清楚で美しすぎる昔の時代劇女優
以前、当ブログで、「暴れん坊将軍の魅力再発見」と言うタイトルで記事を書いた。その際取り上げた内容の続編。
それは1980年代に活躍された女優さんは、私より2〜5歳くらい歳上の方が多いが、今では還暦近い方がほとんどだ。特に、その頃、時代劇に出演していた女優さんは、役作りもあるかも知れないが、総じて清楚で美しい方が多いことに気づく。当時は、私も20代で、あまり美人だと感じなかった人でも、いざこの歳になってみると、その飾らない美しさに惹かれてしまう。
では実際に、私が心惹かれた女優さんを10人セレクトしい。
1位 片山由香
私の一番のお気に入りの女優さん。21歳の時に「水戸黄門」でデビューした。「暴れん坊将軍」に出演していた当時は20代の若手女優だった。年齢は私より2つ歳上の現在57歳。1993年を最後に芸能界を遠ざかっていたが、2007年に久しぶりにサスペンス作品で復帰を果たしたが、それ以降はテレビでお目にかかれないところを見ると、もう芸能界を引退されているのかもしれない。彼女は時代劇に多く出演し、町娘役からお姫様役まで幅広く活躍した。清楚で純朴を絵に描いたような存在だった。おそらく「暴れん坊将軍」の全シリーズを通して伊藤美由紀さんや三浦リカさんと同様、10話以上に出演している。
彼女は愛媛県松山市出身だけあって、卵肌をしていてとにかく美人だ。京都女子大の短大を卒業した。
2位 山本みどり
彼女もまた清楚を絵に描いたようなべっぴんな女優さんだった。現在もバリバリの現役だが、1980年代に数多くのテレビドラマに出演した。特に「水戸黄門」への出演回数が多く、1994年時点で3位にランクされていた。息を飲むほどの色白肌で、和服が似合う美人女優だ。
現在62歳。出身は静岡県富士市で東京女子大の短大を卒業した才媛。血液型はB
3位 三浦リカ
戸田菜穂さんに似ている。彼女は1980年代に活躍した竹井みどりさん、森下愛子さん、古手川祐子さんらと同時期にドラマや時代劇に引っ張りだこだった。三浦リカさんは健気で可愛らしい町娘役が多かったため、親近感が半端なかった。やはり「暴れん坊将軍シリーズ」に幾度も出演している「佐藤万理」さんともイメージが重なる。
俳優の堤大二郎と結婚した。血液型はA
4位 根本律子
典型的な着物美人。福島県民には、和服で琴を奏でる「花春」のCMで認知された美人女優。誰もがあの姿を見て釘付けになったことだろう。もちろん現在も現役で活躍されている。旅番組への出演が多いようだ。
現在61歳とは思えないほど若々しく美しい。血液型はAB。長身のモデル体型で164cm。東京都出身。
5位 佐藤万理
主に1980年代に活躍した若手女優だった。芸歴は古く、子役だった6歳のときに前進座の舞台『シーボルト物語』でデビュー。その後、佐藤萬里の名前で、NHKの大河ドラマ『天と地と』などの出演を経て、1972年のNHKドラマ『天下御免』などにも出演した。暴れん坊将軍シリーズには7度出演を果たした。しかし、1988年の時代劇「大岡越前」を最後に、芸能界から遠ざかっている。現在は61歳になられている。
日本舞踊が特技だけあって、日本髪が良く似合う女優さんで、町娘役が多く庶民的な印象だった。彼女はもちろん時代劇だけではなく、シリアスなサスペンスドラマや恋愛もの、ホームドラマに多数出演した演技派だった。丸顔で色白だが、彼女は血液型はA型。佐野量子さんや三浦リカさん、伊藤かずえさんともイメージがダブる。
6位 叶和貴子
純日本風の顔立ちと清楚な物腰。それでいて控えめで三歩下がってついて来るような雰囲気に彼女の虜になった男性ファンは多いことだろう。その清潔でほんわかした印象と着物が良く似合う和風美人で人気が爆発した。日本酒を初めとした多数のCMに引っ張りだこなった。
しかし、意外にも下積み時代は、宇宙刑事という戦隊ヒーローもののヒロインに抜擢されたが、その美貌が視聴者や番組スタッフの目に留まり、人気が爆発した。
しかし難病を発症し、長らくの闘病生活を強いられ、2000年代以降は、公の場所に姿を現さなくなり、伝説の女優と化してしまった。
今年、64歳になられるが、絶頂とどん底を味わった彼女を想うと、人生の浮き沈みや縮図を見ている気がする。血液型はB
7位 野村真美
彼女は私と同い年の56歳だが、小顔でロングの黒髪がチャームポイントの田中美佐子さん、鶴田真由さん、吉高由里子さんとイメージが重なる。
1980年代から90年にかけて多くの時代劇に出演したが、「渡る世間」のようなホームドラマ、サスペンスドラマにも数多く出演した。
そして、私が衝撃を受けたのは、20代のデビュー間もない時分に、「大奥十八景」に大奥に仕える妾女性役で、将軍のあおい輝彦から寵愛を受けるシーンで、大胆にもオールヌードと絡みを演じ切った点だった。おそらく、チャンスを得たり、名前を売るためには断れなかったのではないかと察しがつく。
