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2019年11月23日 (土)

郡山の課題

 以前、当ブログで似たような記事を書いた。3つの廃墟化した巨大総合病院が解体されないまま放置されている問題とか観光資源に乏しい郡山に観光客を呼び込むための方策とか、あるいは食文化に乏しい郡山にあって何か名物を生み出す手立てなどを綴ったと思う。
 ここに来て、さらなる問題が持ち上がったと思うので、提起したい。

 1 万全ではなかった治水対策
 
   かつて昭和の8.5水害や平成でも阿武隈川に至近の芳賀や方八町では浸水被害に見舞われた。郡山市では高い税金を徴収している割に 
  危機管理が甘いと言わざるを得ない状況に陥った。事前に対策会議を開き、不測の事態に備えていたが、想定を上回る雨量により、被害が
  拡大した。福島県内での死者は30名と全国で最多となってしまった。
   古川や阿久津に設けられた排水ポンプは、本流とその支流のオーバーフローによって、浸水個所から母体の阿武隈川に排出できず、ま
  た、本流氾濫を防ぐために逢瀬川、谷田川の水門を閉じたことで、その沿岸の富久山町梅田界隈や水門町では越水した川が流れ込み、水没
  する被害に遭った。
   また、同様に阿武隈川のほとりにある富久山クリーンセンターもまた浸水し、操業停止に追い込まれ、しばらくは災害ゴミの処分ができ
  ず、旧国道界隈は、野ざらしになった災害ゴミが放置されたままとなった。
   
   さらに追い打ちをかけたのは、田村中央工業団地に工場や倉庫を構えていた各企業で、老舗企業である、「パナソニック」を始め、多く
  の大企業の工場が一時閉鎖される事態に追い込まれた。郡山市の「美辞麗句」に騙されて誘致に乗っかった各事業は、口々に不満を訴えて
  いる。
   下手すると、これほど被害が多い場所からは工場移転や完全撤退する経営者も現れるかもしれない。そうなると、雇用は悪化し、失業者
  は増大。法人税や所得税などの税収が減り、それほど事態は風雲急を告げるほど追い込まれている。

   当の郡山市は、未だにごみ処理などの後始末に追われる一方で、肝心の治水対策を講じる気配は見られない。地球温暖化によって、今
  後、毎年のように起きるであろう、台風の大雨による浸水被害にどう対応していくのか、危機管理の見直しが求められる。

 2 人口減少・人口流出を防ぐ方策は?

   少子高齢化の波は、東北の一地方都市にすぎない郡山市にも確実に押し寄せている。新聞のお悔やみの欄を見ると、多くの高齢者が名を
  連ねている。ほとんどが85歳以上の後期高齢者で、「毎日こんなに多くのお年寄りが亡くなるのか」と驚きを隠せない。一方、出生者は
  少ない。近年、妊婦さんが街を歩く姿をとんと見受けなくなった。子供の数が明らに減っていることを実感する。かつて福島県では人口は
  200万人を優に超えていた。震災の原発事故によって、県外流出者が急増し、190万人を割り込んでいる。また、県内でいち早く中核
  市に指定された郡山市でも、震災前は33万人を超えていた人口が、震災後は31万人台に落ち込んだ。その後、徐々に回復傾向にある
  が、それは避難して来た原発近隣の住民が、帰還困難と見て、郡山市などに移転した方々の流入分もある。
   郡山市は社会福祉には金をつぎ込んでいるが、それはいわゆる箱もの行政への支出で、肝心のソフト面のケアは希薄である。中心市街地
  に巨大公園が多いのは良いが、見方を変えれば、土地を有効活用できていない。最たる部分は、豊田浄水場跡地と旧農業試験場の有効利用
  だ。
   住みやすい郡山を模索し、市民の誰もが納得できる税金の使い方を検討してほしい。隣りの本宮市や須賀川市と比べても郡山の住民税は
  べらぼうに高い。周辺から勤務する職場の同僚の明細を見て驚いたことがあった。給料天引きされていると見えづらいが、郡山市は膨大な
  税金をふんだくっている以上は、治水対策を始め、人口が増えるような対策を講じてほしい。

 3 滞っている未開通道路

   ① 内環状線 いつになったら環状するのか?特に富久山町の国道288バイパスでストップして20年以上が経過している。  
   ② 郡山インター線の延伸 これも富久山町の変電所付近で15年以上ストップしたまま。
     奥羽大東側の踏切からツルハドラッグにかけては朝夕の慢性的な渋滞は著しい。右折待ちの長い車列ができ、かつ富田駅の開設に
    よって、列車の通過待ちの時間が大幅に長くなった。これによって、渋滞はさらに拍車がかかった。

   ③ 奥羽大学東側の立体交差
     ヨークベニマル富久山店の南側を通る、通称「ボロゾイ通り」は喜久田街道まで繋がり、多少は久保田変電所の渋滞が減ったもの
    の、合流地点は急な下り坂で丁字路になっていて、見通しが悪く、事故の危険がある。
     実際には、そのまま磐越西線の架線の上を通過し、郡山インター線に繋がる予定だが、ここも5年以上あのままだ。この道路は4号
    線の善宝池の南側で合流する予定で、これが完成すれば、郡山の市街地の渋滞が緩和される。      

