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2020年11月26日 (木)

巨人の斜陽と来季の展望

 「巨人は昨季に続き、4連敗で日本シリーズ終戦」

 私が予想した通り、昨年に続き日本シリーズはソフトバンクの4連勝で幕を閉じた。段違いの強さで、まるで赤子の手を捻るかのような印象を受けた。これで昨季から巨人は対ソフトバンク8連敗を喫した。
 この結果は、巨人のペナントレース終盤から引きずっていた。3割打者不在で、打てないのに加え、亀井、中川の戦線離脱も痛かった。

 菅野がリードして降板した後に、中継ぎや抑えが逆転を許し、勝利投手の権利をフイにした。菅野は14勝にとどまったが、中継ぎが踏ん張れば16勝2敗でシーズンを終えていた。15勝以上していれば、大野に沢村賞を奪われることもなかった。しかも昔から菅野が登板すると、打線が沈黙する悪循環が続き、気の毒だった。

 また、シリーズではとにかく打てなかった。毎試合4~5本の貧打で、4試合でわずか4点しかとれず、完璧に抑えられた。昨季同様、クリーンアップが機能しない。丸が日本シリーズには人が変わったように打てなくなる。岡本も打率0.670でホームラン1本も打てなかった。若さ故の未熟さを露呈した。巨人のダメな面ばかりが目立った。一方のソフトバンクは勝ち方を知っている。試合巧者で、伏兵の栗原が爆発。こうした短期シリーズでは不可欠な「ラッキーボーイ」の出現も巨人にはなかった。

 ファンなのに言い過ぎかもしれないが、巨人は不甲斐なく、負けるべくして負けた。まったく歯が立たなかったというのが実情。昨年の大負けの反省が生かされず、二の舞を喫した。工藤監督の選手操縦術は長けており、もはや名監督と形容してもよさそうなくらい選手を育てるのも使うのも抜群だし、戦術や采配も見事だった。走れるし、守れるし、どこからでもチャンスを作れるし、あの内川を戦力外にしても余裕で勝利を収めるほど戦力が充実していたということだ。

 一方の巨人は、ここまで原監督の用兵力と名采配でペナントレースを制したが、100試合を越えてからバテバテだった。先発は菅野だけで、期待のサンチェスも日本野球を舐めていたのか、昨季韓国であげた17勝から8勝(4敗)に勝ち星が激減。防御率も良くはなかった。若手の戸郷も後半はスタミナ切れ。

 2戦目に実績の乏しい今村がスクランブル先発したが、ソフトバンクの足を絡めた打線に火の車。しかも松原が3試合ノーヒット。吉川と松原は出塁するのが役目なのに、まったく責任を果たせなかった。凡打の山を築いた。小技で相手投手が嫌がることを実行する立場なのに、足も絡められず、封印された。役者が違ったという印象。ひとり気を吐いたのはパ・リーグから移籍した「ウィーラー」くらいなものだ。ほかは手も足も出なかった。チーム打率も1割程度では勝ち目がない。

 それに外国人助っ人の差も顕著だった。巨人は昔からスカウトの目がないので、助っ人運がなかった。今季もサンチェスはムーアに投げ負けたし、デスパイネに対し、パーラは日本シリーズを前に帰国する役立たずぶりだった。この辺りも来季に向けての修正材料になる。

 私は来季は、巨人の優勝は難しいと見ている。その理由として、大エースで投手陣の柱の菅野がメジャー挑戦で抜けた穴を埋められない。
 加えてシーズン後半戦、その弱点を露呈したが、まったく打てない、安定感の無い中継ぎ・抑え陣の崩壊。高梨ひとりが踏ん張った印象。それを来季も引きずる印象は否めない。ではなぜ来季は優勝が難しいのか理由を挙げたい。

 1 前年の山口に続き、絶対的エース菅野の抜けた穴が大きすぎる。戸郷は2年目(実際は3年目)のジンクスで勝てなくなりそう。サンチェスは日本の野球に順応できない。

 田口も一時の勢いがない。ビエイラ、デラロサもコントロールが安定しない。新加入の平内は未知数。

 昔から巨人は右腕ばかりで、左投手のエース級が育たない。せめて全盛期の内海くらいの成績をあげる投手が必要。広島を退団するジョンソンを獲りに行く?

 ヤクルトからFAするライアン小川の獲得に動くのでは・・・。投手力の底上げが必要

 2 投手陣は若手中心だが、打線も吉川・松原・岡本・若林・大城は若くて経験不足。

 3 ドラ1が育たない現実。桜井、鍬原は大卒即戦力を期待されながら鳴かず飛ばず。2年目の高橋も故障がち。堀田などは1年で育成に。

 4 打力重視で大城を起用し、岸田、炭谷との併用で小林が浮いている。あの強肩は使い道がある。仮にも日本代表に選出された選手なのでもったいなさすぎ。

 5 阪神が投打ともに充実 優勝候補の筆頭

 打線の強化を図っている。近大の長距離打者の佐藤を獲得し、さらに近本や高山という好打者に加え、主砲に大山など破壊力は十分。
 今季期待したボーア・サンズなどのメジャーからの外人がイマイチだったが、もしここに韓国リーグで二冠のロハスを獲得すれば、得点力は倍増で、投手力が整えば、ぶっちぎりの優勝もあり得る。
 巨人は西勇輝を全く打てない。岩貞、高橋遥人と先発陣が安定。あと2枚あればローテーションも組める。中継ぎの馬場、エドワーズが安定している。押さえはスアレスが立ちはだかる。私は藤浪の復活とトレードやFAでパ・リーグの実績のある投手を獲得すれば、阪神の優勝はまず鉄板だろう。
  

