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2019年11月28日 (木)

嗚呼 哀しき北海道の鉄道

 今から時を遡ること35年、1984年に私は北海道に住んでいた。学生だったため、住民票を移さなかったことで、記録には残っていないが、確かに2年間、札幌か40kmほど離れた雪深い地方都市に住んでいた。
 その頃はバブル景気の黎明期で、物資的には潤っていた時期だった。その頃、北海道には数多くの国鉄の路線が走っていたのだが、民営化の波が押し寄せて以降、採算を重視した経営者側が赤字路線を廃止しようという動きが相次いだ。それを阻止しようとする国労側と激しい闘争があり、反対派は人員整理や早期退職の憂き目にあった。そして、私が住んでいた2年間で数多くの路線が廃止に追い込まれた。

 1984年~1986年頃までに廃線なった北海道の路線

 万字線 美幸線 興浜北線 興浜南線 渚滑線 相生線 白糠線(1983年) 岩内線 胆振線 富内線 瀬棚線 

 私が北海道を去った後も、廃止の流れは止められず、「愛国から幸福へ」で一大ブームを巻き起こした「幸福駅」の「広尾線」や炭鉱街で映画のロケ地として有名になった夕張を貫く「夕張線」も今や過去の遺物と化してしまった。

 1987年~2000年頃までに廃線になった北海道の路線

 天北線 名寄本線 羽幌線 湧網線 標津線 広尾線 士幌線 歌志内線 幌内線 松前線 上砂川線

 私が北海道に住んでいた時に、冬場、「昨日、悲別で」のロケ地を見て回るのに、実際に「砂川~上砂川」まで鉄道に乗ったし、「幸福駅」では「広尾線」を走るディーゼルカーを見送ったのを覚えている。今となっては懐かし想い出だ。
 バイクで走行中、橋の下を通過する広尾線の列車と交差したのも記憶にある。 
 2000年以降も「江差線」「石勝線夕張支線」が廃止に追い込まれた。
 夕張には今年7月に訪れたが、その時すでに、わずか4か月前に廃止となっていた。

 いずれも北海道在住時には、バイクツーリングで訪れた、想い出がいっぱい詰まった場所だ。
 そしてバイクでツーリング中、何度も旧国鉄の線路と交差したり、無人駅で野宿した経験がある。もう廃止になり、列車が二度と通らない状況を目の当たりにするのは辛かった。そこに暮らす住民の心情を察するといたたまれなかった。

 そしていよいよもうすぐ、次の赤字を抱えた路線が廃止になることが発表されている。

 1 札沼線 2020年5月廃止予定 北海道医療大学の最寄駅だけに、学生の足を奪うのではないかという懸念がある。
       以前、「太川・蛭子の旅バラ」でスクールバスが出ていたので大丈夫だとは思うが。
 2 日高線 自然災害により鵡川~様似がバス代行運転に
 3 根室線 駅の廃止が相次いでいる。富良野ー新得間
 4 留萌線 深川ー留萌間

 今年の夏に「幾寅駅」を訪ねたが、バス代行運転だった。「鉄道員」の舞台となった「幌舞駅」だ。

 私が北海道にいた時は、バイクに乗っていたため、あまり鉄道を使う機会はなかった。
 しかし、バイクでは走れない冬季間は鉄道やバスに頼るしかなかった。

 ① 札幌までスキーのジャンプ競技と雪まつりを見に行った時
 ② 丹頂鶴と流氷を見に根室本線の夜行列車に乗った時、
 ③ 郷里である福島まで帰郷した6回だった。
   その際には、津軽、八甲田といった夜行列車で青森まで行き、青函連絡船に乗り換えて函館に渡り、さらには札幌まで道内を室蘭本線で特急に乗って移動した。これらは今となっては貴重な体験だと言える。

 ちょっとブレイク(北海道の路線では当たり前だった光景 線路無き雪原を行く列車)

 https://www.youtube.com/watch?v=N25pk4yFck0

 私が1992年の夏に野宿した「美留和(びるわ)駅」

 https://www.youtube.com/watch?v=YpSx9Zh8poE

 現在の「幸福駅」

 https://www.youtube.com/watch?v=mfhOEU7VtlQ

 この動画を見ると数十年振りに訪ねて、当時を懐かしんでいるような映像が多く、私が行ってきた体験と重なり、共感してしまう。


 かつては北海道の開拓や産業を支えた広大な北海道の鉄道路線。明治の開通に始まり、最大で総延長4,000km以上あった北海道の鉄道は、あと数年で半分程度の2240.5kmにまで減ることとなる。かつては石炭や鰊、スケソウダラで繁栄した北海道も、人口減少とエネルギー転換などを理由に廃線が相次ぎ、地元住民の生活の足を奪ってきた。一部でバス代替運送が行われている地区もあるが、車がなければどこにも出られない有様で、高齢者が多い過疎地方は、ますます廃れる一方である。

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