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2019年9月13日 (金)

忘れられない一曲⑧

 昨日に続き、80年代に闊歩した「ハートカクテル」の名曲をお送りしたい。「わたせせいぞう」監修の当時の若者たちの憧れの恋愛模様を描写した第一人者だが、そのBGMは彼の相棒として名曲の数々を世に送った「松岡直也」であった。彼は港ヨコハマの本牧で生まれた生粋のハマっ子であった。ジャズピアニストであり、フュージョンのオーソリティでもあった。

 Heart Cocktail 「カモメが連れてきたカノジョ」

 夏には青い海がよく似合う。照りつける太陽に反射する桟橋を渡る黄色いビートル。
 遥かな遠い水平線を目指して飛ぶカモメたち。
 砂浜に乗り付けたダットサントラックの荷台に積まれた真っ赤なサーフボード。

 照りつける太陽に汗ばむ素肌。無数のビーチパラソルが汐風に揺れる。
 どこを切り取っても映画のワンシーン。そして誰もが主人公。
 
 夏の海は、理性のブレーキが緩む。ひと夏の恋に焦がれた若人たちが繰り出す浜辺。
 グラサンにサンオイル。焼けた肌にまとわりつく砂。
 不意に飛んでくるビーチボール。笑顔が煌めく。
 国道沿いのカフェでは、カップルがトロピカルジュースのグラスを傾ける。

 岬の突端を目指して汐風とドライブ。カーステからはお気に入りのナンバーが優しく奏でる。
「どうして君はひとりなんだい?」風がそっと語りかける。
「ひとりが好きなだけさ」
「だって、助手席に誰かいたら、話に夢中で海を独り占めできないだろ」
 なんてくさいセリフをウミネコにつぶやいてみる。

 すれ違う車は愛しいパートナーが傍らにいて、黄昏の海岸線を楽し気に行き交う。
 ボクは缶コーヒーを飲み干して助手席に放り投げた、そんなひと夏の想い出。

 

 

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