私が「ブラックペアン」にしたコメント
久しぶりに見ごたえのあるドラマに出会えた。たぶん同じ「日曜劇場」で放送された「JIN-仁-」以来ではないかと思う。それは二宮和也主演の「ブラックペアン」だ。毎回録画し、1話に付き6~7回はリピしている。
まるで私が大好きだった漫画「スーパードクターK」の実写版のように見ている。どんな医者も見放した窮地に現れて、いとも簡単に手術を成し遂げ、颯爽と帰っていく。
そこで私が「ブラックペアン」のホームページのファンメッセージ欄にコメントした内容をここで備忘録として掲載したい。
1 第5話
50過ぎの私が見ても毎回ハラハラする展開にぞくぞくと痺れています。渡海先生の卓越した手技や、冷酷そうな立ち居振る舞いは腕の立つ「孤高の天才外科医」であり、「ダークヒーロー」どころか誰もが匙を投げた病魔に立ち向かう「ラストホープ」そのものです。危機的状況に、まるで救世主のように颯爽と現れ、いともかんたんに患者の窮地を救う。
第5話では、小春ちゃんの固まりにくい血液性質を察知し、誰も気づかなかった「自己血輸血」の処置を指示し「もしも」の事態にひとり備えていた。そして手術の際、小春ちゃんが生死の境をさまよう状況に陥った場面で、猫ちゃんを引き連れて颯爽と現れ、顔面蒼白で助けを求める高階先生に「行くぞ」とだけ告げ、三人揃って「手術室という名の戦場」へ向かうシーンは鳥肌が立ちました。目には見えないが、患者の命を救いたいという共通の目的と両者の信頼関係を実感できたし、医師としての究極の使命感がひしひしと伝わってきて思わず身震いしました。
周囲は渡海先生を「手術室の悪魔」と嘯いていますが、誰もが彼の秀逸した腕を認め、一目置く存在だ。実際のところ彼に頼りきっているし、心の底では賞賛しているにちがいない。
そして手術中の緊迫したシーンでは、途方に暮れる周囲をよそ目に「東城大はできるんだ」と自信たっぷりに言い放ち、その格の違いを見せつけた場面は、痛快そのもので、見事というほかない。帝華大の高慢な連中の鼻っ柱をへし折り、視聴者のモヤモヤを吹き飛ばしてくれた気がしました。手早く処置を終え、感謝の言葉を伝える高階先生に「これくらい当然だ」と医師としての本質を諭し、さらにロボットアームの第一人者として鳴り物入りで東城大に乗り込んだ帝華大の松岡先生を睨みつけ、「医者だからな」と決定的な捨て台詞は圧巻。
どんなに科学技術や医療が進歩しても、「最終的に病気を治すのはロボットではなく人間の手なんだ」ということを示唆しているようだった。私自身が病気になったら、こういう本物の医師に駆けつけて助けてもらいたいと切に願う。「究極の医師の姿」をこれからも描いて欲しいと思います。
TSUN (53) /男性
2018年5月21日 (月) 19:54
2 第7話
TSUN (53) /男性
2018年6月6日 (水) 21:46
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