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2020年5月25日 (月)

郡山市の跡地利用は大丈夫か?

  以前、当ブログで郡山の中心市街地にぽっかり空いた巨大な土地利用をどうするのか?という記事を書いた。議会でも本格的に検討が始まり、いよいよ開発に向けて具体化して来た。その場所とは次の3か所だ。

 1 富田駅南側の農業試験場跡地

 かつて県の農業試験場があった。今は日和田に移転し、跡地をどう利用するか不確定要素が多く、頓挫していた。そこに来て2011年に発生した「東日本大震災」で、主に富岡町からの避難民を受け入れるため、被災者用の仮設住宅を建てた。今は数人を残してほぼ全員が退去したが、住宅はそのまま残されている。

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 ここはどうやら医療系の集中基地として、開発を進める方向で落ち着きそうだ。その起爆剤になる一手として「ふくしま医療機器開発支援センター」を先んじて建設したのだ。
 個人的には、その周辺は高度な医療研究を行う施設だったり、総合検査が可能な衛生施設、更には日本赤十字社の血液バンクセンターなる建物があってもいい。注射針や人工臓器、心電図計や人工心肺装置などの医療機器を製造する工場がなどもあっていい。

 また、近所の奥羽大と連携して、医療薬品開発研究所や製薬会社の工場なども作り、医療の一大ステーションとする。そして郡山の4つの巨大病院(太田・南東北・星総合・寿泉堂)にその技術や製品などを提供する。そんな利用方法をぜひお願いしたい。

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 2 長者の日東紡績パラマウント硝子工場跡地(下の図の赤枠:クリックで大きくなります)

 「安積黎明高校」の北西側に広がる広大な土地。かつて「かっぱ寿司」や「インテリアダイイチ」があった建物の北側一帯に展開する場所で、今は更地になっている。ここには硝子製造工場だけでなく、更にその北側には団地のような造りの5階建てくらいの社宅があった場所で、桃見台地区まで続く、とにかく広い土地だ。ここは再開発に定評のある地元の「金田建設」が競争入札で落札し、保有業者となっている。たぶん2haは優に有る。

 この北側には「安積黎明高校」の野球部のグラウンドがあるが、高層ネットで野球のボールが外に飛び出ないように防御壁の役割をしているが、どうみてもいびつな形状で無理がある。私は安積黎明がこの土地の両側にあることから、ここに総合学習施設を建設すべきだと思う。目と鼻の先に「ザ・モール郡山」があり、反対の北側には「太田西の内病院」があって、生活には申し分ない場所だ。しかも徒歩10分以内に市役所にも行けるし、春には花見に出向くのも近い。さくら通りに出れば、5~10分おきに福島交通のバスが通っているため、駅方面にも出やすい。したがって、おそらくはここに複数のマンションを建てるのは見え透いている。

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 3 豊田浄水場(貯水池)跡地(上の地図の黒枠:クリックで大きくなります)

 ここは郡山のど真ん中にある6haもの広大な土地だ。東隣りが巨大な商業施設のショッピングモールが立っている好立地のロケーション。そして西隣りには「宝来屋総合体育館」や「郡山歴史資料館」、内環状線を挟んで「ヒロセ開成山陸上競技場」や「郡山しんきん屋内水泳場」、そして「ヨーク開成山スタジアム」、更には超巨大な「開成山公園」が鎮座する環境も抜群で、さくら通りが近く、郡山駅へもバスで10分程度、徒歩でも30分かからないなど、交通至便の土地柄である。さらには市役所には徒歩5分圏内だ。
 私は、最も興味があって、有効利用すべきなのはこの跡地だと思っている。郡山市民の水甕として長年貢献した旧豊田貯水池と浄水場。私は小学生の頃に見学に訪れたことがあった。常時、並々と豊富な水量をたたえた景色しか頭にない。ここが廃止され、水抜きが開始されて5年が経過した。湿地だったため、日干しが必要で、長期間放置されていたことで、今では夏場は草がぼうぼうと生い茂り、早い再開発が待たれるところだ。

 ここの跡地利用に関しては、市議会でも取り上げられ、各会派で様々な案が提出されている。私の友人に郡山市議会議員がいるが、彼が所属する会派では、もったいない跡地利用を考案中らしい。その会派は、「自然との共生」を第一に考えているものだが、郡山には中心市街地に、もったいないほど公園で溢れているのに、さらに「自然との体験」だったり、「生物との共生」、あるいは「郡山の歴史」を重視した施設の建設というものだった。以下のパンフの図面がイメージらしい。

