2021年4月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« 21世紀以降に夭折した芸能人・アスリート | トップページ | 「郡山市内の事故物件」の記事について »

2020年9月28日 (月)

郡山市民の危機 ~自殺者急増の背景~

 9月20日(日)の夕方、FCTの「郡山市週間トッピクス」というニュース番組を見て、私自身衝撃を受けた。それは郡山市で起きた直近の一週間の話題を振り返る内容の番組なのだが、この日のメインは郡山駅前で「自殺防止を呼び掛けるキャンペーン」の模様だった。ふと我に返り、「我が郡山市では年間でそんなに自殺する人が多いのか」と疑問に感じ、ニュース終了後、すぐにネットで調べた結果、その事実に驚愕してしまった。

 折しも14日には、その郡山市出身の女優「芦名星」さん、更に27日には大人気女優の竹内結子さんが自ら命を絶つという衝撃的なニュースもあり、自殺問題は身近なニュースのように感じられるようになった。かくいう私も、いつ同じような境遇に苛まれるか知れない。人間関係や経済的事情、借金、あるいは仕事の行き詰まり、健康や介護問題など、その理由の引き金はどこに転がっているのかわからない。

資料1 警察庁のHPより「令和2年8月までの都道府県別の自殺者数統計

  1位 東京都 1,398名
  2位 大阪府  843名
  3位 神奈川県 748名
  4位 愛知県  737名    
  5位 埼玉県      718名
  6位 千葉県    659名
  7位 北海道  594名
  8位   兵庫県  559名 
  9位 福岡県  544名
10位 静岡県  406名
11位 茨城県  288名
12位 宮城県  281名
13位 広島県  274名  
13位   新潟県  274名   
15位   群馬県  241名
16位 栃木県  233名
17位  福島県   232名 

47位 鳥取県    45名 

 やはり、コロナ禍によって、仕事や商売が立ちゆかなくなって、生活苦などから将来を悲観して自殺をした方が多いようだ。若年層はいじめなどを苦にしての学校問題に原因のある自殺が多い。もちろん高齢者ほど病気を苦にして自ら死を選ぶ人が多い。40~50代は仕事上や人間関係、経済問題が原因の1位だ。

 我が福島県は、東北で2番目に自殺者が多く、全国でも上位のほうに入ってしまう。以前は原発事故の影響が考えられたが、震災から9年以上が経過した今は、その原発さ災害関連死自体の実数は減ってきている。しかし、福島県の自殺者数は、人口の多い京都府や熊本県よりも多い。

 また、令和元年(昨年)1年間のデータでは福島県の自殺者数は360人に上り、やはり全国ワースト17位だ。男女別では男性が264名、女性は96名なので、男性の方が3倍近く圧倒的に自殺率は高い。

 2 全国の市町村別自殺者数の上位(住居地で発見)平成23年のデータ (自殺率は全死因に占める自殺の割合)

 1位   愛知県名古屋市 54名  自殺率32.3%
 2位 大阪府大阪市    51名  自殺率26.2% 
 3位 神奈川県横浜市 44名  自殺率15.8%
 4位 福岡県福岡市  36名  自殺率33.6%
 5位 北海道札幌市  33名  自殺率22.7%
 6位 兵庫県神戸市  29名  自殺率25.0% 
 7位 神奈川県川崎市 22名  自殺率20.8% 
 7位 新潟県新潟市  22名  自殺率35.7%  
 9位 福岡県北九州市 21名  自殺率27.9% 
 10位 埼玉県さいたま市19名  自殺率20.4% 

 33位  福島県郡山市   9名  自殺率35.1%
 47位  福島県いわき市  7名  自殺率26.1%

 2018年時点で全国の市の数は792、特別区が23、町が743、村が183で合計1,741ある。その中で郡山市の自殺者数は全国33位という人口33万人規模の中核市としてはかなり上位に入る。ちなみに同じ33位が宇都宮市、東京都世田谷区、練馬区、長崎市などだ。年率換算の自殺率は全国トップクラスですこぶる高い。

