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2020年2月 9日 (日)

Serchinaに見る日本人観

 どちらかと言えば日本への批判が多く、否定的見方(論評やコラムなど)をする「Record China」とは違い、「Serchina」は同じ中国・韓国の記事を扱う日本語版ネットニュースでありながら、日本を賞賛したり友好的な記事が多い。
 もちろん私は「Serchina」をよく読んでいるのは言うまでもないが、一方では翻訳をしている記者が、そのような好意的な記事を少ない中から選び抜いて掲載している点もあながち否定できないかもしれないが・・・。
 では、最近掲載された「Serchina」の幾つかの記事のタイトルから、中国人が日本人をどう見ているかについて私なりの見解を述べてみたい。

 1 洗濯機を持っていても日本人がコインランドリーを利用するのはなぜか(2/5掲載記事)

 「経済産業省」の調査では、日本の家庭の電気洗濯機の普及率は98%以上にも上る。凄いのは共働きの世帯では乾燥機付きの電気洗濯機を保有している家庭は約58%にもなる。したがって、統計でもわかる通り、わざわざ数百円の追加出費を払ってまでして、外出してコインランドリーを遣う必要などどこにもない。私が思うに、洗濯機は所有していても乾燥機付きは、6割程度とまだまだ普及しているとは言えない。だから、梅雨時は部屋干しすると半渇きの特有の湿った臭いが漂うのを嫌がるのではないか?一度に大量に洗濯し、大量に乾かせるコインランドリーのほうが良い手軽なのではないか?
 それに1時間程度なら暇つぶしに、備え付けの雑誌や漫画を読むことができる。また、記事にあるように、コインランドリーに使われる洗剤は、除菌効果に優れていて、家庭用は落ちにくい汚れでも、結構きれいに落とせるのも魅力の一つだろう。
 世界的に清潔で「きれい好き」と言われている日本人が神経質なまでに不潔を嫌う傾向が如実に表れていると見る中国人が多数を占める。そして極めつけは、中国に比べ、断然空と空気が綺麗な日本において、日本人の家庭で空気清浄機能付きのエアコンや、個別の除湿器や加湿器を置いている概念が信じられないのだそうだ。日本人はどこまで綺麗にしないと気が済まない民族なのかと。確かにそうだ。夏は高温多湿の日本では、エアコンは必需品で、二人以上の世帯では普及率はなんと90%を超えた。温暖化によって「酷暑」であったり、熱中症で亡くなる高齢者が増え、爆発的にエアコンの購入が増えたことが要因。一人暮らしの高齢者世帯でも約8割がエアコンがるという調査結果がある。確かに「ボンビーガール」などでも物件探しを行う際、ほとんどのアパートマンションの部屋にエアコンが標準で付いている。
 また、梅雨やゲリラ豪雨によって、洗濯物を部屋干しする家庭が増え、除湿機や空気清浄機能搭載のエアコンが普及した結果だ。 

 このような話題に対しても中国人は不思議に思うのだそうだ。洗濯ひとつにしても文化や風習の違いを垣間見ることができる。


 2 中国人が語る日本の生活「こんなにも暮らしやすいなんて!」(2/4掲載記事)


 中国は共産党支配であり、「言論統制」があって、ネットなどで自由に意見を主張できない部分がある。従前には、戦争を知るお年寄り世代を中心に、日本に対しては怒りや抗日の対象でしかなかった。今でも抗日ドラマは視聴率が高く、戦後、急進的な軽x在発展を遂げてアジア唯一の先進国の仲間入りを果たした日本を「小国日本」と言って蔑み、馬鹿にするやり玉の存在だった。そして「日本に追いつけ追い越せ」を旗印に急激な発展を続けて来た。この30年で経済的にも裕福になりアメリカを揺るがすほど大きく変貌した。私の世代では、昭和の中国としては、人民は人民服を着て、自転車で大量に移動し、公園では太極拳を大勢でやっていて、まがい物を観光客に高額で売りつける悪者が横行しているようなマイナスイメージのほうが大きかった。
 それが、裕福で経済大国化し、春節で日本に大量に押しかけて炊飯器などの家電製品や医薬品などを「爆買い」している中国人が、日本のほうが暮らしやすい」とは、どんな良賢なのか?
 中国人が日本に旅行などで訪れると、まずその空の青さに驚く。大都市でありながら空気がきれいだと。都市部や農村部でもさほど貧富の差がなく、きれいに整備されている。国土が狭い分、高速交通網が発達しており、時間をかけずに旅行や仕事で人的交流が行えている。スポーツにしても各種目で各地区の大会や、勝ち上がると全国大会に出場し、高いレベルで競技が行える。特に中国ではまったく考えられない「高校野球」や「サッカー」がこれほどの盛り上がりを見せ、もはや国民的行事になっている点を不思議に思えるのだそうだ。広大で多くの民族が点在している中国では、これほど国民が熱狂し、ひとつになれるものがあることを羨ましく感じるそうだ。
 暮らし向きはというと、移動する際にも鉄道やバスなどの交通網が整備されており、しかも時間が正確。街角にはゴミが無い清潔さ。コンビニやドラッグストア、またダイソーやドンキなどは安価で高品質な物が多種多様に揃い、何でも手に入る。おしゃれな雑貨や衣料品、使う人の見になって考えた便利な文房具用品、かわいらしいグッズやスイーツなど引く手あまただ。それらは流行の発信地の渋谷や原宿だけでなく、日本全国で購入できるからなお有難いようだ。
 

