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2020年6月21日 (日)

「西部警察全国縦断ロケ(福島編)」回顧

 昭和の時代に、テレビ業界で隆盛を極めたもののひとつに刑事ドラマがある。
 初期は「七人の刑事」に始まり、「刑事くん」「太陽にほえろ」「鉄道公安官」「大空港」「特捜最前線」「非情のライセンス」「夜明けの刑事」「明日の刑事」「噂の刑事トミーとマツ」「裸の街」「大都会シリーズ」「Gメン'75」「キイハンター」「刑事犬カール」「熱中時代 刑事編」など、数多くの刑事ドラマが制作されて放映され、視聴者の人気を得た。
 そんな中で、私が決して忘れられない刑事ものがテレビ朝日系列で放送された「西部警察」であった。

 石原プロモーションとテレビ朝日が共同制作したこの刑事ドラマは、ド派手なカーチェイスや片輪走行、衝突や車が爆発するようなカースタント、拳銃をあちこちでぶっ放す危険極まりないアクション、それに車、建屋、時には巨大煙突や観光船までも爆破する演出で視聴者の度肝を抜いた。
 そして石原プロ所属の男っ気がむんむんする豪華俳優陣がこぞって出演したことで知られる。

 今は亡き小暮課長役の石原裕次郎を筆頭に、大門軍団の団長に渡哲也、舘ひろし、藤岡重慶、小林昭二、御木裕、シリーズによっては寺尾聰、峰竜太、苅谷俊介、五代高之、加納竜、柴俊夫、古手川祐子といったキャストが名を連ねていた。こちらは「太陽にほえろ」と出演者がリンクしていた。

 テレビシリーズ 『西部警察』(1979年10月14日 - 1982年4月18日、PART-I)
 テレビシリーズ 『西部警察 PART-II』(1982年5月30日 - 1983年3月20日)
 テレビシリーズ 『西部警察 PART-III』(1983年4月3日 - 1984年10月22日)
 テレビスペシャル『西部警察 SPECIAL』(2004年10月31日)

 1979年から1984年までの約5年間の制作数は実に238話にも上った。平均視聴率が14.5%というお化け番組だった。

 そんな中、我が福島県でもロケに使われたことがあった。「全国縦断ロケ」の一連で、厳冬期の福島県を舞台に長期ロケを敢行した。

 木暮課長役を演じる石原裕次郎が、解離性大動脈瘤による長期にわたる闘病生活から復帰できたことを記念すると共に、闘病中自分を応援してくれた全国のファンに対するお礼と、自分の元気な姿を少しでも多くの人に見てもらいたいという意味を込めてPART-II〜PART-IIIと股にかけて行われた、テレビドラマとしては異例の大規模な地方ロケである。その第5弾が福島で、タイトルは以下の通り。

 PART-III  第9話(1983年6月12日)「白銀に消えた超合金X ! - 福島・前篇 -」(視聴率17.8 %)
 PART-III 第10話(1983年6月19日)「雪の会津山岳決戦 ! - 福島・後篇 -」(視聴率14.0 %)

 ストーリー概略

 前後編で一つのストーリーが展開。夢の超合金「メルカロイX」と開発者の教授を、海外の死の商人に売り渡そうとする組織と大門軍団とのバトル。

 ロケ日程:1983年3月12日 - 3月22日

 何か昭和の頃に放映された「大映テレビ」制作のいかつい印象を受けるが、毎回現実離れしたカースタントアクションや爆破シーン、街中であっても派手な銃撃戦などがウリだった。何台のパトカーや犯人が乗った逃走車両を横転させて破壊させたかわからない。

 私の記憶を辿ると・・・
 
 1 郡山警察署の南側の玄関先

 郡山警察署が「郡山中央警察署」という名称で使われ、最後のエンディングシーンが撮影された。事件を解決した小暮課長と大門刑事(団長)が煙草をふかしながら玄関から出てくるシーンだった。この頃は、「心臓の動脈瘤」の大病から奇跡の生還を果たした裕次郎も元気な姿をファンに見せていた。

Koriyama-police

 2 福島放送の会議室

 開局間もない「福島放送」(KFB)の会議室の一室を郡山中央警察署の捜査本部に見立てて撮影された。福島県警のポスターが不自然に綺麗な壁に無造作に貼られてあったのが違和感があった。例のごとく、各刑事が捜査状況の報告をするために小暮課長がいる対策本部に入って来るシーンなどが撮影された。 

Kfb

 3 建設中の日中ダム
 
 クライマックスで、敵のアジトを大量の火薬を用いて爆破する豪快なシーンが撮影された。残雪の日中ダムの建設現場に巨大な敵のアジトの住居を建設し、リハーサルおよびNGなしの1回勝負のシーンだった。カメラ4台同時撮影とヘリコプターを飛ばしてアクティブマルチアングルで撮影されたようだ。
 
Seibu_20200605194801
 
 4 その他 撮影に協力した企業や実際に画面に登場した会社等

 三万石不二屋、福島県会津農林事務所、あいづダストセンター、羽鳥サバイバルランド、ホテルリステル猪苗代、福島観光自動車、日中ダム(大成建設・鹿島建設共同企業体)、日産自動車福島販売
  

 5 破壊された主な建造物・乗り物

 犯人のアジト1棟(爆破:建設費3000万円。日中ダム建設現場に建設  福島観光自動車 日野製観光バス

  
 我が県初の大規模な長期ロケということで、注目度は凄まじかったし、県民がこぞってこのロケに協力的だったことを記憶している。特に想い出深いのは、我が福島県内で、人気ドラマの撮影が行われるというので、県民の歓迎ぶりはすさまじかった。郡山駅に降り立った石原軍団をひと目見ようと、わんさか駅前にファンが集まり、ごった返した記憶がある。

 このロケが行われた当時、私は高校生だったので、ロケ地を車で回ることなどできなかった。もっぱら「福島放送」の夕方の番組内で流される今日のロケ情報などを確認していた。そして実際の取材映像も流され、今日はどこでどんな撮影が行われたのかも放送されたほどだ。

 あのロケから早いもので37年も経ってしまった。若い方はもちろん知らないし、この出来事を覚えているのも同世代か先輩諸氏の年齢層の方くらいになってしまった。西部警察に出演した俳優さんも順次、鬼籍に入られている。石原裕次郎、小林昭二、藤岡重慶、高城淳一、武藤章生、庄司永建、井上昭文などの名優が亡くなられた。

 レギュラー放送時、若手の代表だった舘ひろしさんでも70代になったことを考えれば、やはり時間の速さを実感してしまう。

 最後に、当時出演された俳優さんが、2020年6月現在、亡くなられた方を除いて何歳になられているかを掲載して結びとしたい。

 渡 哲也 78歳  舘ひろし 70歳
 寺尾 聰 73歳  苅谷俊介 73歳
 五代高之 63歳  加納 竜 64歳
 御木 裕 60歳  峰 竜太 68歳
 佐原健二 88歳  三浦友和 68歳
 柴俊夫  73歳  石原良純 58歳
 古手川祐子60歳

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