 原監督の契約最終年は毎回2位に甘んじている。阿部慎之助への政権移譲のためには優勝して良い形で引き継ぎたいところだが、巨人は亀井、中島、陽、大竹、野上などのベテランの使い方が問題。ヤクルト山田の獲得を逸し、打線の強化は水泡に帰した。

 

 せめて吉川尚と松原が自分たちの役割を認識し、出塁率を上げてもらいたい。奇を衒う戦法で意表を突くドラッグバントや、ファールで粘って四球を選ぶなど、とにかく小技を駆使して塁に出ることを自覚してほしい。そして坂本・岡本・丸で還して得点力を上げる。特に先取点をとって、優位に試合を運んでもらいたい。

 加えて、私は打撃コーチ(野手総合コーチ)を変えるくらいのショック療法が必要で、3割打者を複数出さないと得点力は上げられない。
 
 総じて、阪神や中日に戦力が向上している来季は、今年のような独走はありえない。おそらく首位がめまぐるしく変わるように思う。ヤクルトもまた今年のように最下位にくすぶるわけには行かない。阪神を軸に中日、巨人がどこまで優勝争いに絡めるか?そんなペナントレースになるだろう。

 11月末時点で優勝争いを占うとこうなる。

 <セ・リーグ>

 1位 阪神  阪神の優勝は藤波の復活、佐藤が額面通りに活躍、ロハス獲得が条件  
 2位 中日  小笠原、根尾、石川の高卒トリオが成長し、一軍定着すればの話。福谷・福など投手力は抜群 
 3位 巨人  ラミレスやローズのような確実性と破壊力のある外国人助っ人を取れればV3もあり得る 
 4位 広島  ここも外国人次第。得点力をあげたい 

 5位 ヤクルト 2年目の高津監督の進退がかかる。山田の復活次第 尾花・伊藤智コーチの就任は大きいし、内川を獲得すれば、打線にしぶとさが加わる。

 6位 DeNA 今永が復活し、投手力が安定すればAクラス入りもあるが、井納や梶谷がFAで流出すれば厳しい。 

 <パ・リーグ>

 1位 ソフトバンク 投打ともに安定。巨人のV9、森監督時代の西武の黄金期を思わせる強さ

 2位 ロッテ 佐々木が一軍ローテ入りなるか 安田、藤原、平沢などの若手の成長もカギ

 3位 西武 高齢化からの若返りが求められる

 4位 楽天 早川が10勝すれば優勝争いに絡める。岸、涌井、則本、塩見、松井と駒は揃っており投手陣は引けを取らない。パワーヒッターの助っ人がいれば。

 5位 日ハム 有原と西川がメジャー移籍となれば厳しい戦いを強いられそうだ。清宮のブレイク待ち

 6位 オリックス 山本、山岡に続く投手が出ないと上位には加われない。

 パ・リーグは今季と同じ順位を予想するが、日ハムの主力の2人がメジャー移籍で抜ければ、最下位に甘んじる予想も成り立つ。

 さて、巨人ファンでありながら、厳しい意見を並べたが、昨年、今年と8連敗を喫したことで、巨人を始め、セ・リーグの各球団は、もっと強くなれると確信した。パ・リーグとの実力差は顕著で、2年前の広島でさえ1勝しかできずにソフトバンクに完敗した。おそらくたとえロッテがCSを勝ち抜いて日本シリーズに進出していたとしても、今の巨人では勝てなかっただろう。巨人が手も足も出なかったあのソフトバンクに、ペナントレースで唯一ロッテは勝ち越しているのだから。セ・リーグとパ・リーグの実力差が大きすぎる。パワー野球を目指さないと太刀打ち出来ない。投打の立て直しを含めたチーム革命を期待したい。

最後に、来季、FAやトレードで巨人のオーダーを予想してみた。

FA獲得・・・小川、梶谷、増田
移籍・・・ソト

1 吉川 セカンド
2 坂本 ショート
3 丸  センター
4 岡本 サード
5 ソト レフト
6 梶谷/亀井 ライト
7 中島/ウィーラー ファースト
8 大城 キャッチー
9 ピッチャー

サブ 増田、松原、若林、炭谷、岸田

先発 小川、戸郷、畠、今村、サンチェス、平内、高橋
中継ぎ 田口、高梨、中川、鍵谷、大江、野上
抑え デラロサ、増田

 どう見ても先発の駒不足。ルーキー平内が広島の森下のような活躍ができれば良いのだが。
 私が予想するに、FA獲得の見返りの人的補償で、重信、小林、陽、立岡、香月、桜井はプロテクトから外され、他球団に移籍すると見ている。

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