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2020年9月16日 (水)

刑法犯急増の高齢者たち

 高齢化が進む近年、やたらと高齢者による犯罪や迷惑行為が目立つようになった。もちろん、尊敬に値する立派なお年寄りも数多くいて、もちろん、同じ括りにしようなどとは考えていない。
 しかし、昨今、65歳以上の高齢者は、言葉は悪いが「老害」と呼ばれてもやむを得ないような凶悪犯罪や無謀運転による事故を起こす例が後を絶たない。このままでは厄介者扱いだ。
 
 では、ごく最近起きた、そう思わざるを得ないニュースを取り上げたい。

 1 熊本大学医学部の女性研究員殺害事件は67歳の顔見知りの男だった。

 こちらは衝撃的な事件で、長崎大学熱帯医学研究所から転勤し、つい最近、熊本大に赴任した若き優秀な研究員を襲った悲劇。しかも犯人は、首を絞めて窒息死させた被害者を、住宅街脇の小川の土手の側溝に投げ捨てるという非人道的な行為。ふたを開けてみれば、犯人は、同じマンションの清掃員をしている67歳の高齢者だった。もちろん恨みなどはない、挨拶を交わす程度の関係性しかないはずだ。
 だとしたら、この男が美人の被害者に興味を抱き、悪戯や猥褻目的で、被害者に近づき、騒がれたために殺したと見るのが一般的だ。こういう輩のために、命を奪われた女性は惨いとしか言いようがないが、もし、熊本に異動しなければ、普通の暮らしを継続していた筈だ。そこで運命の歯車が狂ってしまったのだ。あまりにも劇的すぎるし、人の生死とはこれほどあっけなく儚いものなのだろうか?日本の法秩序よ治安はどうなってしまうのか?
 やはり、私が当ブログで何度も指摘しているように、人を殺意を持って、あるいは意図的に死に至らしめた者は、更生の機会など与えずに、被害者小人数に関わらず、極刑を以て処すべきなのだ。でなければ法体系は保たれない。
 被害者は写真と実名を公表され、殺人はは名前しか出ない。あまりにも不平等で差別的ではないのか?犯罪者に「個人情報保護」などの特権など与える必要などないのだ。ドライブレコーダーや防犯カメラの普及で、窃盗や強盗など犯行場面を動画で放送されることが多くなったが、顔の部分にモザイクをかけて保護している映像が流れるが、これこそ疑問で、もし公開されれば、それを見た一般視聴者が、犯人に心当たりがあれば警察に通報し、一発で犯人逮捕に近づくはずなのに、まるで犯人の肩を持つかのような報道規制を強いている。
 犯罪者には重い法の適用で断罪してもらいたい。万引きしているや振り込め詐欺で甘い汁を吸っている者がのさばっていて、こつこつ真面目に働き、法を順守している善良な国民がバカを見るような社会であっては絶対にならない。


 2 福井県の女子高生を殺害したのは86歳の祖父だった。

 祖父が孫を殺す時代なのか?と首をかしげたくなる凶悪事件が福井県の田舎で起きた。しかも犯行に及んだのは86歳の祖父だった。しかもその動機は酒を飲んで「カッとなって」という激情型だった。さらに「喧嘩しているもみ合っているうちに動かなくなった」と嘘までつく始末。
 この家庭、女子高生と祖父が2人で暮らしていて、祖父の食事の面倒や世話をしていたという。おそらく我がままで言うことをきかない祖父が、孫に些細なことで注意されたことから口論となり、怒りの感情が積もり積もっての犯行で、なおかつ胸を包丁で何度も刺す強い殺意を持っての凶行だった。通常ならあり得ない所業だ。普通の感覚であれば、おじいちゃんなら孫娘は目に入れても痛くないほど可愛い存在であるはず。なのに、これから将来のある血のつながりのある孫の命を奪うなどということが起きるのは、通常の精神状態ではまず起きない。身内の犯行との一報に全身が凍り付く思いだった。亡くなった孫娘は、死ぬ間際に何を思ったのだろう。まさかこんな形で早すぎる人生の終焉を迎えるとはその日まで考えもしなかった筈だ。衝動殺人という形で短すぎる生涯を閉じることになった高校生の孫娘。あまりにも理不尽でやり場のない慟哭と焦燥感に苛まれた事件だった。

 ただでさえ「少子高齢化」が問題となっている現代社会において、高齢者が過失運転や殺人に走り、若い命を断つ行為に走っているのが現実だ。

 情状酌量が汲みされたとしても、残りの人生、刑務所暮らしは必至。死ぬまで罪を償い、孫娘のあの世での冥福と成仏を祈るしかない。 
 

 3 高齢者による犯罪は増加の一途を辿っている。

 多少古いデータだが、平成24年の法務省の犯罪白書によれば、65歳以上の高齢者による刑法犯検挙数は、48,544人で、平成元年と比べて何と7倍に急増している。検挙された全刑法犯の割合も2.1%から16.9%にも増加している。主な犯罪は万引き、占有離脱物横領、暴行および傷害であった。年金や生活保護で現役時代よりも収入が減り、生活苦などから万引き犯が多くなる傾向。また、この世代は物を大事に扱い、いわゆる「もったいない世代」なので、まだ使えそうな捨てられているものを勝手に持ち帰ったり、古物や骨とう品にも昔を思い出して懐かしんだり、興味を抱く世代なので、どうしてもその類の犯罪が多く発生する。

