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2020年11月12日 (木)

運・不運って?!

 人生とは摩訶不思議なもので、良いことばかりは続かないし、そんなに悪いことばかりではない。科学では到底証明できない人生の浮き沈みが実際に起こり得るし、結婚を機に人生が鉄道のポイントが切り替わるかのように劇的に変わり、数奇な運命に翻弄される場合も少なくない。

 田代まさし氏のように何かふとしたことをきっかけに犯罪に手を染めてしまい、そこから転落人生を歩む方もいる。

 また、何気なく買った宝くじが当たり、生活が激変する人もいれば、男子高校生の飛び降り自殺の巻き添えになって亡くなった女子大生もまた実際にいるのだ。どこで人生の歯車が狂うかわからないし、運命が変わるかわからない。それがその人の宿命だとしたら、神はなにゆえそんな無慈悲な振舞いをするのだろうか・・・。

 そうした目に見えない事象を形で図式化して描写したものに「バイオリズム」や運気を示す「九星カレンダー」なるものがある。人生とは実に不可思議なもので、幽霊やUFOを信じるか否かもそうだが、得体の知れないものへの好奇心や関心も尽きない。そうした人生の浮き沈みを計るものが「占い」だったりする。

 では人生の明暗を例証するために、何人かの有名人をピックアップして、その方の人生について個人的見解を語ってみたい。

 1 内村航平の場合
 
 弱冠19歳にして北京オリンピックの体操個人総合で銀メダルを獲得し、日本体操界の救世主に躍り出た。2012年のロンドンでは、日本の若き エースに成長し、個人総合で金メダル、そして2016年のリオオリンピックでも2連覇の偉業を達成した。そしてその間、世界体操では前人未到の6連覇を成し遂げ、無類の強さを誇った。名実ともに日本のエースで、なぜ彼が「国民栄誉賞」に選ばれないのか不思議なくらいだ。
 しかし、順風満帆な体操人生かと思いきや、その栄華は長くは続かず、その後は度重なる怪我に泣かされ、体力の衰えも顕著で成績がガタ落ちし代表落ちの屈辱も経験した。加えて世代交代の波に飲まれ、かつての輝きを失いつつある。苦肉の策で東京オリンピック代表選考について、鉄棒一本に絞り調整を重ねていた矢先、今度は自らが新型コロナウィルスに感染する事態に見舞われた。
 とかく体操に怪我は付き物だが、彼を見ていると気の毒なくらい栄枯盛衰がはっきり出ている。 

 この記事を書いた途端、全日本体操連盟は内村の新型コロナ感染は「偽陽性」だったと発表した。本人にとっては幸いだったが、人騒がせな情報だった。   

 2 KAZUの場合

 サッカーが今ほどメジャーなスポーツではなく、人気がなかった時代、16歳にして単身でブラジルに渡り、サッカー留学した「KAZU」こと三浦知良選手。
 「CAジュベントス」で修練を重ね、いくつかのクラブチームを渡り歩き、名門サントスにも移籍し、世界最高峰のリーグで業を磨いた。
 その後、Jリーグ発足間近の1990年に日本へ帰国。読売サッカークラブに移籍し、ヴェルディ川崎ではJリーグチャンピオンの立役者になった。
 そしてJリーグの黎明期から牽引し、年間MVPに輝く活躍を示し、日本代表の「11」を背負いエースストライカーに君臨した彼は、名実ともに点取り屋であり、中心的な存在だった。そして、満を持して臨んだのがアメリカワールドカップのアジア最終予選。イラク戦で勝てば初のW杯出場が決まる大事な試合で、先制ゴールを決めたが、後半ロスタイムに目の前でセンタリングをあげられてヘディングシュートを決められ、同点に追いつかれ、天国から地獄に突き落とされる悪夢を味わった。いわゆる「ドーハの悲劇」だ。
 その経験を活かし、4年後のフランスワールドカップのアジア予選でもピッチに彼の姿はあった。20代後半になり、体力の衰えが囁かれ始めたカズだったが、最終予選で、思うように勝てないチームの責任をとり、監督の加茂周が更迭され、代わって指揮を執った岡田監督が、カンフル剤としてエースのカズとチームメイトのMF北澤豪の二枚看板に、予選の途中で緊急帰国を命じる事実上の代表落ち宣言。
 Jリーグ、いや日本サッカーにおける第一人者にして最大の功労者である彼に、非情なまでの処遇に対し、当時のサッカーファンは賛否両論が渦巻いた。