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 私は、これ以上、郡山の中心市街地には巨大な公園や緑地帯は不要だと考える。「開成山公園」だけでも市民のオアシス的存在だし、「旧日東紡績第一工場跡地」には災害発生時の防災機能を備えた「21世紀公園」を整備済だ。ほかにも市内には、「麓山公園」、「荒池公園」、「酒蓋公園」、「芳山公園」、「香久池公園」、「五百渕公園」など結構な広さの公園だらけだ。

 そしてなぜ、郡山市街地の一等地で「農業体験」をしなければならないのか?発想が真逆だし、本末転倒だ。農業体験なら、人里離れた環境の良い場所でやらないと意味がない。さらに都市のど真ん中で「自然と触れあえる自由な遊び場という考え」が堕落している。それなら「少年自然の家」とか「大槻公園」とかでやればいい。すでにそういう施設が存在している。昆虫や水辺の生物だってたくさんいる。このような愚案は議論するに値しない。青写真を見ただけで、何か大阪の「仁徳天皇陵」とか「大安場古墳」のような印象を受けた。場所を考えてから提案をしてもらいたい。

 それよりも、戦前・戦中は化学工業や繊維工場で栄え、現在の「商都こおりやま」に必要なのは、経済発展に欠かせないものだったり、「ビッグパレットふくしま」が成功したように、国際会議をも開催可能な「コンベンションホール」、合同庁舎を移転させた「県や市の行政機関」、そしてカルチャーパークまで足を伸ばさなくても子どもが喜ぶ「遊園地」、さらには「商業施設・ザ・モール郡山」や交通の利便性を最大限生かした駐車場完備の20階建てくらいの「高層マンション」を隣接させて居住スペースを確保する。これらをすべて網羅して一箇所に集約した複合施設の構築を望む。もちろん、総合体育館の駐車場が手狭のため、それも同時に確保し、高層マンション居住者のための駐車スペースも十分確保するようにする。20階建てほどのマンションを2つ建造し、ツインタワー構造にしても十分スペースがある。

 そこで私の案だが、こうなってほしいという願いを込めて、走り書きの下絵を描いてみた。

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 画像の左が総合体育館側で右が「ザ・モール郡山」側

 中心市街地なのだから、原則は人が集まりやすい構造物を建てるべきだ。これだけの広い土地を持て余すくらいなら、最大限の有効利用を考えてほしい。市の中心部にある6haもの広大な土地を無駄にするのは実にもったいない。市民が納得でき、誰もが利用可能な公共的な建造物を築いてほしいことは明白だ。近くには「公会堂」、「中央図書館」、「中央公民館」、市民のオアシスの「開成山公園」、そして総合スポーツ施設が揃っているのだから、駐車場の拡充と合わせてプランニングをお願いしたいものだ。

 個人的には子どもが元気に遊べる「遊園地」のようなテーマパークを提案したい。そのためにはある一定の駐車場が必要。私は駐車場の一角を利用して「屋外のイベント広場」などを設けても面白いと思う。毎週日曜日開催の「朝市」、「フリーマーケット」、イオンフェスタ駐車場でやったような「サーカス」招致、保健所が許せば1年に1回、屋台を並べて、ラーメンやおでん屋などをやってもいい。開成山公園でもテレビ局主催の「ラーメン祭り」とか「肉フェス」などを開催しているのだからやれないことはない。

 遊園地の中に「こおりやま食品物産館(うまいBUYこおりやまイーツ)」を設け、郡山名物を販売すればいい。ソウルフードの「クリームボックス」、「酪王カフェオレ」、「郡山ラーメン」、「グリーンカレー」、「鯉料理」、「薄皮饅頭」、「ままどおる」、「源平団子」、「地酒」など。あるいはこれを契機に郡山のご当地グルメを開発して売り出せばいい。例えば市内の高校生や郡山女子大の食物栄養科とタイアップした新グルメを開発するとか。「郡商カレー」などはその一例。他県で実施している「高校生レストラン」や「日本調理技術専門学校」の学生が経営するアンテナショップを設置してもいいと思う。そこで開発した自作のケーキを販売すればいい。

