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2019年10月 1日 (火)

郡山の幻の計画

 郡山は壮大なプロジェクトを計画するが、実現できずに、尻すぼみで終わってしまう傾向がある。 かつては高橋市長の時に、今のビッグアイが建つ場所に「そごう」を誘致する計画があったが、これに反対する「うすい百貨店」などの既存デパートの関係者たちが、県会議員だった青木久氏を担ぎ出し、反対運動を展開し、これをぶち壊した経緯がある。その青木氏はあろうことか、大学卒業資格が得られない「テキサスA&M」を本町に誘致し、数年間で廃校に追いやられる顛末を残した。
 また、東海大学や広島に本校がある立志館大学の誘致にも失敗した。このように、郡山という土地柄はやや閉鎖的で、新参者を受け入れない傾向があってか、大型プロジェクトが計画途中で頓挫することがしばしばあった。

 では私が知る限り、幻となった計画を挙げたい。

 1 旧日東紡第一工場跡地利用計画

 今でこそ21世紀記念公園として市民のオアシス的存在となっている広大な公園。災害の際には避難所や地下に備蓄倉庫まで兼ね備えてあると聞く。しかし、開発当初の計画(青写真)は、壮大なものだった。
 地上96mの高層ビルに加え、商店街も兼ね備えた複合ビルを建設し、さらにその上部には巨大な災害時の情報収集用のアンテナを建造する予定だった。しかも、その隣には国際会議場兼音楽ホールまで備えた一大施設を建設する手はずだった。もちろん現存する三角屋根の建物や公園も残してである。立体式の350台収容可能な駐車場を隣接させ、横断通路で結んだマルチメディアタワーや労働福祉会館まで移転させる計画だった。論より証拠、その計画書を見てほしい。(クリックすれば拡大します)

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 もしこれが実現していたら、郡山市民はこの建設のために、巨額な税を負担させられ、徴収されていたかもしれない。
 一方では、市内の人や車の流れも大きく変わっていたかもしれない。

 2 カルチャーパーク野球場

 はっきり言って、ヨーク開成山球場は、スタンドなどを改築してリニューアルオープンしたとは言え、福島市のあづま球場やいわき市湯本のグリーンスタジアムの美しさとスタンドの広さには遠く及ばない。もともと、カルチャーパークを建設する際に、プールの北側の、現在も広大な駐車場になっている場所に、近代的設備を持つ、ナイター照明完備の野球場を建設する予定だった。それが、オープンから30年以上経過した今でも遊園地とプールは設営されているが、いまだに野球場は未着工のまま取り残されている。皮肉なことに、そこの駐車場は、真夏の花火大会の会場として利用されているにすぎない。
 一方、開成山は、はっきりって駐車場がない。もし巨人戦などを誘致しようものなら、交通の利便性がよくない。プロ野球の公式戦は、福島やいわきに持っていかれっぱなしだ。陸上、野球、水泳の大会が重なる5~7月頃の内環状線の夕方の交通渋滞は激しい。
 では、30年以上前の「カルチャーパーク」建設計画とはどんな内容だったか、その計画デザインを見てほしい。

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 上の予想図と下の計画予想図のどちらも右上に描かれているのが野球場だ。たぶん福島に対抗して巨人戦を呼べるほどの立派なベースボールパークを建設したかったに違いない。しかし、バブルがはじけ、さらにはリーマンショックや震災などで、このプロジェクトもまたとん挫したままとなっている。

 さて、2大失敗プロジェクトを振り返ったが、私が最も今、懸念している2つの再開発計画がある。

 ① 旧豊田浄水場跡地の利用

 ここは郡山市の中心市街地だけに、跡地利用は慎重にやってほしい。しかも水場だっただけに、湿地であり、地盤が緩い。ここを利用するのであれば、広大な駐車場を含めたスポーツ施設の集約を推進してほしい。最近、耐震補強工事を完了してしまった総合体育館を移転させ、駐車場がない郡山市民文化センターを移転させ、一大スポーツ&カルチャーパークとする。そして、現在の総合体育館を全面駐車場として利用すれば、内環状線を挟んで東西にまたがる2大スポーツ施設となり、駐車場問題も解決できる。
 まさか、県庁を郡山に移転させるようなことが起きても対応できるように、ここを建設用地としてこれから先、長年ストックして放置する腹ではないのだろうか?

 いろんな憶測が絶えないが、ここは郡山の中心市街地にある一等地だけに、その広大すぎるほどの土地の有効利用が求められる。

 その後、あの中心市街地の広大な一等地に郡山市内のどこかの進学校を移転させて、中高一貫教育校を新設するという噂が俄かに出て来た。真偽のほどは定かではないが、そうなると郡山市内の受験地図が一気に変わる可能性があるし、人の動きも変わる。安積か黎明、あるいは会津地方で会津でもなく葵(旧会津女子)でもない、若女を中高一貫教育として学鳳となったように、3番手4番手の郡山・郡山東あたりをするのだろうか?だとしたら、大規模改修工事を終えたばかりの黎明があるので、黎明を移転させることは考えにくい。するとほかの3校になるとしたら、受験競争は一気に激化する。逆に中学校に入学する時点でのお受験がまた大変になるだろう。駅から歩いても30分以内の好立地なので、磐越東線や東北本線沿線の生徒も通学至便だ。

 ② 郡山市富田町の旧農業試験場(現・応急仮設住宅)跡地の利用

 農業試験場は10年以上も前に日和田に移転した。北側に富田駅も開業し、交通の利便性が向上し、土地代も値上げ傾向にある。この試験場跡も広さは東京ドーム3~4個は入るほどの大きさだ。この土地の有効利用も大切だ。インター線の拡張工事もストップしたままだが、これがうねめ通りや旧国道4号線まで抜ければ、交通状況が大幅に改善される。奥羽大東側の踏切渋滞も緩和されるだろうし、ツルハ前の右折待ち渋滞もなくなる。
 富田駅の南側には近年、「医療機器開発支援センター」なる白亜の巨大建造物が建設されたが、何をしている施設なのかはあまり知られていない。

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 ③ ベニマル本社移転後の朝日町の再開発

 かつて「ユアファクトリー」という名のホームセンターがあった広大な敷地は、その後、24時間でたった400円という超激安コインパーキングだったが、そこはもともとヨークベニマルが取得していた土地で、今はアスファルトの更地となっている。そこに、来年にも工事を着工し、本社ビルを建設する予定があるという。ベニマル横塚店や方八町店とも至近で、郡山駅東口の一等地であることから連絡がしやすい。絶好の場所といえる。

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 しかし、移転後の現在の郡山朝日町の社屋はどうなるのか?再々開発を郡山市に託すのか?それともベニマルが配送センターのような場所に改築するのか、はたまたライフフーズの工場としてリニューアルするのか?その動向が注目される。

 さて、いろいろな面で再開発に対する見通しや土地の有効活用に関する提案らしきことを書き綴ったが、市民の関心が高いところだと思う。郡山はひとえに税金(住民税・市県民税)が高い地域だ。私などは30年以上税を郡山市に払っているが、その額は相当なものだ。おそらくウン千万円規模だと思う。
 したがって、市長を始め、市の役員には実りある使い方をして貰いたい。間違っても絵空事の一大プロジェクトをぶち上げて、どこかの政党のように実現できないマニフェストを掲げるのではなく、地道に市民の声に耳を傾け、郡山の発展に寄与していって貰いたいものだ。
 

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