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2019年8月23日 (金)

忘れられない一曲⑤

 人にはお気に入りの曲というのが誰にでもあるだろう。かくいう私にもたくさんの楽曲に励まされて今日まで生きて来たと言って過言ではない。人生の応援歌として存在する曲もあれば、そのイントロを聞いただけで鳥肌が立ち、感動の涙を誘う曲。

 今週はそうした忘れられない、記憶に残る珠玉の曲ばかりを集めているが、振り返ると、坂井泉水さんや村下孝蔵さんなど、今はもう生では聞くことのできない、早世した方々が多いことに気づく。今日もまた同じ傾向だが、あまりにも若くして、志半ばで天国に旅立った、そんな元アイドル歌手で、最期は実力派歌手として成長しながら、惜しまれつつ亡くなった方を取り上げる。

 本田美奈子 「アメイジング・グレイス」

 彼女の美声は、まさに「天使の歌声」と言える。神様が召したくなるほどの美しく透き通るような声。どこか悲しげでもあり、少女の面影を残すようなうつろいや陰すら感じる謎の魅力が漂う。

 1980年代に空前のアイドルブームが沸き起こったが、そこに新星の如く登場したのが本田美奈子さんだった。スター誕生出身で、歌唱力にも定評があった。へそ出しロック激しいダンスで歌っていた頃から、晩年は、その歌唱力が認められて「ミスサイゴン」に抜擢されバリバリのオペラまで幅広いジャンルに果敢に挑んだ。まるで自分の生きる道はそこしかないと悟ったかのような、大声量で歌い上げるスタンスであった。

 しかし、彼はあまりにも突然に天国へ旅立った。急性骨髄性白血病だった。再び舞台に戻るという確固たる強い信念で懸命に治療を行い、闘病生活に明け暮れたが、骨髄移植を待つ間にも病状は進行し、臍帯血移植手術を受けて、経過観察していたが、入退院を繰り返した末に、病状が急変し、2004年11月6日に38歳という若さで亡くなった。本田の死は社会に衝撃をもって受け止められた。本田の遺志により朝霞で行われた通夜にはファン・関係者合わせて2700人、告別式には3700人が参列した。彼女の公式ファンクラブは多数の要望により没後も存続することになった。 

 最後に、彼女が復活を信じて闘病生活を送っていた病室で、お世話になった看護師さんに向かって歌い上げた「夜明けのうた」を紹介して彼女のご冥福祈るとともに、彼女の功績を偲びたい。

 

 歌を愛し、多くのファンに愛された美奈子さん、どうか天国でもその素敵な歌声を響かせてください。

 

 

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