往年の名曲をあなたに(洋楽編③)
今回で3回目を迎えるシリーズ記事「往年の名曲をあなたに」。今回は、過去2回はしっとり系のバラードが多かったので、今回は趣向を変えて、アメリカならではの硬派系のダンディズム追求の楽曲を2曲取り上げたい。日本のキャロルやクールスも憧れたであろうご機嫌ロックでもある。
5 「Born To Be Wild (Easy Rider)」 Steppenwolf (1969)
アメリカの荒野の一本道をアメリカンバイクにまたがり、革ジャンスタイルでかっ飛ばす光景が目に浮かぶ。かつては洋もく系のタバコのCMにも使われた。
しかし、本家本元は1969年に公開されたアメリカ映画「イージーライダー」の主題歌として発表され、大ヒットした。主演はピ-ター・フォンダとデニス・ホッパーの名優たちの共演だった。広大なアメリカ大陸をバイクで旅しながら、様々な事件に巻き込まれていく。「自由」を体現する彼らは行く先々で沿道の人々の思わぬ拒絶に遭い、ついには殺伐としたアメリカの現実に直面する。
6 「Lovers Of The World」 Jerry Wallace
この曲は1970年代から80年代にかけて「マンダム」のCMソングとして長年愛された。男臭さがムンムン漂う俳優のチャールズ・ブロンソンが馬をひいて荒野を旅するスタイルがウリだった。マンダムは男性化粧品で、髭剃り後に塗ったくるリキッド系だった。
彼のCMはコチラ→ https://www.youtube.com/watch?v=Nabxi5DGmvg
Jerry Wallaceが歌うこの爽快な歌と、男臭さ全開のBronsonのイメージが最高にマッチした男性化粧品「MANDOM」CMのインパクトは凄まじく、後に広告主「丹頂化粧品」の社名を商品名の「マンダム」に変更する程の社会的周知の広がりを見せた、まさしく一世を風靡した大ヒットCMとなった。
信じられないが、この映画やCMが一世を風靡していた時代からすでに40~50年もの月日が流れ去った事実。自分も歳をとる筈だ。しかし、40年以上が経過してもやはり曲調なども古さは感じない。洋楽の持つスピリットは躍動感に溢れ、どこかノリノリで気持ちを若くしてくれるような魔力を秘めている。
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