 3 なぜ日本のサラリーマンは手作り弁当持参なの?(2/1掲載記事)

 日本人が当たり前の習慣だと思っていることに疑問を感じるのが中国人だ。、日本には駅弁やコンビニ弁当、そして、ファーストフードやレストランなどの飲食店が多数存在するのに、朝早く起きて調理し、手間もかかる手製弁当を持参するのか不思議なようだ。
 これはコンビニ弁当にはない利点がたくさんあると思う。
 まず、若い夫婦であれば、奥さんが作ってくれた弁当に愛情を感じ、「今日も仕事を頑張るぞ」という気持ちになれる。そして好きな物しか選ばないコンビニ弁当とは違い、野菜や肉、果物などが盛り付けられ、栄養バランスを考えたメニューとなる。弁当は朝ごはんや夕食のおかずと同調しており、意外にも無駄が少ない。夕食でおかずを作る際に、翌朝のお弁当の分のおかずとして一部は使えるという寸法だ。
 それに可愛らしいデザインの弁当箱があって、洗えば何度でも使えるため、環境にも優しい。さらには「ランチジャー」のような冷めにくい構造の一体型の弁当箱があり、それには味噌汁さえも入る凄さだ。
 一方の中国は、手弁当のような習慣はなく、昔の日本のそば屋のような出前(デリバリー)や店先で買ってテイクアウトするような昼食の取り方らしい。これでは味気がないし、栄養が偏ってしまう。

 やはり愛情のかけ方が日本の独特な思いやりやおもてなし文化を生む原動力になっている気がする。
 

 4 運転免許の取得が「こんなにも難しい日本」(2/6掲載記事)

 しかも教習料金が高額で、普通免許では卒業までに33万円程度かかる。これは中国人の目からすれば異常で、「日本人はそんなに機械オンチなの?」との疑念を抱くのだそうだ。もちろんそんなことはなく、日本のように狭い道路、交通量が多い道路を走行する際には、事故を起こさない細心の注意が必要で、これも他人に迷惑をかけない文化が染みついていることが理由に挙げられる。
 確かに「Youtube」などを見れば、中国人による自己中すぎる運転は目に余るものがあり、事故の頻度も高いし、大きな事故が多い。そこに交通ルールがあるとは到底思えないような惨状だ。街中では交通量が激しいのに信号がなく、我先にというドライバーでヒヤッとする場面は日常茶飯事だし、またそこらじゅうで甲高いクラクションが鳴り響強いていて、日本人には心臓に悪い光景がどこにでもある。
 私見では、日本でこれほどまでに免許取得を難しくしている要因は、日本自体が「マイカー文化」で、地方に行けば鉄道やバスよりも貴重な生活の足として重宝されている。ゆえに免許取得人口も多い。就職する際には運転免許は必需品となっている。
 日本は交差点や信号が多い。一時停止、都会では踏切も数多くある。道幅が狭く、一方通行もやたらと多い。だから、中国人のような発想で運転されれば、事故率は高くなり事故死の数も膨大になる。
 日本の交通事情は気を遣わなければならないケースが山ほどある。路面電車のある地方ではなおさらだし、覚えなければならない交通標識だって多すぎる。そして事故を減らすためには各都道府県の警察は、取り締まりも厳しい。要所に白バイが待ち構えるように見張っており、信号無視や一時停止違反、速度超過は許さない。校外であっても主要国道や高速では覆面パトカーが流しているし、県道などでもネズミ捕りやレーダーパトが目を光らせ、特に高速道路では無人の取り締まり機のオービスが設置されている。最近は移動式のオービスまで配置され、徹底している。もちろん夜間は飲酒検問まで行う念の入れようだ。
 中国人などはシートベルトを締めていないだけで違反で反則金を取られるなどの制度は理解できないと思う。ベルト着用の有無は自己責任であり、死んでも自分が悪いだけなのに、他人の命にまでお節介を焼く日本の法制度にいささか疑問を持つのだそうだ。
 ゆえに、事故を起こさないための方策として、日本では免許を取得するまでの過程で、或る意味無理難題を与え、それをクリアしたものだけが晴れて免許を手にできるシステムになっている。これはもちろん、日本人の根底にある「人に迷惑をかけない」文化の賜物だろう。事故を起こせば被害者は迷惑だし、その家族の生活も変わる可能性がある。事故処理にあたる警察官や救急隊員の労力も馬鹿にできないし、一つの事故がもたらす影響は計り知れない。それがもし、踏切や高速で起きれば、足止めを食った乗客やドライバーに多大な迷惑を及ぼすことになる。
 安易にかつ危険な運転をしないように、苦労して取得した免許を無にしないように、取得までの道のりを長く難しくする意図もあるのかもしれない。
 私は、やはり高齢者がアクセルとブレーキの踏み間違いなどによる事故がこれほど多くっている現状を鑑みて、75歳以上、つまり後期高齢者の年齢になったら、免許を無効にする手立てが必要だと思う。個人差があって、批判があるかもしれないが、免許の取得年齢が普通車が18歳以上と決まっている以上、上限があって然るべきだと思っている。加齢によって、運動能力や反射神経が衰えるのだから、一定の年齢で切っても文句は言えない。現に50歳を迎えれば、誰もが老眼の症状が現れる
し、65歳頃を過ぎれば、聴力が弱まり、聞き取りづらくなる。当然、とっさの場合の判断力や運転操作も鈍くなるのは必然。
 中国人が疑問に思っている以上に、日本の法制度は厳しく細分化しているが、それは痛ましい交通事故を防ぐための未然の自己防衛策ということに尽きると思う。

