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2021年1月28日 (木)

37年前、郡山の合同庁舎で行われた出来事

 時を遡ること36年、1985年にアメリカで公開された日米合作の映画をご存知でしょうか?

 「Mishima: A Life In Four Chapters」は、日本とアメリカ合衆国の合作映画。三島由紀夫の生涯とその文学作品を題材にした伝記風の芸術映画。「美(beauty)」「芸術(art)」「行動(action)」「文武両道(harmony of pen and sword)」の4つのチャプター(4幕)から成る。1985年(昭和60年)にアメリカ、欧州などで公開されたが、日本では未公開である。

 タイトルが示す通り、この映画は、最終の第4部で、日本の偉大な作家にして「楯の会」の代表を務めた「三島由紀夫」が自衛隊市ヶ谷駐屯地で決起したシーンや割腹自決シーンを再現した映像が収録されている。故・三島由紀夫役を、今は亡き名優の「緒形拳」が演じたのだった。
 総監を人質に立てこもり、鬼気迫るバルコニーからの演説、そして決起を促した決死の訴えも届かず、願いがかなわぬと知るや、潔く割腹自殺を決行したその勇敢な姿は、今もなお、死に際の男の美学として賞賛されている。

Mishimayukio1

 そして、その自決直前に行われた自衛隊員へ決起を呼びかけるシーンこそ、我が郡山市の中心部にある「県合同庁舎」にて撮影されたものである。おそらく、決起シーンは、封切りの1年ほど前の1984年(昭和59年)に行われたと思われる。私は当時、郷里を離れて北海道に住んでいたため、撮影ロケが行われたことも知らなかった。
 合同庁舎の石造りの建造物が、市ヶ谷駐屯地の総監室のある建物とそっくりだったことでここがロケとして選ばれ使用されたようだ。
 では、実際に放映された映像をどうぞ!(割腹シーンが含まれているため、閲覧注意)

 「三島事件」とは・・・

 三島事件とは、1970年(昭和45年)11月25日に、作家・三島由紀夫が、憲法改正のため自衛隊の決起(クーデター)を呼びかけた後に割腹自殺をした事件である。三島が隊長を務める「楯の会」のメンバーも事件に参加したことから、その団体の名前をとって楯の会事件(たてのかいじけん)とも呼ばれる 。

Mishima2

 郡山市民であれば、周囲の建物の状況をみればすぐに映像に映る場所が細沼町にある「県合同庁舎」であることを理解するに違いない。36年もの時を経てもなお、現在もさほど変わらぬ佇まいのまま残されている。
 しかし、建造後90年が経過し、老朽化に伴い、2024年度までにビッグパレット北側の場所に移転されると報道された。そして文化的価値が高く、歴史的にも意義のあるこの建物は解体され、取り壊されるのではないかという声が囁かれている。絶対にそれだけは避けなければならない。

Goudouchosya

 何を隠そう、私の子どもの頃の遊び場であったし、小学生時代はこの土台の石の下に潜り込んで友人たちとかくれんぼや探検ごっこをした懐かしい場所でもあるし、小6の頃は、ここを出発点とし、さくら通りを開成山まで鼓笛隊パレードした想い出が凝縮した場所でもある。その時は、私はトランペットを吹いて、市街地を練り歩いた。

 現在保存されている、当時、三島由紀夫が演説し、割腹自殺を遂げた自衛隊市ヶ谷駐屯地の総監室のあった建物。

Ichigaya

 当時はもっと左右に建物が両側に続いていたので、こじんまりした印象だと思うが、正面玄関やその上部の造りは類似していると言えると思う。だから郡山のこの地で映画のロケを敢行したのだろう。

 さて、我が郡山市に、これほどの歴史遺産があることはあまり知られていない。観光資源が乏しい郡山市では貴重な建物と言って過言ではないだろう。もっと、県内外にPRして、現役の庁舎ではあるものの、もっと希望者に一般公開し、見学ツアーを実施してもよさそうな気がする。郡山には安積高校のに由緒ある歴史資料館もある。そこではNHKの「坂の上の雲」や二宮和也が主役を張った「坊ちゃん」のロケも行われている。ぜひ観光協会の方に、これらの見学ツアーを計画し、広くPRに努めてほしいものだ。

 参考記事:旧ブログ「郡山の魅力再発見③~合同庁舎秘話~

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