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2021年1月25日 (月)

始末に負えぬは中高年?!

 人間、半世紀も生きていれば、物事の思慮分別や道理を弁えて然るべき立場だと思うが、最近の風潮としてそうとも言い切れない厄介な事案が数多く発生し、世間の顰蹙を買っていると同時に社会問題化している。それは中高年世代の常軌を逸したなりふり構わぬ言動や振る舞いにある。
 特に、大きな事象は、言葉は悪いが「老害」という代名詞がつくほど高齢者の交通マナーの欠如が挙げられる。世間を賑わしている「逆走」やアクセルとブレーキを踏み違えた挙句に人を死に至らしめる暴走運転だ。
 一昨年に池袋で発生したプリウスの暴走事故は記憶に新しいし、衝撃的なニュースだった。横断歩道を自転車で横断していた母子を100キロ近い猛スピードで撥ね飛ばし、死に至らしめた加害者は、当時88歳の老人だった。しかし、解せないのはれっきとした業務上過失致死なのに、高級文民であるがゆえに身柄も拘束されず、在宅起訴となった点だ。しかも、反省の色もなく、裁判では「ブレーキを踏んだが効かなかった」と理不尽な言い訳から車のせいにして、嘘八百や御託を並べて無罪を主張する始末。被害者やその遺族に心底から詫びる素振りは微塵も感じない態度に終始し、世間の猛批判を浴びた。
 犠牲となった母子には何ひとつ落ち度はないのに、このような輩のせいで命を奪われることとなった母子は神のお慈悲もない。そんな世の中で良い訳が無い。

 それ以外にも中高年の迷惑行為は後を絶たない。

 コロナでマスク着用が義務付けされている旅客機内で、客室乗務員の呼びかけに応じず、飛行機の大幅な遅延を招く行動をしたのも34歳の中年男性。罪状は以下の通り。

 2020年9月7日午後、釧路空港から関西国際空港に向かう機内で女性客室乗務員(30代)の腕をひねって2週間のけがをさせ、大声で威圧するなどし、同機を新潟空港に臨時着陸させてピーチ社の業務を妨害したとされる。乗務員から繰り返しマスクの着用を求められたが拒否し、他の乗客から批判されて激高。同機は約2時間遅れて関空に到着し、乗客約120人に影響した。しかもこの迷惑行為をしたのが大学の職員と聞いて開いた口が塞がらない。

 たまたま乗り合わせた他の乗客はえらい迷惑で、たった一人の振る舞いで時間を無駄にすることになった。この男はこの男は、反省など全くなく、釈放後もネットやSNSに自己の正当性を主張するばかり。航空会社の一連の対応を身勝手な理屈をこねて批判している。いっぱんしの大人のくせに、どうしてこういう自己中の人間が登場するのか理解に苦しむ。しかも、その後に発生した共通テストの鼻出しマスクで退室させられた受験生に「追試を受けさせる機会を与えろ」などとネットに書き込む始末。常識や社会規範が通じない輩など相手にする必要はない。

 他にも迷惑行為はある。前述した共通テストを妨害したのも49歳の受験生の男性だった。なぜ49歳にして大学なのかも疑問だが、私はマスクをネタに妨害行為をして売名するために、願書を出したとしか思えない所業だった。

 東京海洋大学を会場に行われた、初の全国共通テストの受験場所でそれは行われた。鼻を出した状態のマスクを都合6回も注意されたのにその指示に従わず、頑なに拒絶。他の受験生全員を他の会場に移動させた張本人が、受験資格をはく奪され退去を命じられたにもかかわらず、トイレに閉じこもり、業務妨害をしただけでなく、不退去により逮捕されるという前代未聞の事件を起こした。これもまた解せないのだが、これほどの迷惑行為を働いていながら、すぐに釈放されたのだった。

 これらの中高年による迷惑行為の数々は、氷山の一角であり、利己的で自己中、我が儘な大人がいかに増えたかを如実に物語っている。一部の無知がゆえの愚か者のせいで、周囲は大迷惑を被るのだ。
 いずれも中高年の悪行だったが、どうしてこの年代の輩がこのような「空気を読めない自己中の行動に走るのか」、私なりに考察してみたい。
 この30~50歳の年代というのは、昭和45年以降に生まれた世代で、高度経済成長後に生まれ、物資的、経済的にも裕福な家庭が多かった。中高時代は、校内暴力が社会問題化となったり、その後の「ツッパリ」ブームや「スクールウォーズ」、「ビーバップ」世代である。つまり、学校が荒れた時代であった。校則違反は日常茶飯事、暴走族が暗躍し、社会批判も甚だしい時代背景があった。中退者が多くなり、反社会行動が一種のステータスとなり、教育や社会への反発や反感を抱いた年代である。個々の個性の伸長ばかりが尊重された時代の人間で、ゆとり世代の申し子である。よって道徳心や公共心よりも個性が持て囃された時代に学生時代を過ごした人たちということになる。自分の行動を省みることもなく、権利ばかりを主張し、責任や義務を果たさない、我が儘な人間が多く誕生した時代だ。

 一方、今の若い世代(20代)の人たちは、幼少期に震災を経験し、絆を重んじ、助け合いの精神を肌で味わった方々で、若い世代のほうが人の痛みや奉仕の精神が身についており、思慮分別が備わっていて、よほど民度が高くしっかりしているように思える。
 我々中年世代がとうの昔に忘れてしまった日本人としての優しさや気配りの精神を、逆に若者たちから学ばなくてはならない気がする。

 こういう中高年の、人の迷惑も顧みず、自分本位の行動をしている輩を見ると強い憤りを感じる。彼らのせいで、善良な方までもがイメージダウンし、異質な目で見られるのはやるせないし、御免こうむりたい。社会が、こうした輩を断じて許せないという強い正義感で疎外しなければならないように思う。 

 比較するわけではないが、大相撲中継で、昨年の11月場所以降、大栄翔が初優勝を遂げた今場所も、少ない観客の中で、異彩を放ち、しゃんと背筋を伸ばし、取り組みを見守る一人の女性がいた。15日間皆勤で同じ桝席に行儀よく正座して座り、ネットでは「桝席の妖精」とまで賞賛されている女性だ。こういう品のある麗しき女性の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいものだ。

 最後に、なぜか見ると感動してしまう、その女性の映像をお送りし、結びとしたい。

 コチラもどうぞ→ https://www.youtube.com/watch?v=WyUrrBqt12M

 素晴らしい相撲ファンに拍手!
 

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