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2019年8月 2日 (金)

高校野球に対する私の究極の改革案

  今年、岩手県代表となったのは甲子園常連校の「花巻東」だった。しかも決勝で注目の佐々木投手が登板を回避したことで思わぬ大差がついたのはご存じのことかと思う。将来性のある投手を、登板過多による故障を防ぎたかったとの監督の独断で、エースを投げさせなかったことは、甲子園でその雄姿を見たいと望んでいた高校野球ファンを失望させ、プロ・アマ球界のみならず、世間の注目を浴び、その是非を巡って論戦が熱を帯びるという結果を残した。
 賛否両論は別として、確かに昨年の吉田輝星投手が灼熱の太陽が照りつけた大変な猛暑の中、ひとりで決勝まで投げ抜き、肩や肘の故障を懸念する声も聞かれたのは事実だ。その球数は100年に渡る甲子園の中で歴代2位となる878球だった。

 かつて「平成の怪物」と称され、横浜高校時代に春夏連覇を成し遂げた松坂大輔もまた然り。彼は、準々決勝のPL戦で延長17回を一人で投げ抜き、準決勝の明徳義塾戦でもリリーフでスクランブル登板、そして翌日の決勝ではノーヒットノーランを達成し、で完封勝ちするなどド派手なパフォーマンスで伝説となった松坂大輔もまた、776球という半端な投球数ではなかった。

 その後も、歴代1位の948球を投げた斉藤祐樹率いる早実と駒大苫小牧の田中将大の決勝戦での投げ合い。延長でも決着がつかず、翌日再試合が実施されるなど、幾多のドラマを生んだ高校野球。確かに、絶対的エースにかかる期待と負担は相当なのだ。その後の斉藤のプロ入り後の戦績はあまり芳しくはない。

 プロ入り後、田中投手は楽天時代に、巨人との日本シリーズで前日に二試合分に相当する192球を投げた翌日、最終戦でもリリーフ登板し、優勝投手になった。この日本シリーズだけで田中は302球も放った。しかし、ご承知の通り、その後、メジャーに行った田中投手は、その時の負担が仇となったかは明らかではないが、肘に故障を抱え、メスを入れるという決断をするに至った。

 そこで、私は自分なりに究極の改正案を考えてみた。

 それは、地方予選で敗れたチームの中から、その都道府県の推薦によって、甲子園出場を逃した将来有望な選手にも出場機会を与えるというものだ。

 ノンプロ最高舞台の「都市対抗野球」は、かつてその都道府県を代表するチームという意味合いから、地方大会で優勝し、全国大会出場を果たしたチーム以外に、他のチームから助っ人として「ふるさと選手」という名目で出場を認めていた。

 しかし、高校野球では、高体連、高野連いずれもそうだが、教育的一環として部活動が位置づけられている。特に高校野球は、NHKが全試合を生中継するほど、国民の関心度が高いスポーツである以上、規則や規律にうるさい。選手だけでなく、部長や監督の体罰や不祥事だけでも出場停止に追い込まれるほど厳しい。よって、今回私が示す改革案は到底受け入れられるものではないことは百も承知であえて申し上げる。
 

 そもそも高校野球は学校の部活動の時間帯に練習を行う。そこで心技体を鍛え、日々の厳しく苦しい練習に耐え、チームメイトと共に苦楽を分かち合い、そしてチームで勝ち上がった末に甲子園出場という栄冠を手にする。その仲間意識や絆は図り知れないほど強い。そこによそ者である部外者を入れ、混成チームを築くなどチーム愛が損なわれるので言語道断と思うのが大方の意見だろう。


 だとしたら、大学駅伝の「関東陸連」のように、惜しくも甲子園を出場を逃し、都道府県代表になれなかった多数の学校から、有望選手を推薦してもらい、高野連が成績などを考慮して選出し、1チームだけ混成チームを別個に作り、トーナメントの試合に出場させてみてはどうか。

 当然、これまでの伝統をぶち壊す案というのは先刻承知だ。長年高校野球を応援しているファンには到底受け入れがたい案だし、許せないと思うかもしれない。3年生は一度でも敗れれば即引退を余儀なくされ、だから一球一球真剣勝負で、勝ち負けの涙が感動を誘うという意見も多少なりともあるに違いない。

 一方では、これほどの過密日程で、部員数が少ない学校では、エースにかかる負担はかなり大きい。しかし、この案があれば、「何が何でも甲子園に出たいから」連投に継ぐ連投で、肩や肘を壊す覚悟で無理して投げ抜くという従来の発想自体がも減る。
 
 一発勝負の高校野球では、本人のその時期の調子の良しあしや故障、体調不良なども考慮できるし、多投によって疲れが増すことで本来のパフォーマンスができずに勝敗にかかわることも回避できる。もちろん、この推薦制度は、本人に出場する意思があり、事前に本人の承諾を得た上での話で、本人が辞退を申し出れば、強制はしないという条件のもと行う。

 かつて高校野球ファンが待ち望み、甲子園という大舞台でその雄姿を見たかった大谷、清宮、佐々木はいずれも3年次には甲子園には出場できなかった。それを逃して悔しい思いをした本人やファンにも救いとなる。そして自己アピールできる場を提供できる。

 現に少子化により、複数の学校でひとつのチームを編成する合同チームもまた増加している。近年の諸般の事情を鑑みれば、この案も高校野球の改革のひとつに加えてほしいと願う。

 現在一道一都二府43県から49の代表校(北海道と東京のみ2校出場)に1校ぐらい都道府県選抜チームを加えたところで日程的に厳しくはならない。実際に記念大会などでは特別枠(21世紀枠など)が取り入れられている。

 私の改革案だと選手も助かるし、ファンも喜ぶ。こうした建設的な改革案をぜひ取り上げ、議論に加えてもらいたいと思う。
 

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