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2020年6月26日 (金)

過去の動物脱走劇

 最近、何者かが檻の金網を切り、中にいた猿70頭が脱走したというニュースがあった。猿ならまだしも、過去には人間に危害を加える可能性がある危険動物の脱走例があった。

 クロヒョウ

 1936 年(昭和11年)7月25日早朝、恩賜上野動物園で飼育されていたクロヒョウのメス1頭が脱走した事件である。脱走したクロヒョウは約12時間半後に捕獲され、特段の被害もなかった。

Leopard

 ベンガルトラ

  かつて「こち亀」に中で出て来た「寺で修行僧の脱走防止用に飼っていた虎二頭が放たれ暴走する」話があったが、それを地で行く出来事が昭和の頃、千葉県の山寺で実際に起きた。あまりにも物騒な出来事で、連日マスコミが中継し、付近の住民や小学校は厳戒態勢に包まれた。
 それは1979年8月2日に、千葉県君津市にある鹿野山神野寺から、当時飼育されていたオスとメスのベンガルトラ二頭が脱走した事件。虎は1ヶ月弱も脱走を続け、日本で発生した脱走事件の規模としては、過去類を見ないものであった。
 事件発生を受けて、警察は現地対策本部を設置し、警察官はもちろんのこと、機動隊や猟友会員、消防隊員なども含め、合計500人を動員させ、虎の行方を追わせた。寺がある君津市を中心に、虎の脱走を告げる有線放送が流され、一般市民には即座に外出禁止令が発令されたほか、交通規制も行われた
 事件当時、寺の周辺にはおよそ400人が集まっており、民家は80世帯ほど存在した。そのため、一般市民が虎に襲われたら一溜まりもないことは確かであった。市民達も戸締りをしっかりと行い、身を守った。
 結果的に8月4日にメスが射殺され、一か月後の8月28日にオスが射殺され事件は落着した。この脱走劇で飼い犬一匹が虎に食いちぎられて犠牲になった。

Tiger

 猿(チンパンジー)

 2016年6月14日午後1時20分ごろ、仙台市太白区の八木山動物公園で、チンパンジー1頭がおりから逃げたことに飼育員が気付いた。チンパンジーは、住宅街の電線を伝って逃げたが、午後3時10分ごろ、捕獲された。

Chimpanzee

 カンガルー

 2010年9月28日、滋賀県の移動動物園からカンガルー1頭が逃げ出しました。約5時間後、田んぼの中で見つかり捕獲されました。

 ライオン

 沖縄こどもの国では、これまでも動物が脱走事例があった。 1985年4月24日には、 ライオンの雌「トモコ」がライオン舎から逃げた。約2時間後、「人手で取り押さえることは難しい」との園の判断で、園内で県警機動隊に射殺された。

Lion

 ヒグマ

 2012年4月20 日に、秋田県鹿角市にある八幡平クマ牧場から、当時飼育されていたヒグマ6頭が脱走し、2名の飼育員が死亡した事件である。牧場の経営者らによるクマの飼育や管理などが不十分であったとして、刑事責任が問われた事件でもある。 事件発生時、ヒグマ用の運動場は、地下に掘られる形で高さ4.5 mの巨大な壁に囲まれていたにも関わらず、そこからクマが6頭も脱走した。現場に駆け付けた消防隊員らは、数頭のクマが次々に壁を飛び越して逃げ出す様子を目撃したという。これについては、運動場内において、壁に沿うように大きな雪山ができていたため、それを登って脱走に及んだとみられている。 6頭中2頭は餌場内に隠れるなどしたため、射殺は難航したが、午後4時に脱走したクマ6頭は全て射殺された。

Bear_20200614201701

 ツキノワグマ

 2015年10月5日、11月7日 沖縄こども動物園のツキノワグマの雌「美月」が展示場から2度逃げ出し、後に捕獲された。報道機関への公表が3日後になったため、周辺自治会などから批判の声が上がった
 

 サラブレッド馬

 今年5月25日午前11時ごろ、東京都品川区の大井競馬場から馬1頭が逃げ出し、約15分後に約1.3キロ離れた同区東大井1丁目の交差点付近でワゴン車と衝突する事故があった。警視庁大井署や競馬場によると、馬は出血した状態で保護され、競馬場で治療を受けている。 逃げたのはレースなどで競走馬を先導する誘導馬「セイントメモリー号」。現役時代は先行逃げ切りの脚質で活躍した。

