島が酷暑となる夏を避けて北海道に住みたいと安易に考えているようだが、私が2年間住んで、12~2月のマイナス20℃以下にもなる真冬の寒さを知れば、観光で訪れても絶対に人が住める環境ではないと悟ることだろう。
 我が福島県は、放射性物質拡散した汚染地帯のレッテルを拭いきれず、屈辱の最下位。やはり東北6県のうち4県が下位に低迷。全国の人は東北には住みたくないと考えている方が多いことが見て取れる。

 しかし、移住支援情報ポータルサイトが調査した「住み続けたい都道府県ランキング」では。福島県は33位で、最下位は秋田県だった。


 5 2015年都道府県別平均寿命ランキング(厚労省発表)

  上位 男性     女性          下位 男性   女性
 1位 滋賀県 長野県  38位 大阪府 大阪府
 2位 長野県 岡山県  39位 鳥取県 埼玉県
 3位   京都府 島根県  40位 愛媛県 徳島県
 4位 奈良県 滋賀県  41位 福島県 和歌山
 5位 神奈川 福井県  42位 栃木県 岩手県
  6位 福井県 熊本県  43位 鹿児島 福島県
 7位 熊本県 沖縄県  44位 和歌山 秋田県
 8位 愛知県 富山県  45位 岩手県 茨城県
 9位 広島県 京都府  46位 秋田県 栃木県
 10位 大分県 広島県  47位 青森県 青森県

  福島県の順位 男性41位 女性43位
 
 感想
 
 上位と下位を比較すると、やはり寒冷地ほど平均寿命が短いことが分析できる。東北6県は男女を問わず下位に低迷している。青森が低いのは、やはり寒冷地は、関西とは異なり、塩分の多い食事を摂取しがちで、3大疾病の割合が高いためである。

 6 2019年都道府県別平均所得ランキング

       上位        下位  
 1位 東京都 38位 鹿児島
 2位 神奈川 39位 長崎県
 3位 愛知県 40位 佐賀県
 4位 大阪府 41位 岩手県
 5位 滋賀県 42位 山形県
 6位 兵庫県 43位 鳥取県
   7位 三重県 44位 秋田県
 8位 茨城県 45位 宮崎県
 9位 京都府 46位 沖縄県
 10位 広島県 47位 青森県

  福島県の順位 32位 4,157,700円
 
 感想

 ここでも東北各県の所得の低さが際立つ。大都市圏から遠ざかれば遠ざかるほど収入が下がる傾向にある。本州最北の青森と日本の南端の沖縄が最下位を争っている実情で日本の経済格差が見て取れる。
 最上位の東京の平均所得が、若い労働者の割合が高いのに620万円を超えているのに対し、高齢割合の高い青森県は371万円程度で、その差は実に250万円の開きがある。よって、戦後間もない頃の集団就職で東京を目指した実情が、現代においても垣間見えるし、旧態依然と言えよう。 

 7 2019年都道府県別1世帯当たりの自家用車保有台数ランキング(自動車検査登録情報協会調べ)

       上位      下位
 1位 福井県 38位 奈良県 
 2位 富山県 39位 福岡県
 3位 山形都 40位 北海道
 4位 群馬県 41位 千葉県
 5位 栃木県 42位 埼玉県
 6位 茨城県 43位 兵庫県
 7位 長野県 44位 京都府
 8位 岐阜県 45位 神奈川県
 9位 福島県 46位 大阪府
 10位 新潟県 47位 東京都

  福島県の順位 第9位
 
 感想

 これは素直に喜べない。交通網が整備されていない地方や田舎のほうが、鉄道や公共交通機関がないため、交通手段がマイカーに限られていることから、上位にランクされた。東京や横浜、大阪、名古屋などの大都市圏は、JRや私鉄、地下鉄やバスなどの交通機関が発達し、安く便利に移動可能なため、維持費が嵩むマイカーを持つ必要性が低い。しかも駐車場も不足し、賃貸で借りると地方のアパート代くらいの家賃支払いを余儀なくされ、家計を圧迫するのは避けられない。よって地方ほどマイカーの所有率は必然的に高くなることが証明された。

 8 2019年 全国の喫煙率ワースト10(国立がんセンター調べ)

 1位 北海道 22.6%
 2位 青森県 22.1%
 3位   福島県 21.9%
 4位 佐賀県 21.2%
 5位 宮城県 21.0%
 6位   岩手県 20.9%
 7位   秋田県 20.6%
 8位   千葉県 20.2%
 9位   栃木県 19.8%
 9位 福岡県 19.8%   

 福島県の順位 ワースト3位(男性は5位だが、女性が3位)

 感想

 喫煙は健康に有害であることを誰もが認識し、喫煙率はこの20年で10%以上減少している中、地方や田舎に行けば行くほど喫煙率が高い傾向があるのは歴然。娯楽が都会に比べて少なく、パチンコや喫煙でストレス解消しているケースが他県に比べて高い。これは識字率や大学進学率の低さと比例しており、一般常識が欠如し、正常な判断が麻痺していることが挙げられる。
 特に寒冷地(北海道、東北)の喫煙率がすこぶる高い。比較的学力が高い山形県を除き、6道県すべてがワースト7位内にランクインしている事実。よって平均寿命の低さに比例している。ちなみに東京都は41位、京都府は43位、最下位は奈良県で、古都は喫煙率が低かった。面白いのはワースト1位の北海道で、男性が8位なのに対し、女性はダントツの1位で、女性の喫煙率が異常に高い。全国平均が8.8%なのに北海道の女性は14.8%もある。2位の青森女子でも11.2%だからこの数値は異様だ。

 総括すれば、毎年変動が激しいランキングばかりだが、各都道府県の印象や評価を図る指標にはなっているのは事実で、地方自治体が努力すべき判断材料や項目のひとつになり得るのは間違いなさそうだ。
 我が福島県は自然豊かで、太平洋に面した浜通り地方、高速交通網が整備され、産業の中心をなす中通り地方、歴史や観光資源が豊富に点在し、人情味あふれる会津地方というように、それぞれに特色があって、いい意味でコラボレーションして存在していた。ところが、10年前の震災を契機に印象がガタ落ちしてしまった。それは言わずもがなだが、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県=汚染地帯というレッテルを貼られ、全世界にマイナスイメージでの福島の存在が知れ渡ってしまったことも一理ある。未だに農作物の輸入を禁止している憎き中韓両国、そして汚染水を貯め込んだタンクが飽和状態になり、希釈した汚染物質を海洋放出するとの政府発表によって、これでまた水産業のダメージは計り知れないほど甚大なものとなる。黒潮と親潮が交錯する福島・茨城沖は、日本でも指折りの漁場で、福島県は地元産のメヒカリやカジキマグロ、ヒラメ、アンコウなどが大量に水揚げされる魚の宝庫でもあった。海洋放出=水産業悪化は免れない。当然ながら、失業する漁師も出るかもしれない。

 我が福島県民はどちらかと言えば被害者なのに、イメージ先行で都道府県ランキングで下位に低迷するのはいたたまれない。東北地方が廃れて、悪い印象を引きずらないように、危機感を持って打開策を協議、実行してほしいものだ。それには少子高齢化や過疎化を改善し、生産人口を増やすことが町や地方の活性化につながる。退職後、スローライフを満喫できるような物件の提供など、税制の優遇措置を含め、移住を奨励し、「東京から地方回帰へ」のスローガンで人口流入の手立てを官民一体で検討してほしい。

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