 そして月1回(例えば毎月第二日曜日など)、遊園地に特設ステージを作り、市内の小中高大学生の発表の場にする。月替わりで12:00~14:00の2時間、「アマチュアバンド演奏」や小学生の「鼓笛隊演奏」、中高の「吹奏楽部」、あるいは「合唱部」に発表の場を提供する。また、市民参加の「カラオケ大会」、あさか開成の「よさこい」、各高校の「チアリーディング」、郡山女子大学附属高校や北工の「マーチング演奏」などで大いに場を盛り上げる。北工生の「ロボットの実演」や日大生の「研究発表」でもやりがいがあるだろう。大学の生徒募集のPRにも一役買うだろう。
 それを市内にあるマスコミ「FCT・KFB・ふくしまFM」などが完全バックアップ後援し、その模様を毎月、自主制作番組として放送する。活気に満ちた、市民一体の参加型イベントが定期的に行える。そのPR役のためにオリジナルキャラクターを制作する。例えばスポンサーが「ベニマル」になれば、「ベニ子」と「マル男」など。そのデザインも市民に広く募集して決める。
 そして市内にある企業にスポンサーになってもらい、商品宣伝も同時に行う。たとえば郡山市には「幸楽苑」「ヨークベニマル」「大東銀行」「郡山信用金庫」「小田原屋」「柏屋」「三万石」「ゼビオ」「宝来屋」など地元本社の企業がたくさんある。運営資金を出してもらう代わりに、遊園地内や物産館で商品を販売する。官民一体となった事業が展開できる。

 そして合わせて「企業のPRブース」を設けたり、献血車を待機させ、来場者に献血を呼びかける。加えて「10分間で何カロリー減らせるか」など健康増進のための運動ブースを作る。他にも「ヨガ体験コーナー」や「消防車のはしご乗り体験」、「消火器使用体験」などで防災意識を高めるイベントを行ったりする。「ふれあい牧場」が出張して来て「ミニ動物園」のブースを設けても面白い。

 遊園地自体は周辺住民の騒音に配慮し、月曜は休園とし、営業時間はAM9時からPM7時までとする。学生が夏休み中のサマーシーズンのみPM8時まで延長する。

 さらに、音楽都市(楽都)に相応しい「音楽堂」のような施設を拵えてほしい。「文化センター」のような大ホールとか中ホールではなく、大学の講堂のように、階段のすり鉢状になっている扇形の客席を備えた300人程度の小ホールで一番下にステージがあるような施設で構わない。それを1階から地下にかけて階段状に配置する。市内の学生のミニコンサートや発表会などの場として活用する。
 ほかにも2階には同時通訳などで国際会議が開催できるコンベンションホール、3階~4階は防音設備完備の練習施設だったり、パート練習が出来るような小分けにした練習部屋、あるいは吹奏楽などの楽器も格安で貸し出したり、軽音楽用のドラムやキーボード、エレキギター、ベースなども貸し出すようにすれば、練習場所探しに困っている若者にも還元できる。音楽都市としてより活発な活動が可能になる。

 5階は学習専用の施設。勉強場所に苦慮している学生のために、個別の自習室などを設ければ近くの「安積黎明」の生徒や、やがて中高一貫校となる「安積高校」などの生徒は大助かりだろう。

 一方では、現存する総合体育館の北側にある駐車場が手狭であることから、その東側に整備拡充する。そしてスポーツ施設として不足しているテニスコートを8面~12面分確保する。庭球場だけが富田町にあってかけ離れている。富田庭球場はソフトテニス専用にして、総合体育館の東隣りに全天候型かまたは芝を植えた硬式用のテニスコートを整備する。もちろんナイター設備完備で、中体連、高体連の大会にも使用できる規模のものだ。

 

 以上、私なりの再開発案を考えてみた。この都市計画だと人の流れがここに集まるのは確実。中には採算が合わないなどと否定的な意見も多いだろう。遊園地など建設したら、維持費が嵩むとか。費用が掛かるならカルチャーパーク内の「ドリームランド」の遊具を移築すればいい。
 郡山南IC近くのカルチャーパーク内の遊園地は中心市街地から遠すぎる。おそらく駅からだと30分近くかかってしまう。バスの便も少ない。カルチャーパークはアリーナと屋外プール(飛び込み付き)、そしてスライダー付きの流れるプールだけで十分。
 「ドリームランド」の跡地こそ、農業体験や水生昆虫などの生物に触れあえる場所にすべきだ。植林して「昆虫の森」などにするべきだ。

 郡山市役所の職員や市議会議員にもぜひ、この記事を読んでほしいものだ。箱モノばかり作って、利用者も少ないような施設では税金の無駄遣いだ。ぜひとも有効利用そして有効活用できる公共的な施設の建設を望む。

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