 過去にもスーパーオトメ、ノボリハウツーが脱走したことがある。

 ニシキヘビ

 2017年1月に名古屋市の東山動物園から逃げ出したカーペットニシキヘビが、7か月ぶりに戻ってきた。
7月26日、昼過ぎになって自然動物館内の飼育スペースに戻っているのを動植物園の飼育員が見つけた。ニシキヘビの飼育箱があったところの隣の部屋では、水を入れたプラスチックケースで展示用の水生植物を栽培しているが、ヘビはその中にいたというのだ。   逃げ出したときは子供で、50センチほどだったが、倍以上の113センチに成長していた。

 ヒアリ

 厳密に言えば、これは脱走ではなく、東南アジアからの荷物に混入していた。ヒアリは殺人アリで、外国からの輸入コンテナに紛れて発見されることが多い。横浜港で確認されたというニュースがよく流れる。水際での排除が至上命令だ。

 脱走劇ではないが、過去、日本の動物園やサファリパークで飼育員が動物に襲われて亡くなる痛ましい事故が起きている。

 那須サファリパーク
  1997年に那須サファリパークにて飼育員の男性がライオンに襲われるという事件が発生した。映像は客が撮影したもの。 男性職員と女性職員の二人が獣舎の掃除をしていたところ3年間世話をしていたライオンに襲われた。 女性職員はなんとか逃げ出せたものの男性職員は背後から襲われ捕まってしまった。すすり泣く女性職員と男性職員の「あ~あ~あ~、痛いよ~」という悲痛の叫びが残っている。男性職員は重症を負ったものの命に別状はなかった。


 群馬サファリパーク
  1990年8月24日 - 朝の開園前に象舎からゾウを出す作業をしていた飼育係の男性(21歳)がオスのアフリカゾウ(推定25歳、体重約
6500kg)の鼻に巻かれて死亡。頭や胸の骨を折り即死であった。オープン以来初の死亡事故

  1997年8月2日 - 園内を走行中に乳児が泣いてむずがったため、60代の祖母が別の車に乗っていた母親に孫を渡そうと車を降りたところをベンガルトラに襲われ、助けようとした祖父も別のトラに襲われる事故があった。祖父母は共に死亡したが、孫は従業員が救助して無事だった。

  2016年8月16日 - 軽自動車で巡回していた女性従業員(46歳)がオスのツキノワグマ(5歳、体長約170cm、体重約110kg)に襲われ死亡。自動車の窓は開いており鉄製のパイプ格子1本が壊れていた。   

  九州自然動物園・・・2003年4月23日 男性職員が放し飼いのライオンに噛まれ死亡
  富山市ファミリーパーク・・・2005年3月26日 飼育係の男性がクマに噛まれて死亡
  富士サファリパーク 
   2005年10月25日 男性従業員がクマに襲われて1人死亡、1人けが
   2012年10月16日 母親のゾウが子ゾウを攻撃したため、飼育員5人が母子を引き離そうと柵の中に入ったところ、母親のゾウに襲われて
  ラオス人の飼育員が死亡。
  富士サファリパークはこれだけ立て続けに事故が起きている。管理体制が杜撰としか言いようがない。

  京都市動物園・・・2008年6月7日 檻を清掃中の飼育員がトラに襲われ死亡

  千葉県成田市の「湘南動物プロダクション」・・・2017年1月23日 檻の中に飼育員が入りライオンを洗体中に噛まれ2人が重症

  多摩動物公園・・・2019年8月25日 多摩動物公園でサイの獣舎で飼育員が倒れているのを同僚が発見 サイに襲われて死亡した模様

  鹿児島市平川動物園・・・2018年10月8日 ホワイトタイガーに襲われたとみられる飼育員が死亡した事故 事故当日の8日は一週間に一度のトラの絶食日だったという。

 さて、爬虫類や猛禽類、あるいは獰猛な肉食獣などは個人では飼うことはできないが、ワシントン条約に違反し、違法に輸入したはいいが、テレ東系の番組「緊急SOS 池の水全部抜きます」を見ていると、外来種があまりにも多いことに気づく。そして大きくなって飼いきれなくなり、無責任にも森や池、川などに捨てた結果、異常繁殖して在来種に危害を加え、結果的に絶滅危惧種になるケースが多い。カミツキガメ、ワニガメ、アリゲーターガーなどは日本中の河川で見つかっている。結果、生態系を変えてしまう。

 私はヘビやワニなどの爬虫類やサソリや毒グモ、あるいはフクロウなどの猛禽類などを可愛いと飼っている人が信じられない。ワニ革やヒョウ柄の服が大好きな人は前世がその動物だったに違いないと思っている。

 サファリパークでの事故はすべて不注意が原因で、避けられた事故だ。管理体制が杜撰だったり、甘かった結果、取り返しがつかない死亡事故を招く。脱走もまた然り。厳重に管理していれば、そうはやすやすと逃げることはない。同じ事件で人命が失われることだけは是が非でも避けて貰いたい。

 

 

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