 あれから四半世紀近く経過し、日本サッカー界の至宝にしてレジェンドの彼だが、53歳を迎えた今でも現役を続行していることに疑問を感じる方がいる一方で、希望を見出す中年世代も多い筈だ。彼よりもずっと若い選手たちが30代で体力の限界を悟り、引退している方が多い中、未だに現役を貫いていることに頭が下がる思いだ。野球よりもハードなスポーツで 気力よりも体力が一番求められるスポーツにおいて、ここまで頑張れるのはなぜなのか?

 私の私見だが、フランスワールドカップ予選で、代表戦の途中にクビを宣告され、緊急帰国を強いられたあの屈辱が最大の理由だと思っている。彼は一度もワールドカップに出場していない。彼の究極にして自己の夢であるW杯出場という最終目標を達成するまでは、やはり引退してしまうことは後悔を意味するのだろう。
 あれから一度も代表に復帰することもなければ、フランス、日韓、ドイツ、南アフリカ、ブラジル、ロシアと6大会連続で出場しているワールドカップのピッチに一度も彼が立つことはなかった。
 彼は「KING KAZU」として最高の栄誉を貰う中で、実はこのような非業に見舞われた過去があることをやはり数奇な因縁を感じずにはいられない。   

 3 渋野日向子の場合

 2019年の女子プロゴルフ界の中で、彼女のフィーバーぶりは凄まじかった。弱冠20歳にして海外ゴルフのメジャー大会である「全英オープンゴルフ」で、最終ホールでロングパットをねじ込み、劇的な初優勝を成し遂げた。その時、彼女の笑顔でプレーするスタイルやファンへの対応が秀逸しており、「スマイリングシンデレラ」として大人気を集めた。帰国後、彼女はメディアに引っ張りだことなり、正月特番でも出演が相次いだ。
 しかし、2020年は一転して不調に。コロナも一因だろうが、思うようにスコアが伸びず、予選落ちする大会すら多くなった。それでも彼女が出場する大会には多くのギャラリーが詰めかけ、彼女の一挙手一投足に注目し、そのプレッシャーがあったのかもしれない。

 まだ彼女は21歳と若いので、まだまだ巻き返す機会はたくさんある。今年がダメでもまた、練習に励んで、本来の調子を取り戻してほしい。そしてあのしぶ子スマイルを見たい。

 4 今季の巨人の場合

 9月末までは順調に勝ち星を重ね、2位以下に最大14ゲーム差をつけ、早期にマジックを転倒させ、ぶっちぎりの優勝を果たす予定だった。ところが10月に入って失速。エース菅野が13連勝、若手の戸郷も成長し、3勝2敗ペースだったのだが、マジック20を切った頃から、負けが込み出し、3割打者はゼロと言う貧打に苦しみ、順調に本塁打を量産していた岡本もブレーキが相次ぎ、今や大山、村上、丸と1本差。ダントツでホームランキングを獲得すると思われたが、終盤に来て暗雲が垂れ込みだした。しかも中継ぎの中心だった中川が戦線離脱。毎年使えない外国人助っ人の不調にヤキモキ。鳴り物入り入団のパーラも結局は一軍と二軍を往復し、最後は怪我で帰国。やっぱり使えなかった。

 最後は大躍進した中日が負けて、5連敗時に優勝という皮肉な結果。

 昨年日本シリーズでソフトバンクに屈辱の4連敗したが、そのリベンジどころか再び4連敗で返り討ちに遭うことは間違いない。逆にパ・リーグはCSでロッテに勝ち上がってきてほしいと願うばかりだ。しかしベテランの内川を2軍に置いていても、バレンティンを使わなくても圧勝の盤石なソフトバンクは全勝で勝ち上がるのは必至。工藤監督は素晴らしい。またしても巨人は辛酸を舐めそうだ。

