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2018年12月 8日 (土)

往年の名曲をあなたに(洋楽編⑦)

 本音を言えば、このシリーズ記事は10回限りで終了する腹積もりだった。しかし、それだと20曲しか想い出に残る名曲はないのか・・・と批判されそうなので、25回まで延長したい。すると50曲紹介できる。洋楽には様々なジャンルがあって、フォークやロックだけでなく、カントリーやソウル、ボサノバやジャズなど多種多様だ。そこには歴史があって、それぞれの時代背景によってメッセージ性が強く曲に反映されている。例えば、ベトナム戦争時には反戦運動としてジョンレノンを始め、多くのアーティストが平和を呼びかける楽曲を世に送った。
 私は学生運動の世代ではない。どちらかと言えば、バブルの絶頂期に大学生活を送ったクチだ。もちろん戦争を知らない世代だが、彼らが奏でた洋楽の数々は、世代や時代を超えてなお、心に率直に響くものがある。それは「歌の魂」と呼べるもので、「人生知」にも似た真実の叫びだからにほかならない。

 ちょっと大袈裟だったかもしれないが、今日はそうしたメッセージ性の強い2曲をお送りしたい。

 Imagine ジョン・レノン

Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above us only sky
Imagine all the people living for today

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace

You, you may say
I'm a dreamer, but I'm not the only one
I hope some day you'll join us
And the world will be as one

 1971年にリリースされたこの曲は、国家や宗教や所有欲によって起こる対立や憎悪を無意味なものとし、曲を聴く人自身もこの曲のユートピア的な世界を思い描き共有すれば世界は変わる、と訴えかける。人類愛や平和を勧める歌として多くの人々に愛唱されてきたが、共産主義的思想であるという批判も存在し、ラジオやテレビなどでは時に放送禁止になったりもする。彼は反戦運動にも傾倒していった。そんな彼は1980年、自宅アパート前でファンと名乗る男の凶弾に倒れた。全世界の人々が衝撃を受け、彼の死を悼んだ。

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  Heal The World    マイケル・ジャクソン

There's a place in your heart
and I know that it is love
and this place could much brighter than tomorrow

And if you really try you'll find there's no need to cry
In this place you'll feel there's no hurt or sorrow

There are ways to get there
if you care enough for the living
Make a little space
Make a better place

Heal the world Make it a better place
for you and for me and the entire human race
There are people dying
if you care enough for the living
Make a better place for you and for me

If you want to know why
there's a love that cannot lie

Love is strong
it only cares for joyful giving
If we try we shall see
in this bliss we cannot feel fear or Dread
We stop existing and start living

Then it feels that always
Love's enough for us growing
Make a better world
So make a better worldHeal the world

Make it a better place
for you and for me and the entire human race
There are people dying
if you care enough for the living
Make a better place for you and for me

  1992年にアルバムからシングルカットされ、アメリカで27位、イギリスで2位を獲得した。2006年6月8日に再発売され、スペインのチャートで1位を獲得。
 歌詞は人生や世界の問題をテーマにしており、今日のメディアで耳にする機会も少なくない。特に、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件直後にもよく流された。
 本作のプロモーション・ビデオでは、アメリカやアフリカ、中華人民共和国や中東、東ヨーロッパなどで内戦や政府による抑圧、人種差別や貧困等で苦しんでいるさまざまな人種の子供たちが登場する。なお、ジャクソンはこの作品の発表を契機に、1992年に「ヒール・ザ・ワールド財団」を設立した。

 これより先に、ルワンダを始めとするアフリカル難民の飢餓を救うべくイギリスとアメリカでミュージャンたちが立ち上がり、撲滅運動を展開した。イギリス発の「バンド・エイド」は「Do they know it's Christmnas?」をリリースし、クィンシー・ジョーンズの呼びかけに応じたアメリカを中心とするスーパースターたちが集い、一夜限りのセッションを行いレコーディングした「We Are the World」は全世界に波及し、ボランティアソングとして大ヒットし、その活動を伝説化した。

 第二次世界大戦終結後も、人類は愚かにも紛争を繰り返してきた。宗教を旗印に殺し合いなど愚の骨頂だが、中東やイスラエル周辺では今でも血で血を洗うような惨状が続いている。アメリカ、イラン、中国などは利権や覇権争いで一触即発の危機。朝鮮半島情勢も、やや落ち着いたが、またいつ過去の遺恨がぶりかえすか知れない。

 多くのアーティストが平和の尊さを叫び、平和の重要性を訴えているにも関わらず、国際情勢や政治は暗雲が立ち込めるばかりだ。いざこざ、利害、批判、不平等、迫害など、多くの国際問題が暗躍する中で、こうしたミュージャンたちが果たしている役割もまた大きい。  
 本日取り上げた二人は志半ばで倒れたスーパースターだが、彼らが命を賭けて訴えようとした「心の叫び」は私たち残されたものが遺志を引き継いでいかなければならない。

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