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2020年4月23日 (木)

心を打つ藤井貴彦アナウンサーの言葉

 日本テレビの夕方のニュース報道番組「news every.」の中で、同番組のキャスターを務める「藤井貴彦」アナウンサーの含蓄ある熱い言葉が視聴者に感動を与えている。
 ここ福島県では「ゴジテレchu!第1部」終了後にいったん全国放送に切り替わるが、16:50過ぎからのニュースの中で、新型コロナ関連のニュースの際に、毎日、視聴者に切々と呼びかけるように、時には優しく諭すように語り掛けるフレーズに注目が集まっているのだ。それは決して上から目線ではないし、批判的な物言いなどでは全くない。人間性溢れる藤井アナの語り口調が共感を呼びよせているのだ。

 ではいくつかを紹介したい。

 「このようなところで失礼しますが、自粛やテレワークができるのは、物資を届けてくれる方、スーパーに並べてくれる方、レジを打ってくれる方、こういった皆さんのおかげです、感謝申し上げます。」(4月3日)

 「3日後の未来は変えられませんが、2週間後の未来は変えられます。皆さん対策をとりましょう。」(4月6日)

 「今日の東京都の感染者140人超だけど、これは2週間前に感染した人数だから動揺しないで。今日努力した結果は2週間後に出るものだから、今日できることをみんなで頑張りましょう」(4月8日)

 「医療関係者の方々、物流を支えてくださっている方々、ありがとうございます。早くこのトンネルを抜ける為にも皆さまのご協力を引き継ぎよろしくお願いします。」(4月12日)

  政府の10万円一律給付が発表された日

 「皆さんの手でしか感染は食い止められません。私たちの努力が、この事態を終息することができるのです。外出を自粛し感染拡大を防止しようとする皆さんの努力は10万円より価値のあるものです」と発言。いつものように「今日の自粛は、2週間後の未来を作ります」と呼びかけ、最後に「皆さまのご協力をなにとぞよろしくお願いいたします」と頭を深く下げた。(4月13日)

 緊急事態宣言発出後に繁華街で外食している若者に対して

「ここから先は少しずつ、緊急事態宣言後の私たちの行動が形となってあらわれてくることですが、大切なのはその先です。2週間後の未来を変えられるようにご協力をお願いします。命より大切な食事会やパーティーはありません。どうぞよろしくお願いします」。(4月14日)

 医療現場の最前線で働く医療従事者に対する風評被害に対して

「私も20年以上富山で働いてきた医師に話を聞きましたが、今病院で働いているだけで、厳しい目で見られる現実があるそうです。医療関係者も一人の人間です。初めて出会う患者の命を必死に救っています。冷たい視線は今すぐ温かい支援に変えなければなりません」(4月15日)

 週末STAY HOMEで過ごす方々へのメッセージ

 「この土日、デリバリーや宅配業者を利用する方も多いと思います。受け取る人も届ける人も、それぞれの不安があると思います。感染防止を徹底した上で、一言お互いに“ありがとう”と言えたらホッとするかもしれません。たくさんのものを我慢して諦める日々を過ごしていますが、他人を思いやる心まで失わないでいること。これが大切です。重ねて、この土日の皆さんのご協力もどうぞよろしくお願いします」
(4月17日)

 週末に渋谷や銀座など都心で人が減った一方、観光地や世田谷区の駒沢公園などには、多くの人が集まっていたニュースの後

 「今、緊急事態宣言を受けて、自分を律している人ほど観光や遊びに出ている人を腹立たしく思うかもしれません」「しかし、皆さんのような人がいるからこそ、欧米のような医療崩壊が防げています。今はみんなの足並みがそろわなくても、その姿勢は必ず誰かの行動を変えるはずです」と、外出自粛に努めている視聴者に寄り添うように語った。
 「そして、全国にはまだ感染者の少ない地域も多くあります。不用意に生活エリアを超えた移動をしないこと。これが誰かのふるさとを守ることにつながります」と穏やかな口調で呼びかけた。(4月20日)

 この言葉が一番琴線に触れた。民放テレビのニュースキャスターが己の言葉でこれほど視聴者に語りかけるように呼びかけるのを初めて見た。「自分は感染しない」などと自分本位の判断で、我慢できずに越境してパチンコにのめり込んでいる人は、やはりどこか他人事で、状況認識が甘いと言わざるを得ない。万が一感染したら、最低二週間は入院や経過観察で監禁生活に陥る。好きなパチンコどころではない。今は藤井アナの言う通り、ぐっと堪えて自制の生活を送る時。たったひとりの身勝手な行為が、取り返しのつかない事態を招くこともあるということを原点に立ち返って考えてほしい。

 都内の感染者数が123人と発表されたこの日

 「今日は緊急事態宣言の発表から2週間がたった日ということになりますが、この間の皆さんの行動が反映されている数字です。ただ、感染した皆さん全てが油断をしていた訳ではありません。感染された方が軽症であることを心から願っていますし、当面の緊急事態宣言、5月6日まで続きます。大切なのはこの先です。あと2週間後、5月6日を仮の区切りとして、この後も皆さんのご協力をお願いします」と訴えかけた。(4月21日)

  東京都の新たな感染者を132人確認したこの日

 「今日の132人という数値は、爆発的な拡大とまではいえない数値であり、自粛を続けている皆さんの努力が一定程度数値を抑えつけています。ただ、ここで気を緩めてしまっては、これまでの皆さんの努力が輝きを失いかねません。2週間後の感染者をもっと減らせるように今日も引き続きご協力をお願いします」と呼び掛けた。(4月22日)

 視聴者や医療関係者、運悪く陽性反応が出た患者たちに寄り添いつつ、一方では陰性でも油断せず、自らを律した行動を呼びかける真摯な姿に感動を与えている。

 さて、その今、注目の藤井貴彦アナウンサーはどのような方なのか調べてみた。

Fujii


 1971年12月3日、東京都新宿区生まれの48歳。慶應義塾大学環境情報学部卒。
 血液型はB型。身長は181cmある。

 1994年に日本テレビに入社。同期には後にフリーアナウンサーに転身した羽鳥慎一がいる。
 入社後はスポーツ中継からバラエティ番組まで幅広いジャンルの番組で活躍。
 2010年3月29日スタートの『news every.』のメインキャスターに就任。

 

 堅苦しさが定番のニュース報道番組で、視聴者に向かってこのような自身のコメントや雑感を呼びかけたり訴えるアナウンサーは少ない。夜間のニュースステーションの久米宏アナなどはよくカメラ目線で話かけた先駆者だが、その後、NHKニュースで「武田真一」アナも同様な手法で訴え、特に女性視聴者を中心に共感を得た。今、新型コロナウイルスによって生活が行き詰まり、社会全体が閉塞感に苛まれている中で、このような国民目線で、切々と呼びかけるスタイルは、視聴者の反響と支持を集めているのも理解できる。
 彼の根底にあるのは、今の厳しい状況下で、国民が一丸となって協力し、この苦境を乗り越えたいという強い信念の現れのように思える。彼のこうした呼びかけは、営業や外出を自粛し、「STAY HOME」を余儀なくされ、歯を食いしばって頑張っている個人事業者や学生、主婦の方々、さらには昼夜を問わず、最前線で「命」を守っている医療従事者へ確実に届いている。

 

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