血液型は小顔で色白がチャームポイントのO型。そう言えば同じO型の女優の星野知子さんにもイメージが重なる。
8位 北原佐和子
彼女はほぼ私と同世代で、現在56歳になる。もともと美少女モデルとしてデビューし、ヤングジャンプなどのグラビアを飾った。同じ事務所の所属であった真鍋ちえみ、三井比佐子とともに、1981年にアイドルユニット「パンジー」を結成。自身の18歳の誕生日である1982年3月19日にシングル「マイ・ボーイフレンド」で歌手としてソロデビューすると、1985年にかけてシングル10作品、アルバム6作品をリリースした。
俗に言う「花の82年組」の一人で、当時のキャッチフレーズは「さわやか恋人一年生」。のちに女優に転身した。
暴れん坊将軍Ⅱへの出演をきっかけに同シリーズ時代劇に繰り返し出演した。元アイドルながら体当たり演技が好評を得た。一方で、障害者との交流をきっかけに20代の頃より介護やボランティアに関心を持っており、2007年にホームヘルパー2級の資格を取得すると、芸能活動の傍らで2008年より介護士として東京都内の施設で介護実務に携わる。2014年には介護福祉士の国家資格を取得。同年12月には、介護現場での自らの体験を元に書籍『女優が実践した介護が変わる魔法の声かけ』を執筆。「介護はじめの一歩」と題して講演活動も行っている。血液型はA
彼女はやはり80年代のアイドル歌手としてデビュー。八重歯がチャームポイントで、そのキュートな笑顔で人気があった。ヒット曲には恵まれなかったが80年代に業界を席巻したアイドルブームの中で、水野きみ子や畠田理恵、吹田明日香、伊藤智恵理などと共に、B級アイドルとして活躍していた。やがて生き残りをかけて女優業に転向。「暴れん坊将軍Ⅳ」への出演をきっかけにして、松平健と交際がスタート。その後、15歳の歳上と結婚に至った。しかし、母親が亡くなったことでノイローゼによりうつ病を発症。松平の自宅豪邸で自らその命を絶った。享年42歳。その際、地方公演中だった松平が、愛妻が死去したにもかかわらず、どこか他人事のようなよそよそしい冷静なコメントを発していたのが気にかかっていた。
女優業としてはあどけない朗らかな町娘役がハマリ役だった。血液型はA型。同じA型の若林志穂や水野きみ子、土屋かおり、やはり育児ノイローゼで自死した甲斐智恵美などとイメージが重なる。
10位 山本ゆか里
彼女もまた元アイドルだった。旧芸名は山本由香利。デビュー前から東映芸能に所属し平尾昌晃に歌のレッスンを受け、歌謡界デビューをうかがう。1975年、明大中野高一年15歳のとき、テレビ朝日の公開オーディション番組『決定版・あなたをスターに!』のグランドチャンピオンに輝いて芸能界入りした。当初はアイドル路線を中心に活動していたが、その後は子供向け特撮ドラマやアクション、青春学園ものの生徒役、時代劇などに活躍の場を求めるようになった。
主な時代劇の出演作品は「必殺シリーズ」に5本、「銭形平次」に3本、「暴れん坊将軍シリーズ」に8本、「大奥」、「大岡越前シリーズ」に4本、「水戸黄門シリーズ」に7本出演した。
現在は61歳だが、この15年は芸能活動を遠ざかっている。血液型はO型。神戸市出身。
次点 伊藤美由紀
彼女も昨年から私がハマっている「暴れん坊将軍」に延べ7回も繰り返し出演している演技派だ。1980年にNHK連続テレビ小説 『なっちゃんの写真館』のヒロイン募集に応募。ヒロインの友人・瀬川正子役でレギュラー出演した。
その後、時代劇を中心に女優として活動。「遠山の金さん」はお竜役でレギュラー出演、「水戸黄門」にも8度も出演した。
1997年の出演を最後に、今年で23年も芸能活動を休止しているが、現在58歳だ。血液型は不明。乙女座。東京都出身。
ほかにも一色采子さんや辻沢杏子さん、佐藤万理さん、田中綾子さん、芦川よしみさん、西崎みどりさん、伊織祐未さんなども当時の時代劇には欠かせない女優さんだった。
さて、今回、勝手にピックアップした女優さんは、時代劇専門ではなく、恋愛やホームドラマ、サスペンスドラマなどにも多数出演した方たちばかりだ。いずれも美人を絵に描いたほど綺麗な方たちばかりで、当時は私より年上で、そんなに気にも留めなかったのだが、今見返すと、現代の女優にはないおしとやかさだったり、奥ゆかしさだったり、あるいは謙虚で控えめな物腰についつい惹かれてしまう。自分もそんな歳になったのかと愕然と来る部分もあるが、BSなどで30年以上も前の時代劇を回顧できるのは嬉しい。その時分の自分自身の生活と照らし合わせ、若かりし自分に回帰できる。
本日取り上げた清楚な美人女優さんは、すでに引退された方も多いが、昔の映像に浸りながら、自分の若い頃を懐かしく思い出したいと思う。
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