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2020年11月 9日 (月)

不思議プロ野球その2

  昨日の記事の続編をお送りします。

 3 「2年目のジンクスより高卒選手は3年目が勝負の年!」
 
 プロ野球の世界は甘いものではない。心技体揃って練習に励む選手でなければ大成しない。巨人の鈴木尚広やイチローなどは誰よりも早く球場入りし、トレーニングに励み、それは自己管理能力に長けた選手だった。だから怪我や故障知らずだった。世界一に2度輝くほど、野球のレベルが高いそんなNPBにあって、プロ中のプロが集まる世界では、並大抵な努力ではレギュラーを獲得したり、好成績を挙げるのは難しい。
 鳴り物入りで入団したのに、鳴かず飛ばずで球界を去ったり、ルーキーイヤーには大活躍したのに、後が続かなかった選手を大勢知っている。前者は巨人に入団した甲子園の優勝投手の辻内崇伸だったり、日本ハムの正田樹が該当しそうだし、後者は中日の近藤真一、日ハムの木田勇が挙げられる。 

 プロ野球を半世紀近く見続けて来た私は、確かに2年目のジンクスはあるが、むしろ高卒選手の3年目が勝負の年だと思っている。3年目にブレイクしないと球界で実績を残す選手にはなれない気がしている。もちろん清原選手のように高卒のルーキーイヤーに30本以上のホームランを打った選手はいるが、彼もその後、伸び悩んだ。やはり下積みがあるほどスランプ時の脱出法も身についているように思う。それに2年間はプロの練習や144試合に耐えられるだけの基礎体力を身につけるための体作りが基本となるが、それが2年間という時間だと思う。20歳を越えて勝負できるかどうかは、3年目が分かれ道だと思う。

 では3年目(または4年目)にブレイクした高卒選手をピックアップしたい。

 王 貞治   1年目 94試合  31安打  7本塁打  25打点 打率.161
(早稲田実業) 2年目 130試合115安打 17本塁打 71打点 打率.270
        3年目 127試合100安打 13本塁打 53打点 打率.253

 王選手は4年目に135安打、38本塁打、85打点と大ブレイクした。現役22年で868本塁打なので1シーズン平均43本打った計算。  

 イチロー   1年目 40試合  24安打  0本塁打   5打点 打率.253
(愛工大名電) 2年目 43試合  12安打  1本塁打   3打点 打率.188
        3年目 130試合210安打 13本塁打 54打点 打率.385

 松井秀喜   1年目 57試合 41安打  11本塁打 27打点 打率.223
 (星稜)     2年目 130試合148安打 20本塁打 66打点 打率.294
        3年目 131試合142安打 22本塁打 80打点 打率.283
 
 中田 翔      1年目 22試合  10安打  0本塁打    1打点 打率.278
 (大阪桐蔭)  2年目 65試合  49安打  9本塁打  22打点 打率.233
         3年目 143試合125安打 18本塁打  91打点 打率.237

 坂本勇人    1年目   4試合   1安打  0本塁打   2打点 打率.333
(光星学院)   2年目 144試合134安打  8本塁打 43打点 打率.257
         3年目 141試合178安打18本塁打 62打点 打率.306

 坂本は早熟で、チーム事情もあって高卒2年目でレギュラーを獲得した。

 平田良介   1年目 2試合   0安打 0本塁打 0打点 打率.000
(大阪桐蔭)  2年目 3試合   4安打 0本塁打 3打点 打率.333
        3年目 59試合 26安打 1本塁打 9打点 打率.268

 平田の場合、甲子園で凄まじい破壊力を誇示し、高校野球ファンの度肝を抜いたが、プロでは6年かかってやっとブレイクした。  

  立浪和義    1年目 110試合 75安打  4本塁打  18打点 打率.223
(PL学園)   2年目  30試合 20安打   2本塁打   8打点 打率.235
          3年目 128試合155安打11本塁打 45打点 打率.303