 3 福島県の令和元年度の自殺者の年代別統計

 自殺総数 360名の年代別内訳 
 20歳未満 12名 
 30代   30名
 40代   50名
 50代   70名
 60代   63名
 70代   38名
 80歳以上 56名

 その動機は、健康問題が148名と最も多く、次いで経済生活問題が68名、家庭の問題61名、仕事・勤務の問題42名と続く。

 さて、ここからが核心部分である。郡山市は「商都」と呼ばれるほど、福島県ではNo.1の経済発展を遂げた地区である。中にはコロナ禍の煽りで会社が倒産したり、事業に失敗して、生活が苦しくなったことで死を選択せざるを得ない状況も発生していると見られる。
 では郡山市のHPに掲載されているデータを引用し、我が郡山市の「自殺者数」はどうなっているのか検証したい。

 4 「郡山市の命を支える行動計画

 ① 郡山市の自殺死亡率の推移(平成24~平成29年の6年間)

 H24  21.3%       H27  19.1% 
 H25  21.5%       H28  14.6%
 H26  21.6%       H29  17.3%

 ② 郡山市の年代別死因順位(2012年~2016年の5年間) 

       1位        2位         3位
 10歳代 自殺7人  不慮の事故6人 がん4人 
 20歳代 自殺38人  がん 11人   心疾患10人 
 30歳代 自殺36人  がん 26人   心疾患19人 
 40歳代 がん100人  自殺 61人   心疾患27人 
 50歳代 がん309人  心疾患98人   自殺58人
 60歳代 がん849人  心疾患258人   脳血管疾患149人
 70歳代 がん1266人心疾患458人  脳血管疾患268人
 80歳代 がん1458人心疾患1003人  脳血管疾患651人 

 このうち疾病をのぞくと死因は10歳代から70歳代までが自殺が最多となる。それほど自死が増えているのが現代社会なのだ。若年層ほど重い病気にかかる確率は低いため、おのずと死因は自殺が上位を占める。40代以上から健康問題が上位に切り替わる。60歳になれば、命の大切さを身に染みて感じるようになるためか、自殺数が激減する。自殺しなくても余命を考えれば、あと30年以内には死が向こうからやって来ると悟り、わざわざ死を選ぶことなどなくなり、残された人生を謳歌しようと努めるようになるのだ。

 ③ 郡山市の自殺の特徴

 1 40~50歳代男性 有職者・同居
 2 60歳代以上の男女・無職・同居
 3 20~30歳代男性・有職者・同居・独居

 40~50歳代は働き盛りの年代だが、やはり事業に失敗や倒産、解雇などの憂き目に遭えば、生活が苦しくなり、一家心中や自殺を選ぶことが多くなってしまう。60歳以上は健康問題が原因で、体が不自由になったり、不治の病を発症し、悲観したり介護疲れでノイローゼになってうつ病を発症してしまいがちだ。

 20~30代は人間関係や恋愛事情で悲観するケースが多くみられる。 

 ④ 郡山市の自殺の原因・動機

 1 健康問題(疾病)
 2 家庭問題(家庭不和・家庭内暴力・教育・介護疲れ) 
 3 経済・生活問題(倒産・解雇による収入減・借金)
 4 勤務問題(人間関係・パワハラ・過労)
 5 男女問題(恋愛・結婚・離婚・暴力・妊娠)
 6 学校問題(いじめ・進路での悩み)

 自殺の手段は首吊りが最も多く、次いで 硫化水素や練炭による自殺、睡眠薬の多量服用などの服毒自殺、リストカットなどの自傷行為からの出血多量、そして投身自殺(高層ビル、橋からの飛び降りなど)が多いが、いずれも相当な苦しみや痛みを伴う。都市部では電車への飛び込み、いわゆる人身事故が第2位を占めるほどだ。人身事故は他人への迷惑や影響が大で、それが原因でダイヤが大幅に狂ったり、不通になれば、遺族に対し、高額の損害賠償が請求されるケースがあることを知っておかなければならない。

