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2020年3月24日 (火)

東京オリンピック延期の早期決断を!

 世界の感染者が37万人を突破し、WHOがようやく「パンデミック宣言」を出し、「クラスター感染」や「オーバーシュート」が危惧されるなど、「コロナウイルス」が世界規模で猛威を奮っている今、常識的かつ総合的に判断すれば、「東京オリンピック」を延期するのが妥当だと誰もが考える。

 しかし、開催都市の首長である小池東京都知事をはじめJOCの森元首相などはこれまで「延期説」を一蹴し、頑なに「通常開催」を求めてきた。新国立競技場建設や宣伝広告費など莫大な費用を投じて誘致し、各競技のスタジアム整備を実行して来た「オリンピック」を延期または中止することになれば、経済損失は計り知れない。

 かつて1964年の「東京五輪」開催で「オリンピック景気」が沸き起こり、急速な経済発展を遂げたように、その膨大な投資額の回収は、世界各地から訪日する観光客が落とす外貨や入場料であったり、高額な放送権料だったり、開催に伴う様々なグッズ販売などによる。もちろんそれらに付随して、航空会社や鉄道・バスなどの公共交通機関、タクシーやホテルなど、そして外食産業、土産や食料品まであらゆる消費の増大が見込まれている。是が非でも予定通り開催したいという準備委員会や事務局などの主催者側の思惑も理解できる。

 しかし、ことここに至っては、強行開催すれば国際問題に発展しかねないことから、やはりコロナウイルスが欧州へと拡大している現状では、1年後まで先延ばしするのが賢明かと思う。

 その理由は以下の通り。

 「通常通りの強行開催」に踏み切った場合の問題点

1 各国において、各競技の五輪出場権をかけた予選がことごとく中止されているため、不公平な事態を招く

2 強行開催したところで、アスリートや観客が感染する恐れ…オーバーシュートの危険が増大→観客減少→感染した場合の責任(賠償)問題

3 コロナを理由に出場辞退する選手あるいは国が続出する。現にカナダやオーストラリアは今夏開催なら選手派遣しないことを表明。

 参加国が大幅に減少し、何のためのオリンピックかわからない。

4 アスリートの練習不足によるコンディションの悪化 

5 外国からの観客がウイルスを持ち込み、日本国内で感染がさらに拡大する恐れがある。

6 強行実施の場合、世界各国からの批判は免れない。開催国の特権悪用、ごり押しだと。開催後も「史上最悪のオリンピック」とのレッテルを貼られ、語り継がれることになる。

7 多くの不安を抱えたまま行うべきではない。何かあればすべて保障問題、賠償問題に発展する。


 「一定期間延期(10月開催or1年後開催)」の場合の問題点

1 チケットの払い戻しと再抽選の手間(従前のチケットをそのまま使用すると、日にち、曜日のズレで混乱が起きる恐れあり)
 
2 関連グッズ・広告をすべて作り直し(2020→2021)

3 交通機関・宿泊などキャンセルが相次ぐ もし秋開催になれば夏休み中ではないため、訪日客が減少し、観客も減少。

4 延期開催の場合は、当初の予定と異なるため、規模縮小・分散化はやむを得ない。収入源は明白

5 経済損失は多少あるが、延期開催の場合は怪我が少ない。中止すると建設費用などの回収ができないため、倒産する企業が続出

 また、パラリンピック開催後に閉鎖または取り壊すはずだった施設や選手村などの管理費や維持費がかさむ。

6 出場選手のモチベーションの維持は難しい。1年後の場合のコンディション維持は厳しい。選考会をやりなおすのか?

7 サッカーなどは年齢制限があり、出場できない選手が出てくる。

8 一定期間、延期したところで来年も同じように新型ウイルスが蔓延し、今年と同じ状況に陥るかもしれない。

9 景気悪化で株価が低迷 

 中小企業を中心に倒産や従業員解雇が増大 内定取り消しや失業者が増える。

10 東京五輪のアンバサダーの「嵐」は今年いっぱいで活動休止を宣言済み。来年になった場合、代役はいるのか?King&Prince?

 1年ないし2年延期になると、交通事故で負傷してトレーニング不足の桃田選手は調整機関が長くなる分、助かるかもしれないし、現在、白血病で闘病中の池江璃花子選手も回復次第では出場できる可能性が出てくる。

 されど、一般的に1年延びるだけで、アスリートのモチベーションとコンディションの維持は難しい。故障や怪我で棒に振る場合も出てくる。
 
 一般論から言えば、強行開催するほうが延期よりも弊害は大きいように思える。私はアメリカや欧州各国が要望あるいは主張しているように、1年延期に賛成だ。むりくり強行しても何かにつけ非難と批判の的となる。特に、日本憎しの韓国は「ざまぁみろ」とばかりに世論を煽るような書き込みやら、心無い罵詈雑言を浴びせるだろう。

 それにしてもこの騒動は、「まさか」であり、「寝耳に水」だ。去年の今頃、このような不測の事態が発生していようなど誰が想像しただろう。年末に発表される「流行語大賞」になりそうな新語がこの3か月で続出した。「新型コロナウイルス」、「クラスター感染」「オーバーシュート」、「パンデミック」、「医療崩壊」、そして「ロックダウン(都市封鎖)」に「ブラックスワン」。リーマンショックを超える規模の株価の下落により、「ブラックマンデー」とか「第二の世界恐慌」とまで言われている。そんなさなかに「平和の祭典」とはいささか気が引けるし、第一、世界中から多くの観光客が訪れる世界大会を開催することで更なる被害拡大を招く不安はどうしても拭い去れない。 

 総括すれば1年延期がやはり正当な判断だと思う。IOCや開催国の日本政府・JOCは早期に判断して、二足の草鞋ではなく、今はただ、「コロナウイルス」収束に向け全力を尽くすべきだと思う。聖火リレーが見切り発車で行われている今、早期に「延期」を発表し、次の方策に備えて欲しい。

 

 この記事は公開の3日前から書き始めて前日に完成したが、AM8時にアップした途端、その日の午後に、東京五輪1年延長が正式に発表され、一斉に報道された。私から言わせれば遅すぎ。しかも埼玉県でK-1のイベントを強行実施した。絶対に感染拡大する。主催者は責任をとるだけの覚悟があって開催に踏み切ったのか・・・。売上優先の安易な判断では話にならない。相手は放射線と同じく目に見えないだけに油断もいいところだ。

 また、おかしいのは東京オリンピック延期を発表した途端に、小池都知事が一日で41人が感染する「オーバーシュート」を発表したことだ。怪しすぎる。もし強行開催を発表したら、この事実を隠し通すつもりだったのではないか?どうみてもタイミングが良すぎる。それに志村けんや英国王室のチャールズ皇太子、プロ野球の藤浪投手までもが感染した。芸能界、スポーツ界への感染拡大が危惧される。

 こんな状態で五輪など開催できるはずがなかろう。政府の対応は後手後手で、危機管理の甘さを露呈したということだ。   

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