 
 終盤戦の巨人の戦い方は異常で、もしかすると6大学のチームにも負けるのでは?と思わせるくらい、同じチームとは思えないくらい弱かった。投打のバランスが崩れ、これほど前半戦と後半戦で豹変したチームはないだろう。これで絶対的エースの菅野が来季、メジャー移籍しようものなら、来季は中日、阪神の敵ではないだろう。原監督も3年目の来季は正念場を迎える。阿部慎之助に監督を委譲するにあたり、一番いい形で引き継ぎたい筈だ。

 5 蛭子能収の場合

 私はこの人を見てつくづく羨ましく思う。失礼な言い方かもしれないが、傍から見て、どうしようもないぐうたら人間のように映る。しかし、彼の周囲には必ず、彼の性格や才能を見出し、ダメならダメなりにサポートしてくれる人がつくのだ。私は「ローカル路線バスの旅」の大ファンで、過去、BSで何度も再放送されているのを録画してまで全編見ていてそう感じる。だらしないし、競艇などの博打好きだし、偏った食生活で、我がままで、それに歯に衣を着せぬようなことを軽はずみにズバズバ言うが、なぜか憎まれない。特異な性格を有していると思う。典型的なO型で、彼にはそうした支援者がつくのだ。つまりナイスキャラとして彼を温かく見守るようになるのだ。
 「バス旅」とは名ばかりで、歩き旅の様相を呈して来た頃から、体力に限界を感じ、「バス旅」を卒業。その後、認知症を発症し、コロナ禍と相まってテレビ出演がめっきり少なくなった。
 
 6 桃田賢斗の場合

 彼は福島県の富岡高校という、有名バドミントン選手が多数国内留学することで有名な高校を卒業した。もちろん、在籍中はインターハイで、団体戦と個人戦で優勝し二冠を成し遂げている。
 そして高校生で世界ジュニア銅メダル、世界ジュニア選手権でも金メダルを獲得。卒業後は数々の世界大会で優勝しタイトルを獲得するなど、世界ランクでも上位に入り、着実な成長を見せていて、オリンピックの金メダルの最有力候補とまで呼ばれるまでになった。
  
  しかし運命のいたずらなのか、自らの不貞なのかは本人にしかわからないが、違法カジノ賭博や居酒屋、クラブでの不埒な振る舞いが週刊誌

などに掲載されて発覚すると、状況は一変。無期限出場停止処分により、リオオリンピックへの出場を取り消され、その後、長い謹慎生活を強いられることとなった。

 深く反省した彼は、謹慎が解け、人が変わったかのようにバドミントンの練習はもとより、ボランティア活動にも熱心に従事した。そして再びバドミントンのシングルスで世界ランク1位に返り咲く復活劇を遂げた。ヘアピンなどの業にも磨きがかかり、やっとこれで東京オリンピックで金メダルを獲得できると誰もが思った。
 
  そんなオリンピックイヤーの幕開け、今度は世界大会で優勝し、凱旋するための帰路の途中、タイで交通事故に遭い、目の前のドライバーが即死。そして自らも目を負傷し、現地で入院生活を送るなど重傷を負った。誰もが彼の病状を心配した。その後も、景色が二重に見えるなどの後遺症に見舞われたが、手術受け、それも回復。浮き沈みの激しい時間を過ごした。私は幸運の神様は彼に試練を与えたが、コロナ禍によって、それは彼にとっては幸いしたと思っている。視力や体力を回復する時間をいただけたことが大きい。1年間延期されたことで、本来の調子を取り戻せると思っている。
  

 7 瀬戸大也の場合

 荻野公介と共に、彼は日本の競泳界の第一人者で、バタフライや個人メドレーは今季絶好調で、東京オリンピックでは選手団長に抜擢されるなどメダル候補となっていた。

 それがアンジャッシュの渡部と同様、複数の女性とホテルで浮気を繰り返しす不貞が発覚したのだ。あれほど美人の奥さんをもらっておきながら、しかも出産で大変な思いをした奥さんに恩を仇で返す人間として卑劣な行為として世間の非難を浴び、競泳界のプリンスの不始末を連日に渡って報道した。彼への処分はある意味温情で、もし日本競泳界のエースでメダル有力候補でなければ、とっくに五輪への出場取り消しを勧告すべきケースだと思う。桃田健斗でさえ、1年以上の対外試合出場禁止処分を課せられ、オリンピック出場を棒に振ったのだから。 