 また、同じデータで平成30年版では、高齢者の犯罪検挙率はついに20%超えの21.5%に達し、刑法犯の5人に1人が高齢者となった。人生経験があって物事の分別や善悪の判断力があって然るべきの高齢者が、他人への迷惑行為や凶悪犯罪に走っている傾向が克明になった。

  資料 http://www.jcps.or.jp/publication/3004.html

 そして最新の「令和元年度の犯罪白書」のデータはこちら http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/66/nfm/n66_2_2_1_1_1.html

 かつて中学生と小学生の男女を、自転車で通りかかった老人が言葉巧みに誘い出し、2人を殺害した事件があった。このようなケースはもはや稀ではなく、どこででも起こり得る犯罪なのだと認識すべきなのだ。
  
 近年、ドライブレコーダーや防犯カメラなどの普及で、今まで外に出なかった、あるいは見えてこなかった犯罪行為の一部始終が目の当たりにできるまでになった。だから昔からあった犯罪がより身近に感じるとようになっただけなのかもしれない。もちろんスマホの普及もあって、誰でも瞬時に動画で撮影し、証拠を残せる時代、つまり1億総記者時代なのだ。

 衆人環視ではないが、やはり事故や事件ではその証拠をできるだけ残すことが、事件解決の手掛かりになるのだ。よって、凶悪犯罪者には、もし人違いでないと確信できる場合に限っては、情報を公開し、氏名や顔写真も公開すべきだと思う。そうでなければ犯罪の抑止力にはならない。


 さて、本日の記事のまとめに入るが、人は誰でも遅かれ早かれ歳をとり、高齢者になる。高齢者は人生の先輩であるがゆえに「自尊心」が高く、若輩者にとやかく言われることを酷く嫌う。「年寄り扱いして」とか「俺に意見するのか」という言葉が口をついて出る。
 また、加齢とともに体の自由が利かなくなり、口うるさくなったり、指図が増え、自覚がないまま命令口調になっていたりする。更には耳が遠くなるため、声が大きくなり、周囲から見ればイライラしているように映ったり、怒っているように思えてしまう。そういうご老人を「頑固じじい」とか「口やかましい老害」、あるいは横柄な態度に我慢できず忌み嫌うようになる。それなのに、当の本人は迷惑がられているとも知らず、人生経験がある分、「自分は正しい」と思い込みや自負、強い心情や信念から、悪い言い方をすれば「先輩面して」年下には指導的立場の物言いで強く当たることで、さらに敬遠される事態を招く。ましてリタイヤ後、時間を持て余しているお年寄りは、他人のアラが見えやすく、人の行動や振舞いが気になって仕方ない。昔の自分の生活と比較して、世相や時代観とのギャップに衝撃を受け、若者の振舞いが許せなったり、新聞などに投書するのもこの世代だ。
 こういう傾向は圧倒的に男性(おじいさん)が多い。中には女性もいるかもしれないが、女性はそもそも人間関係を第一に考え、共感的に物事を考える。周囲に合わせ自己主張を控えめにしたり、その環境になじもうと努力する。口やかましく振舞ったり、他人を巻き込んだり、迷惑を及ぼす行為を嫌う。中には欲求不満が溜まり、そのはけ口としてわざと大きな騒音を立てたり、近所と折り合いが悪いと、執拗な嫌がらせを繰り返して警察に通報されるおばさんはいることはいるが、ごくごく少数だ。

 結びに、本日は高齢者に対する批判めいた偏った内容になってしまったが、本来の主旨はそこではなく、今後ますます平均寿命が延びて高齢化社会に拍車をかけた時代になるのは必然で、10年後、20年後に高齢者の数が今以上に増えれば、それに比例して「迷惑老人」や「老害」と呼ばれる悪徳行為が蔓延ることを危惧し、警鐘を鳴らす意味合いから、掲載に踏み切った次第である。

 かくいう私自身も、あと10年もすれば無事に高齢者の仲間入りで、このようなブログ記事を書いて、問題意識や危機感を露わにしている時点で、同じ立ち位置の老人になりかねないのだが、そうならないように人には極力寛容に、柔らかい人当たりで接していきたいと考えるし、今もそのように振舞っている。残りあと何年この世に生きながらえるかわからないが、3分の2を過ぎたと思われる今、特に今年、大病をした私が思うことは、健康で心穏やかに余生を過ごしたい・・・ただそれだけだ。 

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