 ⑤ 参考「郡山市の新型コロナ感染者数」

 令和2年9月26日時点で、福島県の感染者数は247名で、8月中旬から9月中旬の一か月だけで100人以上も急増した。あちらこちらでクラスターが発生しているが、我が郡山市では青少年会館の合唱の合同練習と、駅前のホストクラブによる集団感染が原因で危機的状況なまでに急増している。それは福島県全域の4分の1が郡山市の感染者数で、どこで感染するかわからない状況にある。

 <福島県の主要都市の感染者数>9/26(土)現在

 1 郡山市  64名 青少年会館、郡山中央公民館 ホストクラブ
 2 福島市  29名
 3 南相馬市 28名 原町サイン本社福島事業所
 4 いわき市 23名 エーピーアイコーポレーションいわき工場
 5 会津若松市19名 会津医療センター

 6 本宮市  14名 えぽか本宮市民元気いきいき応援プラザ
   7    喜多方市 12名
   8   須賀川市  10名
 9 二本松市   7名 二本松郵便局
   9    相馬市    7名
11 田村市    5名 

 郡山市の感染者数がダントツに多い。これはPCR検査の実施数が多いことも一因。

 さて、データから自殺に至る要因が見えて来た。多くの要因があるが、精神的に追い詰められてうつ病を発症し、思い余って死を選んでいるケースが大半のようだ。私はこの手の記事を掲載する場合には、毎回声を大にして訴えているが、悩みは人それぞれ違い、その重さも十人十色だ。しかし、大切な命はひとりにひとつだ。せっかく地球というこの世に生まれたからには、輪廻転生がかなわないからには、やはり死に急ぐ必要などないのではないだろうか。人はいずれ遅かれ早かれ訪れるのだ。一生の長さは人によって異なるが、一生一度の人生なら、努めて楽しい人生を送れるようにすべきだろう。死ぬ気になってゼロから人生をやり直そうと考えなおして欲しい。生きたくても重病にかかり、惜しまれつつこの世を去って行った多くの命がある。

 悩みがあるのなら一人で抱え込まないで周囲に相談して欲しい。それもできぬなら、利害関係のない相談ダイヤル「いのちの電話」にかけて、思いの丈や死にたいと思った理由を話して楽になってほしい。誰かの話を聞けば、死ぬほどのことではないかったと後からきっと思える時が来るはずだ。今は苦しくても、きっと笑える日が来るはずだ。
 人は幸せになるためにこの世に生まれて来たと信じて、10年先、20年先の人生を考えて生きることを選んでほしいと思う。

 悩みを抱えている方は「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」や「いのちの電話(0570-783-556)」などに相談を。厚生労働省のホームページにも案内が掲載されている。

 追記(9/28)

 この記事は、9/21(月)に作成したものですが、昨日の9/27(日)に女優の「竹内結子さん」の突然の訃報が飛び込んできて、日本のみならずアジア各国に深い悲しみを与えた。

 私には予知能力らしきものが多少は備わっているのか、旧ブログから、私が記事を書くと、近いうちにそのテーマで事件や事故が起きる傾向がある。今回、「増加する自殺」をテーマにした記事を書いた途端に「竹内結子さん」の自殺と思しき急逝が伝えられて、正直怖い部分がある。

 あの明るくて強くて、プライベートでもお子さんが生まれたばかりで順風満帆な生活を送っていたと思われた彼女が亡くなったなんて未だに信じられないが、謹んで「竹内結子さん」のご冥福をお祈りいたします。

 

« 21世紀以降に夭折した芸能人・アスリート | トップページ | 「郡山市内の事故物件」の記事について »

郡山の話題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 21世紀以降に夭折した芸能人・アスリート | トップページ | 「郡山市内の事故物件」の記事について »