 

 さて、一般的に、「Serchina」によく書かれている日本人の特徴で共通しているのは、日本人が清潔な民族であること、日本人は他人に迷惑をかける行為を極端に嫌うこと、そして時間に正確で、秩序が保たれていること、公共マナーを遵守していることなどが一様に書かれている。確かに毎日犯罪のニュースが各地で報道されてはいるが、外国と比べ、相対的に見れば安全だと言えるだろう。
 また、近年は日本で学ぶ留学生や日本の企業に就職して働くビジネスマンが増加している。日本独自の風習や生活習慣に最初は戸惑いながらも、長く暮らすと、その利便性や優れた日本文化に唸るという。電車はほぼ時刻表通りに運行するし、街角には自動販売機が溢れ、24時間営業のコンビニも数百メートル間隔であり、100均まであってどこでも何でも安く手に入る。
 そして通りにはゴミ箱がないのに、ゴミひとつ落ちていない。汚れ当然のトイレにはトイレットペーパーが完備し、温水シャワー付きの洋式トイレがあって、そこは安心して用が足せるように、そして次の人が不快に思わないような心遣いなどが相まって清潔に保たれている。
 食事も多彩で、日本食だけでなく、中華や洋食、おいしいパンやケーキなど多種多様な料理や弁当食べ物が楽しめる。特に、コロッケやたい焼き、お好み焼き、焼きそば、日本そば、寿司、おにぎり、天ぷらや玉子を使った丼物、刺身、オムライスなどよりどりみどりだ。これだけ食文化が充実し、発展を続けている日本人を羨ましく思うようだ。
 また、場所によっては季節を通じて比較的温暖な気候で、四季折々のファッションや風景を楽しめるのも魅力の一つであろう。

 私たち日本人は、日頃、当たり前のようにそれらと接しているため、特別な感情を持っていない。しかし、外国人がこのような日本特有の文化に触れれば衝撃を受け、感激するのだそうだ。

 しかしながら、日本で暮らす中国人の中には、空気もきれいだし便利で過ごしやすい反面、多少の窮屈さも感じる。それは東京は家賃が高いし、人間関係が希薄であること。守らなければならないルールがたくさんあり、規律にうるさいことが挙げられる。たとえばゴミ出しひとつにしても、細かい分別が求められる。ゴミを出す曜日も細かく決められている。

 少し自画自賛が過ぎる内容になったが、日本人が日本にいる時には気づかないことを情報として伝える異国のニュースは貴重で、それが「国際化」や真の「国際交流」なのではないか?とりわけ今年は全世界の方が一堂に会すオリンピックが開催される記念すべき年。積極的にコミュニケーションをとり、改めて日本の良さを再発見する契機となればよいと思う。   

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