   ④ 芳賀地区
     郡山消防署から東に延びる道路は、イオンタウンの北側を通って、やがて浸水被害が絶えない芳賀地区、そして水門町へと抜ける、
    田村工業団地に勤務する方にとっては生命線と言える幹線道路だ。スマイルホテルやセブンイレブンがある橋のたもとから、横塚に抜
    ける道路もまだ一部、通行止めとなっている。これは、美術館道路に抜ける予定で工事が行われているが、地権者との折り合いがつか
    ず、工事は暗礁に乗り上げている。

 さて、郡山市では、「ぐんしん開成山プール」建設や「郡山富田駅」、「郡山中央スマートIC」などの工事は早かった。しかし、市が主体となって進める公共工事はなかなか予算との兼ね合いから工事が長引いている。特に道路に関してはなかなか捗どらないままだ。

 4  マスコミを利用しての集客アップ

   PRにはマスメディアを大いに利用すべきだ。「郡山のPR」と銘打った5~10分程度の番組を制作し、衣食住を始め、温泉場紹介や郡山
      の名所などを取り上げて、どんどん市の内外にアピールすべきだ。地元のテレビ局の番組とタイアップしていくのも一興。
   「サタふく」や「ゴジてれchu!」、「ふくしまスーパーJチャンネル」「Nスタ」の地元版で、毎回、さまざまなテーマで郡山の魅力情報
  発信してほしい。県内では「市政だより」などを放送しているが、あの手の番組は、お年寄りは見ても若い世代に興味がわく中身ではな
      い。知られざる名所を取り上げてほしい。
   毎回「行って郡山」「食べて郡山」「楽しんで郡山」「見て郡山」「聴いて郡山」などのテーマで魅力を発信すべきなのだ。
  
  私が山形市を訪ねた時には、ウォークによるスタンプラリーで、市内に点在する名所旧跡を歩き、全部踏破したら、市の窓口に持ち込むと、「山形舞子」の写真付きはがきセットが貰えた。福島交通とタイアップして、ラリー者には運賃を割引するとか、入場料を半額にするとかのサービスがあってもいい。また、スタンプを集めると、市内の飲食店の割引券がもらえるとかの特典があってもよい。おいしいラーメン屋などは、それでリピーターができるかもしれない。郡山に行ったら、ぜひあそこのラーメン屋で食べてという口コミ効果が期待できる。
 また、カフェオレとクリームボックスを昼食に付けるサービスがあってもいいかも。 

   スタンプラリー例

  スタート郡山駅→陣屋跡→安積国造神社で参拝→合同庁舎(クイズ:この場所は何の映画で撮影された?)→麓山の滝→FCT Chuてれスタ
   ジオ見学→公会堂(クイズ:この場所は世界遺産の何をモチーフに作られた?)→開成山公園(SLを探せ!・桜並木は何の映画のロケ地?)
   →開成館(日本遺産の安積疎水の勉強)→安積開拓記念館(安積高校クイズ:この建物は何のロケで使われた?ザ・ベストテン中森明菜の中
   継、NHK坂の上の雲・二宮和也の坊ちゃん)→バス移動→浄土松公園(きのこ岩:クイズこの奇岩群は世界遺産の何に似ている?東北の〇〇
   〇)→郡山ワイナリー(ゴール) 

  郡山市民が意外と知らない名所

   高屋敷稲荷神社(千本鳥居) 菅舩神社  御霊櫃峠から見える猪苗代湖の眺望 銚子ヶ滝 横穴式遺跡(田村町)
   静御前堂(美女池伝説) 旧三森峠の縄文住居  大町の分岐道標  松尾芭蕉が歩いた道(田村神社・日和田松林)
   ペグマタイト岩脈 でこ屋敷 水力発電所 柴宮の案山子   
    
 さて、市役所の役人でも何でもない私だが、我が愛する郡山の行く末を案じ、老婆心ながら、懸念される課題を書き綴ってみたが、あながち的外れでもないだろう。  
 私が生を受けて、秀瀬市長、高橋市長、青木市長、藤森市長、原市長、品川市長と市長は変わったが、行政の基本方針はあまり変わっていない。今は、旧態依然ではなく、生き残りをかけて自らアイディアを出して、魅力溢れる街づくりを実践していってほしい。子どもが住みやすい街、老後を明るく過ごせる街、そして何より若者が生き生きと働ける街の実現に向けて邁進してほしいと願う。
 

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コメント

はじめましてでしょうか。課題といえるかもですが
映画でしょうか。

福島はいうまでもないでしょう、またいわきでもtoho系?の映画館が
できましたし。陰謀などの空論は抜きにして
郡山にも既存以外の新しい映画館が望ましいでしょう。

望まれるというとホビー系の商材を扱う店でしょう。
ジョイフルホンダにはこう言ったのが豊富に
あります。
東急ハンズもまた多いと言えます。


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