 かつてスノボの国武選手も腰パンで非難を浴びたが、人間、特にアスリートの場合には、勝ち続けると傲慢に陥りやすい。天狗になると思わぬしっぺ返しが降りかかることを実感させてくれた一件だった。人間は、有名になっても驕らずに謙虚な姿勢が大事であることを実例として学んだ。
   

 8 岩崎恭子

 彼女もまた14歳という若さで、一日にしてシンデレラになった。彼女はほぼノーマーク状態でバルセロナ五輪に臨み、プレッシャーもなく、現地入りしてからタイムが飛躍的に伸び、200m平泳ぎ決勝で優勝候補のアニタノールを残り15mで交わし、タッチの差で金メダルを獲得したのだった。表彰台でのはにかんだ表情や表彰慣れしていないあどけなさは世界中から称賛された。

 しかも自己ベストをマークし、なんとオリンピックレコードをも塗り替えたのだった。この中学生の快挙に日本中が沸き立ったのだった。帰国時、成田空港は大フィーバーで彼女を出迎え、その後、メディアに引っ張りだことなった。
 
 彼女は決して有頂天になることはなかった。その後も真剣にかつ熱心に練習に励んだのだが、大人になるにつれ、女性らしい体型となり、タイムが伸び悩み、再びオリンピックの大舞台に立つことはなかった。中学時代のオリンピックで出したタイムを一度も越えられずに引退した。

 

 以上、8名の方をセレクトし、詳細を見ていただいた。本日のテーマの「運・不運」について強烈なインパクトを与える実例としては最適な人選だったかもしれない。

 私たち人間社会は集団で生活し、人と人との関りで成立している。よって、運がいい人悪い人というのも日常的に感じられる場面に幾つも遭遇するのだ。それは神のいたずらなのか?はたまた単なる偶然なのか?

 ひとつ疑問なのは、本当に神様は、個々に対して平等に試練を与えるのだろうか?いやいやそうとも言い切れない。
 過去の職場で、ろくに仕事もしないくせに、妙に運のいい同僚がいた。懸賞に応募すると当選したり、忘年会のビンゴクジで、一番良い商品が当たったり、人が見たら羨むような幸運の持ち主というのがいた。
 よく運の良い人を、「そういう星の下に生まれた」と表現できるが、姓名判断があるように、出生後、その方に付けられた名前で人生が決まっているように思う。特に、女性の場合は、結婚を境に生活が激変することが多い。それは姓が変わることが多く、そこで運命も切り替わるのだと感じる。
 若くして病気になり、30代という若さで幼い子どもを残して天国へ旅立つ方もいれば、偶発的な事故や事件に巻き込まれて亡くなるケースもある。その寸前まで、予想もしてなかったことが現実的に発生するのだ。

 最近、「星ひとみ」さんという占い師が脚光を浴びている。「天星術」で、ズバズバ当てることで有名な方で、なぜそんなことまで知っているのかというくらい的中率は高い。

 私は運命は信じない性質だったが、人生経験を重ねるうちに、宗教心はないが、「神の見えざる手」を実感できるような事象に見舞われることが多くなった。風水や占いはそうした見えないものを計ったり、未来に起こるかもしれない出来事を予知して人に教訓を与えるものだと思うようになった。

 今日の記事のまとめとして、冒頭でも話した通り、人間には「幸運と不運」を繰り返す生き物だ。不運が多い時期を「厄」と言い、厄払いを行う風習もあるのも、先人たちが感じていた名残ではないだろうか?「魔除け」や「御守り」、「験担ぎ」もまたその一種だろう。

 昨今、運をつかむ前に悲観して自ら命を断つ事故が相次いでいるが、ぜひ悪いことばかりではない、いずれ良いことがきっとあると信じて生きていきたいと思う。

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