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2018年11月 2日 (金)

心にしみる楽曲

 江戸時代は平均寿命は50歳程度だった。天然痘や麻疹、コレラといった流行り病や脚気、結核によって命を落とすケースが多かったかららしい。そう考えると、自分の人生はとっくに終焉を迎えていたと言える。
 そう考えると「仁-JIN-」ではないが、医学の発展は日進月歩で、ペニシリンなどの発明によって飛躍的に平均寿命が延びたといえる。
 気づけば自分も五十路となった。中年もいいところで、日増しに増える白髪もトレードマークになってきた。気持ちは未だに20代のつもりでいるのだが、それに追いつかない体力が衰えを如実に物語るようになった。
 そして、 これまでの自分の人生が歩んだ道のりや経験を歌の詩に重ね合わせるようになった。すると、これまで気にも留めなかった曲を聴くようになったり、好きになるようになった。そこで今日は、最近、五十路にはドツボに入る名曲を取り上げたい。

  「Love Letter」  槇原敬之

 私は彼の歌は20代後半によく聴いていた。「遠く遠く」は名曲中の名曲だし、スキーソングの定番だった「冬がはじまるよ」は私の恋愛時代の代表作だった。そしてJR東日本の「新幹線青森延伸」CMソングで、旅情にぴったりな曲「素直」。今でもお気に入りだ。

 しかし、この曲は私の初恋を思い出させる。好きな人に「好きだ」となかなか口に出来なかった時代。言った途端、それまでの良い関係が壊れてしまいそうで、喉まででかかった言葉を飲み込んだ。甘酸っぱくもほろ苦い青春時代の想い出がこの曲には凝縮されている。

 同じような経験をしている人は、この歌詞を詠んで共感できる部分が多いに違いない。人生は出会いと別れの繰り返しで、特に、転校や卒業を契機に環境ががらりと変わってしまう。就職もまた然り。希望に胸を膨らませて地方から東京へ出てくる人。夢破れてふるさとへ帰る人。多くの感情がそこには交錯し、そしてまた去来する。
 歴史は繰り返されるといわれるが、人生模様も同様のことが言えそうだ。

 そんな人の生き様をこの曲が代弁してくれている。やはり槇原敬之は天才だと実感する。感性が豊かで、周囲のちょっとした変化に気づけ、物事の道理を理解し、そして描写する能力に長けている。決して理想だけでなく、現実も弁えて、それを詩に表現している。

 

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