 大谷翔平   1年目 77試合 45安打  3本塁打 20打点 打率.238
 (花巻東)      2年目 87試合 58安打10本塁打 31打点 打率.274
        3年目 70試合 22安打 5本塁打  17打点 打率.202

                     1年目 13登板   3勝0敗 0S  46奪三振   防御率4.23
        2年目 24登板 11勝4敗 0S 179奪三振  防御率2.61
        3年目 22登板 15勝5敗 0S 196奪三振  防御率2.24

 岡本和真      1年目 17試合 6安打 1本塁打 4打点 打率.214
(智弁学園) 2年目   3試合 1安打 0本塁打 0打点 打率.100
       3年目 15試合 6安打 0本塁打 2打点 打率.194 
 
  岡本は4年目にやっとブレイクした。打率.309 33本塁打100打点でレギュラー定着     
     
 では今シーズン、3年目だった選手を取り上げたい。
 
 安田尚憲       1年目 17試合    8安打 1本塁打  7打点  打率.151
(履正社)   2年目 出場機会なし
        3年目 103試合 80安打  6本塁打48打点  打率.222
 
 清宮幸太郎   1年目 53試合 32安打 7本塁打 18打点 打率.200
(早稲田実業)2年目 81試合 51安打 7本塁打 33打点 打率.204
       3年目 88試合 37安打 7本塁打 21打点 打率.179
   
 歴代高校通算本塁打で100本越えでNo.1スラッガーだった。プロ入り後は怪我もあり伸び悩み。
 素質は抜群なので4年目の飛躍に期待したい。個人的には金属バットと木製バットの切り替えでかみ合っていない印象。

 
 次に来季、3年目を迎え、勝負の年となる選手

 吉田輝星     1年目 4登板 1勝3敗 0S 13奪三振 防御率12.27
(金足農業)  2年目 3登板 0勝1敗 0S   7奪三振 防御率  5.84

 藤原恭大     1年目  6試合  2安打 0本塁打 2打点  打率.105
(大阪桐蔭)  2年目17試合20安打 2本塁打  6打点  打率.294

 根尾 昂     1年目 2試合 0安打 0本塁打 0打点 打率.000
(大阪桐蔭)  2年目 6試合 1安打 0本塁打 0打点 打率.067

 小園海斗     1年目 58試合 40安打 4本塁打 16打点 打率.213
(報徳学園)  2年目   3試合   0安打 0本塁打  0打点 打率.000
          
   上の4人は日米野球の高校全日本に選出され、いずれもドラフト1位で入団した面々。しかしプロのレベルに順応できず、2年を経過してもなかなか一軍定着、レギュラー確保は難しい印象。若くして才能を発揮するのがB型だが、藤原と根尾はB型なので、おそらく来季には頭角を現すと見ている。ふたりとも野球センスは抜群なので、中日の2年目となる石川と並んで、かなり活躍すると見ている。
 やはり中日は怖い。今季の後半戦の戦いぶりは凄まじく。もし5ゲーム差くらいだったら、巨人の優勝も危うかったかもしれない。投手力が
良いので、打線が強力になれば向かうところ敵なしかもしれない。


 4年目でもなかなか目が出ない高卒選手

 平沢大河     1年目 23試合  7安打 0本塁打   3打点 打率.149
(仙台育英)  2年目 50試合21安打 1本塁打   3打点 打率.176
        3年目 112試合62安打 5本塁打 32打点 打率.213 
                   4年目 51試合18安打 1本塁打   8打点 打率.197

 以上、高校時代に華々しい活躍を示し、プロの上位指名で入団しても、清原のようにいきなりのレギュラー定着、実績を残すことはやはり難しいようだ。数字が物語っている。しかし、もともと素質に優れ、非凡な野球センスを持った面々は、遅かれ早かれ球界を背負って立つ一流プレーヤーに育つのは間違いないだろう。私は3年目にブレイクする高卒選手が多数出てくるような気がしている。 
                 

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